グルタチオンによる眠気について

グルタチオン摂取によって「強烈な眠気」に襲われる方がいます。

頻度は少ないのであまり注意喚起しておりませんでした。

機序としてはこんな感じです。

サプリメントなどで取り入れたグルタチオン(還元型グルタチオンは)、体内の活性酸素と反応して「酸化型グルタチオン」に変わります。
「酸化型グルタチオン」は、活性酸素の除去反応の結果つくられる物質です。

そして、この「酸化型グルタチオン」は「睡眠物質」と言われています。

つまり
体内(特に脳)に活性酸素(毒)が多いと、グルタチオン補充によって、睡眠物質である酸化型グルタチオンが増えてしまい眠くなってしまう
という機序が考えられます。

脳の活動によって生じた活性酸素などの細胞毒を解毒して、脳細胞を守ってくれる働きがあるといわれています。
そして寝ている間に脳の解毒を行い、神経細胞を修復するとのことです。
自分の認知症患者さんでグルタチオンを定期的に摂取・点滴している人は何年もほとんど進行していないというのは、この機序によるものかもしれません。

脳にたまった重金属の解毒が行えているのもあるでしょうし、結局は重金属がたまれば炎症が起きてしまいます。
炎症が起きていれば活性酸素ができる。
グルタチオンは(重金属の)解毒もできるし、活性酸素も除去してくれるのです。

ですから眠くなるのは副作用ということではなく、体にとっては良い反応でもあります。
ただ仕事や運転に支障をきたすのは良くないので、眠くなるという方はまず、就寝前の摂取だけから始めるのが良いでしょう
(脳内の)活性酸素が減ってくれば、日中に摂取しても極端な眠気に襲われることは少なくなる可能性があります。

ただこれは体質による部分もあるかもしれません。
みんな活性酸素は常に体で作られ続けていますが、みんながみんなすぐに眠くなってしまうわけではありません。
わずかに酸化型グルタチオンが増えてしまっただけでも過敏に眠くなってしまう人というのがいるのかもしれません。
そこは正直はっきりわかりません。

自分や看護師さんは仕事の日は朝3プッシュ、夕3プッシュを継続してきましたが、これまでグルタチオン摂取後に極端に眠くなることはありませんでした。
というかそもそもいつも眠いのではありますが…。

で、先日、ワクチン3回目接種後の患者さんの採血を看護師さんがおこなった直後、強烈なシェディングに見舞われたのです。
頭痛、歯の痛み、めまいなどです。
で、車に戻ってから(訪問診療の患者さんでした)、すぐにグルタチオン補充をおこないました。

基本は朝3プッシュ、夕3プッシュのみで、グルタチオンは訪問診療には持ち歩いていなかったのですが、その日は実験で、こまめに摂取したらどうなるかを試していたのですね。

で、強烈なシェディングを受けたばかりで症状も強く出ていた看護師さんがグルタチオンを摂取したら、その直後に強烈な眠気をもよおしたのです。
催眠術にでもかかったかのようで、こんなことは初めてでした。
すかさず移動中寝てましたzzz。

今まで、グルタチオン摂取で強烈な眠気に襲われたことはありませんでした。

つまりは強い頭痛も起きていましたから、シェディングによって超大量の活性酸素が発生していたと考えられます
それで吸収の良いグルタチオン摂取により、瞬時に酸化型グルタチオン(睡眠物質)が大量に作られてしまったのでしょう

なかなかおもしろい実験でした。
いや、実験と言ったら看護師さんに失礼か。

でも、上記の機序が理解できる出来事でした。
そしてシェディングというものはほぼ確実に体内に活性酸素を作るということが推測されました。
そしてリポソーマルグルタチオンの吸収の良さ、即効性も再確認できた次第です。

グルタチオンによる眠気は、活性酸素を除去している証でもあります。
あまりにも活性酸素が多いと、脳を強制的に眠らせて、活性酸素(毒)を除去し、脳を修復・守ります。
グルタチオンはやっぱり認知症予防、神経疾患予防には間違いないかもしれない。と思った次第です。
そしてたぶん脳だけではなく、活性酸素の除去は体全般にいえることかと思います。

上記のグルタチオンと眠気については、余裕ある方は以下の資料をご参考ください。
PDF資料です。

酸化ストレスと睡眠

体の老化は、脂質の過酸化反応によって過酸化脂質ができますが、その過酸化脂質によって体がサビついてしまうのですね。
ちなみにこの過酸化脂質ができる過程で活性酸素が関わってきます。
この過酸化脂質が、老化や種々の病気を引き起こします。

リポフスチンという「老化色素」とも呼ばれるものが肌のくすみを引き起こしたりしますが、このリポフスチン生成にも過酸化脂質が関わってくるのですね。

で、グルタチオンのすごいところは、サビ予防の役目もありながら、サビ取りの作用もあるのです
KURE5-56みたい。
ちなみになぜ「5-56」なのかというと、「住所」らしいです。
当時の会社の所在地「1-16番地」から、「1-16」とう商品ができ、次の商品は数字の順番で「2-26」「3-36」「4-46」ときて、「5-56」が大ヒットしたようです。
https://www.naproearth.co.jp/special/column/?c=87

オメガ3が体に良いと思ってせっせとサプリなどで摂取されている方が多いですね。
オメガ3は多価不飽和脂肪酸なので、とても酸化されやすい油です。
過酸化脂質が大量にできてしまう可能性があるので注意が必要です。
世間ではオメガ3の良いことばかりしか言われてないですけどね。

3回目接種が定着し、機構が暖かくなってきたあたりから、なんとなくやっかいなシェディングを感じるようになってきました
自分はごくごくわずかな頭痛や歯が浮く感じを受けるだけで結構すぐに収まってしまうのですが、周囲の接種回数がすすむごとに、イメージとして「根強いシェディング」というものを受ける人が多いような気がします。
慢性的な疲労感、慢性的な頭痛、めまい、耳鳴り、痛風のような波のある足の痛みなどなど。
こんな状態が続けば、うつっぽくもなってきてしまいますね。
そして、「いっそのことワクチン打ってしまおうか」という気分になってしまう方もいるかと思います。
でも絶対に受けてはいけませんよ。
リスクだけしょうことになる。
それに今さら打ったって、大きなご褒美なんぞありませんし。

そして不思議なことに接種者全員から強いシェディングを受けるわけではないんですよね…。
少なくともグルタチオンを摂取している接種者からは強いシェディングは受けません。
なので、ご家族間でシェディングに悩まれている方は、こっそりとグルタチオンを盛ってあげるといいかもしれない
確実にその人の健康のためにもなるしね。
半分冗談で半分本気です。

ただ確実にいえることは、一番ヤバいのは接種者の「汗」です。
接種者が汗をかいているケースでは、かなり強烈にシェディングを受けます。
グルタチオン朝3プッシュ、夕3プッシュやっていても太刀打ちできないくらいです。
自分は短時間で症状は収まることがほとんどですが、それでも結構きます。
うへって感じ。
看護師さんは結構引きずってしまっています。
採血などで患者さんに密接することがあると、かなり顕著にやられます。

これからの暑くなる季節、「汗」ヤバいです。
そして、朝3プッシュ、夕3プッシュだけでは足りないかもしれません。
それで、上記に書いた実験を始めたのですね。
グルタチオンを持ち歩き、強いシェディングを受けた時点ですぐにグルタチオンを摂取するということを試してみました。
すると、かなり疲労感が残っていた看護師さんが、すぐにグルタチオンで対処したらその日はかなりマシになってました。
夕方になると疲労困憊状態だったのですが、まだ元気でした。

グルタチオン安くないですが、これからの時期はちょっとこまめにやらないと太刀打ちできないかもしれません。
人にもよると思いますが。
ですから休日の日など、接種者と濃厚接触しない日はグルタチオンはお休みして節約してください。
もちろん使い続けても問題ありませんし、その方が断然良いですが。
休日は寝る前だけでもグルタチオンやると良いかもしれませんね。

1日を乗り切るための理想としては、昼食前にグルタチオンを摂取して、少しでも良いので昼寝すること
昼寝の時間に脳を修復してもらうことです。
実は、当クリニックではずっと前から「昼寝時間」があります。
「昼寝してもいい時間」というか。
少ないスタッフで働いていますし、体が資本なので。

昼食前(昼寝前)のグルタチオンはまだ実験はしていないので、これから試してみようと思います。

最後に、
シェディングはなめたらいかんです。

シェディングが慢性的に続けば、過剰な活性酸素が作り続けられることになりますから、病気を引き起こしかねません。

4回目接種の対象拡大とか議論されてますけど、本当やめてほしい。
いくら在庫が余ってるからって…。

ワクチン接種で多くの人が亡くなり多くの人が副作用に見舞われているとか、ワクチンを打つほどに感染しやすくなっているだとか、オミクロン株には効果が弱いだとか、アメリカは追加接種はオミクロン株用を推奨しているとか、いろいろデータとか出てきているのに、これでもまだ4回目を打ちたいという人に対して、自分はもう何も言う気も一切ないし説得する気もまったくありません
「勝手にしてくれ」とだけしか思いません。
ただただ、「人様には迷惑かけないでくれ」とだけ言いたい。

ニオイにしても、このワクチンに限らず、ニオイを発している本人って気づかないんですよね…。

あっ4回目接種の人に対して説得はしないと言いましたが、それは自分で判断して打つと決めた人に対してです。
先日グループホームに入居している患者さんで、その施設は当たり前のように全員4回目接種のような雰囲気だったのですが、スタッフとご家族に説明して4回目の接種は回避することができました。
半ばあきらめていたのですが、「接種が当たり前のような雰囲気」でも言ってみればなんとかなることもあるようです。

無駄に医療機関の食いものにされないように、自分でできるケアなど役にたちそうな情報を大公開していきます。