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【レポ】関ケ原古戦場記念館4

こんにちは。
Twitterの武将アカウントを作り、岐阜関ケ原古戦場記念館の年間パスポートを作り、この度年末の積雪の関ケ原に車で行って参りましたうしきです。

関ケ原の地、近くに伊吹山という大きな山があり、そこから吹き降りてくる「伊吹おろし」という風が冷たく、また毎年積雪が多いことで有名です。岐阜・滋賀をまたがる天下のJR東海も冬季は関ケ原が越えられず運休や遅延になってしまうという困った点もあるのですが、そこは地形的に仕方がないですね。

さて、そんな東海道新幹線も(関ケ原のせいだけではないと思いますが)遅延していたクリスマスイブ。全国的にも積雪となった地が多かったようですが…。私は4回目の関ケ原をキメて参りました。

記念館近くは積雪6センチくらい?
記念館5階展望室

目的の一つは、クリスマスまで行われている、展望室のライトアップ!
関ケ原ゆかりの武将たちをモチーフにしたシルエット、セリフ等がライトの光で照らされ、影絵となって床に映し出されます。エモい…。

こちらは三成様。スタイリッシュ…!

次の目的が、関ケ原合戦をモチーフとした人形展。記念館のおとなりの関ケ原町歴史民俗学習館の2階に展示されています。前後半に展示が分かれていて、そろそろ前期の展示が入れ替わるため行って参りました。

一室に集められた「関ケ原合戦絵巻」。撮影もOK!たいへん細やかかつダイナミックで見ごたえがあります!

また12月の記念館は25日までクリスマス期間中。お子様向けの様々なイベントや、大人も参加できる催し(関ケ原組・小早川様の「裏切らないでショー」なるものも)、スタンプラリー、年間パスポート所有者特典等、お得で楽しいことがたくさん!ぎりぎり滑りこみ、年間パスポートの提示でコーヒーと飴ちゃんをいただいてきました!

こういった様々な行きたい理由がありましたが、「雪降ってるしな…」「寒いしな…」と行くかどうか悩んでいた中、クリスマスイブに訪問した決定打はやはり、関ケ原組の大谷吉継様が通常出陣(イベント等は行われない土日祝の記念館に武将様がおもてなしのために登場されること)とお聞きして!!!!

さっと移動してさっとポージングされてこの美しさ

わたくし何を隠そう(特に隠してはいない)、長年二次創作や一次創作オタクをしておりましたので、推しが「実在する」ジャンルにお邪魔するのは初めてのもので…先日記念館に伺った際も左近様のお姿を遠目に眺めながらそれを肴にオムライスを食っていたオタクなので…(ストーカー)。

はじめはお声をかけずお姿を遠目に見させていただければ大満足だったのですが…出入口の本当にすぐそばの確実に目が合う場所にいてくださったものですから、ここをスルーしては逆に無礼では!?と勇気を出してお写真を撮らせていただきました…!!!!

(↓オタクの惨状はこちら)

えええええええんかっこいいいいいいいいいいいいお声かけさせていただいてよかったあああああああああああ

千社札もいただきました!あまり千社札のシステムを理解していなかったのですが、御城イベントでゴールドの千社札がいただけるとのことでしたので、「(千社札)そろえます!!!」と謎宣言をしました。行きます来年必ずや。
お声もお優しくて、雰囲気も穏やかで、本当に、意を決して出陣してよかったです(道路は除雪されていたため問題なく安全に到着できました)。この方が演武では勇ましく、雄々しく舞われるのですからもう全員大谷の女(性別不問)になってしまう…。

しかしやはり長らくアンダーグラウンドで活動してきた後ろめたいオタクのため、今後も陰ながらひっそりと応援をさせていただくことになりそうですが…!(コミュ障)

また現在は通常展示になっておりましたが、「オラたちの関ケ原」(たしか)という、農民目線の関ケ原合戦を紹介するVTRが流れており、興味深く拝見しました。
関ケ原や戦国はやはり、かっこよくて強くてロマン溢れる武将様にスポットが当たるものですが、関ケ原に住んでいた8つの村の2000人の農民はどうしていたのか?という切り口はとても新鮮でした。よく考えればたしかに気になりますね。
内容も、戦場となることのリスクや農民の苦労がとてもわかりやすかったです。私は今回はじめて見ましたが、常設展示なのでしょうかね。関ケ原のまちから見た合戦展も面白そうです。
家康に、村が落武者等に荒らされないよう禁制を出してもらうよう直談判し、聞き入れられたというエピソード、創作なのか史実なのか分かりませんが、とても印象的でした。彼も愛知の出身で、岐阜への親近感(信長も岐阜と少し関わりますし)あるいは反乱分子への危機意識だったのか…歴史には疎いので考察はできませんが。徳川家康が、関ケ原の農民を己の「民」として認識して配慮をしたのかなと個人的に感じました。これから自らがこの国を背負う覚悟ができている男だったのかなと。
関ケ原の人々が、名も知らぬ兵士たちを敵味方の区別なく埋葬したのも…もっとも冷静に考えれば死体を放置するわけにもいかず必要に迫られてのことだと思いますが…その精神がこの地にあったからこそ、400年の時を経て現代まで「古戦場」としての関ケ原が息づいてきたのだなと感じました。いいVTRでした。

遅めのお昼は別館レストランで西軍エビフライカレー!でかい!!
海老でっかい!!ジューシー!!甘い!!モチーフメニューにも関わらず、レストランのご飯はどれもおいしいです!!
記念館出口直前にも関ケ原組が!吉継様は通してくれそうな気がしますが(通ってはいけません)、お隣の鬼神様が絶対に通してくれなさそう
お土産!年間パスポートの限定特典で、「ねこねこ日本史」の石田三成様のキャンディをいただきました!バレンタインに記念館ショップで武将チョコが取り扱われるらしいので、本日はこれくらいで我慢です。栗きんとんホイップおいしそう!御膳米せんべいは以前購入してとてもおいしかったのでリピ!
ショップでいただいたフォトコンテストのチラシ。島左近様がもはや関ケ原の景色の一部となっておられる…!

冬の関ケ原にははじめて行きましたが、駐車場も雪かきをしてくださっており、安全に行くことができました。ただあちらの方、本当に雪深いときもありますので、お出かけの際は交通情報を十分にご確認ください。車は必ずスタッドレスで!

余談ですが、関ケ原組に年賀状を送ることができるという公式情報が入りましたので、気持ち悪いくらいの文量の年賀状を近日投函予定です。事務所(?)NGではじかれないかが心配です。

ここまで読んでいただきありがとうございました!
次はバレンタインだ!