ビートまりおという人間について 〜 挑戦
最近のビートまりおつまんなくなったよな。
マジでそう思ってた。
なんか謎に森羅万象ばっかとコラボしてるし、しかも曲ワンパターンだし。
なので、カラフルバレット88の挑戦を自分は称えたい。
ちなみに曲はボカロ曲としても東方アレンジとしても半端だと思う。
まぁ右耳聴こえなかったし、そもそも初めてのボカロへの挑戦ってこともあるからしょうがない。
大事なのは挑戦したことだ。
若き日のビートまりお
COOL&CREATEで言えば自分は「Re:The title lies in...you.」が一番好きだ。
※YouTubeに上がってないからちゃんと公式音源で聴くこと!無断転載の数字を伸ばすな!
自分がこの曲を聴いた頃のビートまりおは可能性の塊だった。
「Help me, ERINNNNNN!!」「最終鬼畜全部声」などの定番ネタ曲、「僕らのおちんぽ。」「ぎりぎり☆ばれんたいん」といった挑戦曲、「ラクト・ガール」や「レザマリでもつらくないっ!」といったアゲ曲。
(まぁ当時の編曲はビートまりおじゃないものもあったような気がするが)
そんな中でたまたま聴いた「Re:The title lies in...you.」は衝撃だった。
お前…こんなにしっとり歌えるんだな。
マジでビートまりおにできないことはないと思ったのだ。本当に。
「つまんなくなった」
いつからかビートまりおは挑戦しなくなった。
なんか売れ線に気付いちゃったのかな?まぁいいんだけどさ。
売れ線は売れ線。それで食ってる人に文句を言ってはいけない。
でも、お気持ちだけ表明すると「つまんなくなった」。
あの頃の創作に対するハングリーさがなくなったように思える
いや、人気あるからいいんだけどね。多数の人が求める「ビートまりお」で在れば良いと思うんだけどね。
でもまぁ少し寂しいよね。
カラフルバレット88の挑戦
だから今回の挑戦は個人的には何か嬉しいものがあった。
YouTubeの配信では完全にプロセカおじさんと化してるのでいつかやるだろうと思ってたけど、本当にやった。
別にボカロを使うことがすごいわけではない。
他で言えばZYTOKINEも夏コミでSynthesizer Vを使っている。
こういう売り方もっと増えてほしい。
中途半端なボーカルに中途半端な歌唱代払うよりも上手くいくパターンあるだろうし。
多分探せばもっと早くから合成音声使ってるサークルもいるだろうけど、大手サークルがこういう方向に舵を切ったのは大きい。
話が逸れてしまったがビートまりおは挑戦に出た。
東方とボカロは今や隣り合わせとは言えないけれども、ビートまりおが挑戦した。
最近そういう挑戦が少なかったから本当に嬉しい。
プロセカの大会とかで八王子Pとかsasakure.UKと仲良さそうだったし、何かそこから奇跡的なコラボとか挑戦が見たいな。
お気持ち要望
もうみんなの「ビートまりお」像は固まっているのかもしれない。
もしかしたら「Re:The title lies in...you.」は求められていないのかもしれない。
それはそれで良い。時代は変わるのだ。
さて、ボカロの良さというのは「人間が歌うにはちょっと難しい歌詞」でも歌わせることができることである。
例えばそのへんの女性歌い手にこの歌詞歌わせることができるか?という話。
速いとか音程とかの話ではなく歌詞の内容として、良い意味で人間味がない。
「強風オールバック」なんかもそう。あれ、オリジナルが人間のボーカルだったら全く面白くないんじゃないかな。
何にせよボカロの魅力の一つはこういった歌詞の自由さだと思う。
なので「カラフルバレット88」はまだ実験段階だと信じている。
この歌詞めっちゃ上手いんだけど正直「ビートまりおでも歌ってそう」なところが置きにいってる。「いつものふざけてるビートまりお」でお茶を濁している。
個人的な要望を言えば「ビートまりお」像ひいては「COOL&CREATE」像を壊すような創作をしてほしい。
かつて自分が「Re:The title lies in...you.」を初めて聴いたときのように。
単に「ボカロで東方アレンジやってみた」だけではプロセカ大好き東方アレンジャーおじさんの延長線でしかない。
ボカロを使うことで新たな可能性を拓いてほしい。
「新たな挑戦をするビートまりお」がもう一度見たいのである。
続く。
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