見出し画像

東方アレンジはどうなるとすごいのか？2023

気持ち

審査員の一般募集をするらしい。
とうとうそれやっちゃうの？

特別審査員としてはよくこのメンツ連れてこれたな…というメンツ。

ところで「すごい」東方アレンジって何？

「すごい」の物差しは人によって異なる。
前々回のフーリンキャットマークは「東方アレンジとして新しい・聴いてほしい」という、「この漫画がすごい」や「このミステリーがすごい」的な掘り出し物感があった。

前回のLOST/RUSTはどうか？

普通に良い曲すぎて引くよね。
これはちょっと別次元のお話になるのでちょっと今回お話から省かせて。

また前回のユーザーアワードのインサバはどうか？
それも違う。東方アレンジであれだけの数字を取れたのは久々だろう。
それはそれで実績として「すごい」

「すごい」という言葉が広すぎて良くない気がする。

今、東方アレンジに必要なもの

過去2回の審査を見るに「すごい」の指標はこれに尽きると考えている。
「今、東方アレンジに必要なもの」を備えた作品だ。

それはフーリンキャットマークの新しさであったり、インサバが稼いだ数字であったりだ。
「この漫画以下略」や「このミステリー以下略」的な掘り出し物（通だけが知ってる系）を見つけたいのか？それは運営に聞いてみないとわからない。

でも過去2回の審査はどちらも「今、東方アレンジに必要なもの」を備えていたことは事実だろう。
そして今回もそれが求められるのではないか。

これからの、東方アレンジに必要なもの

ぶっちゃけ2023年の東方アレンジは危機感あると思う。

なぜなら放っておけば東方に客を流入させてくれたゆっくりという存在が、ずんだもんによって駆逐されているからだ。
この先東方への流入が減る。必然的に東方アレンジの存在意義も少なからず薄くなる。

確かに「女の子ダイヤル」は良い曲だ。
じゃあ、東方初心者に「女の子ダイヤル」聴かせる？ユーロビート聴かせる？ハードコア聴かせる？

それは「俺、こんな東方アレンジ知ってるんだぜ（ﾆﾁｬｱ」と変わらない。
※上記の楽曲をバカにしているわけではありません

「新規を大切に」

こんなのどんな文化でも言われていることだが、東方は新規を大切にしない。
新規をバカにしないのは当然であって、新規を沼に引きずり込むことが必要なのだ。
そして東方ファンがやっていることは、沼の奥底から「ﾄｳﾎｳﾀﾉｼｲﾖｰ」って囁いている。
沼に片足突っ込んだだけの東方ファンにその声は届かないのだ。

もう一度言おう。
東方初心者に「女の子ダイヤル」聴かせる？ユーロビート聴かせる？ハードコア聴かせる？

自分はSilver ForestのPhantasm Brigadeでハマったような記憶がある。
公式の動画ないっぽいからApple Music貼っとく。

当然今の時代にPhatasm Brigadeが合ってるかは別問題だ。
しかし当時の音楽（アニソンとかニコニコとか）で培われた音楽性的にはドンピシャだったのだ。

結論を言おう。
今の時代の「すごい」東方アレンジとは、新規に聴かせられる楽曲なのだ。
そしてそれは今の音楽性に影響される。新規は新規の人が聴いてきた音楽的なバックグラウンドを持つ。

今の時代のPhantasm Brigade

冒頭のツイートから引用しよう。

東方アレンジを聞いてきた数なら負けない！ そんな方のご応募をお待ちしております！

東方ステーション／東方我楽多叢誌公式Twitterより

自分はこれは間違っていると思う。
「新規に聴かせられる曲」は東方アレンジを聴きすぎた脳では出てこない。

東方アレンジ国は鎖国しているので新規に聴かせられる曲は本当に少ない。
というか10年くらい前の音楽性で続けているサークルもある。
※同人なので当然それはそれで全く問題ない

今の時代のPhantasm Brigade。
それは隣の席のクラスメイトやSNSでの友達に「この曲良くない？聴いてみて？」って言える曲じゃないだろうか。

「LOST/RUST」は比較的それができている。
これが選ばれるのは素晴らしいが、知名度低すぎだろ…

そもそもこのnote自体凍結しようと思っていたところに、ユーザー審査員募集のツイートが流れてきたからノリで書いてしまった。
このままノリでユーザー審査員に応募しようと思う（東方我楽多叢誌叩いたけど）

別に「東方アレンジを聞いてきた数なら負けない！」なんて自負は必要ないと思う。
東方アレンジ麻薬にやられちゃってる脳よりはむしろ良い審査が出来ると思う。
みんな普通に応募すればいい。特定のサークル推しみたいな下心はNGだが。

応募フォーム：https://forms.gle/hM7pWBYxayB2VyiH7

むしろ問題は11/24夜〜11/30までに198曲を聴かなくちゃいけない点にあると思う。

なんでこのメディアはいっつもこんなギリギリなのだろう。

終わり。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？