「てんかん」は精神障害者保健福祉手帳を申請でき、サポートを沢山受けられます。
皆様こんにちは、日本てんかん協会、月刊誌「波」ボランティア編集員の沖田純之介です。本日は「精神障害者保健福祉手帳」のお話しをさせて頂きます。
現在中学生の長男スズノスケは「てんかん」という病気でして「精神障害者保健福祉手帳」を取得しました。この手帳が取得できる事は、自分も妻も知りませんでして、病院も2カ所に合計3年通院してますが教えて頂けませんでした。たまたまボランティアをしている「波」で福祉手帳特集の準備があったので知ったという訳です。結論から言うと手帳があるとご本人と家族がいろいろなサポートを受けられますので、取得をお勧めいたします。
障害者手帳には等級があります。
精神障害者保健福祉手帳は1級から3級までの等級があり、これによりうけられるサポートは変わってきます。等級は以下の3つに分けられ、長男スズノスケでは2級でした。
サポートを受ける方法
サポートをうけるには施設等に手帳を提示するのですが、従来通り紙の手帳を提示する方法と、スマホのアプリ「ミライロID」を提示する方法があります。残念ながらこのアプリはパスモ等のICカードアプリと連携していないので、バスの場合は降りる時に運転手にアプリ画面を見せて、バス側機器で割引の設定をして頂いてからICカードアプリで決済します。紙の手帳と変わらない使い勝手ですね。
サポートの種類
施設によってはミライロID非対応で、紙の手帳が必要とする所もまだあり、代表的なのはディズニーランドでしょうか。ダイナミックプライシングなので金額は上下しますが、大体1000円割引ですね。
また、サポートにはこのようなもあります。
民間のサポートは手厚い所もあり、必ず事前にHP等で障害者割引を確認しましょう。美術館や博物館、水族館等では本人と介助者の2名が無料になる施設もあります。
例えば大洗から苫小牧のフェリーはなんと半額です。元々高い金額なのでこれはとても大きいです。
成田空港駐車場は半額、レンタカーも割引、旅行も予約サイトによっては割引があります!
手帳の申請の方法は?
精神障害者保健福祉手帳の申請方法は難しいものではありません。
都市町村の担当窓口で申請書を頂いて記入。そして医療機関記載に診断書をお願いして写真を用意。
上記3点を持っていきますが、都市町村によって違うようなので、詳しくは窓口にお問い合わせください。
申請は、家族や医療機関関係者等が代理で行うこともできます。
申請後の段取り
その後に各都道府県・政令指定都市の精神保健福祉センターにおいて審査が行われ、認められると手帳が交付され、長男の場合は2ヶ月位でした。
裏情報ですが、申請に本人が行くより家族が代行で行った方が取得しやすいそうです。理由は本人が行くと「字がかける」「健康そう」「この施設まで自力で来れる」等、取得には不利な方向で判断されるからだそうです。
手帳の問題点
手帳のサイズが自治体によって違うそうで、千葉県はA7という微妙なサイズです。財布やカードケースに入るよう、また濡れてもよいようにプラスチック等のカードにして頂きたいですね。理想はミライロIDと交通系ICカード、クレジットカードがリンクする事で、手帳を見せる手間をかけずに決済出来れば便利と思います。
厚生労働省のHPにはこのようにも書かれておりますので、躊躇う事なく申請をしましょう!
サポート頂けますと、書くスピードが上がります、 皆様是非よろしくお願いいたします。 これからも、より為になる記事を書かせて頂きます。