1003 二十日鼠と人間 初日

とりあえず三宅健のビジュアル(not可愛い)が好みの方は
パンフレットを買った方がいい!!!
個人的にはパンフレットはいつもどこでも基本的に惰性…記念に買っているが、だいたい適度なアップ写真ばかりで、そんなにトキメいたことはない。

が、しかし。
今回は会場内で広げて涙目になるほどトキメいた!
何この冷たい視線?!
…からの、唇に手をあてたエロい写真!
さらに裕美さんとの対談での可愛い佇まい!!

久々の舞台だから編集社変わったのかなー。
個人的には半黒目の冷たい視線のビジュアルが好み過ぎて、格好良い三宅健が好きな方は絶対に買った方が良い。
可愛い健ちゃんが好きな方はアクスタをたくさん買ってあげたら良い。

可愛いも格好良いもあわせ持つ、それが三宅健。

(これ15年以上前から言ってますけど…)

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以下、舞台ネタバレ有り。
近年の三宅健の良いところは"裏切らない"ところだと思う。
髪切ってない!でも茶髪!さらにちょっとカールして流し前髪!
そもそもこーゆー暗くて救いがないのに愁いがある作品待ってた!!!

概ね三宅さんの舞台作品というのは、最後に一縷の救いがあるか、救いはないけど愁いがある作品ばかりで、ワタシの好みど真ん中なのですが((過去主に好きな作品はラブベと進海丸))、滝沢歌舞伎が始まって以降はストレート舞台からは離れていたので、久しぶりに観るとしみじみ好きだなぁ、と思う。

さらにツンデレの役なので、前半はレニーを罵倒するシーン満載で、だいたい「はーかっこいい……(うっとり)」ってなっていました。
しかし一番のうっとり(?)シーンはやはり嫁を罵倒するシーン!
「ただ、友だちになりたいってやつが、何でそんなにケツ振って色気ふりまいてんだよ(ニュアンス)」

ゾクゾクするーーーー!!!!!!

本当に最後の最後まで自己中でワガママで自分のことしか考えていない、1番最低な人間だったけど、ジョージに嫌われたことだけは褒めてあげたい。
しかし元宝塚の方があんな役で良かったのかしら…

仕事の忙しさもあって、ネタバレとか前情報とかまったくいっさい見ていなくて、ただ裕美さんだし、この幸せの光景はフラグだろーなー、と淡々と思ってみていたけれど、さすがに最後は察しました。

見つからないピストル、絶対ジョージが持ってるよね…!

できたら、しんだ女が盗んでカバンにしまってあって、2人で逃げるお話だったらいいな…17捕虜みたいに…っていう希望的観測もあったんですけど。
ジョージがピストルを出していなくても、嗚呼、あれもこれもそれもフラグだったかぁ……って思いながら号泣です。
そしてとうとうピストルを取り出すジョージ!泣いてる!!

ヲタクの無意識の行動コワいのが、自分も泣いてるのに反射で即効双眼鏡でジョージとレニーをロックオン。
レニーの嬉しそうな顔とジョージの辛そうな顔がさらに涙を誘う!

ジョージエロい!もうやっちゃえよ!!

下世話なツッコミのあとだけど、真面目に考えると、純粋な人間と一緒に生きることは、作中のジョージがスリムとの会話で「自分が利口だと勘違いできて、いつか離れられなくなる((ニュアンス))」けれど、自分が汚れきらずに済むことでもあるから、ジョージはレニーと離れられなくなったのかも知れないと思う。
レニーにとって『人間』も『子犬』も差はなく、自分が好きになった人は『特別』で、手触りが良いものが『好き』なもの。
ひとつジョージに言えることがあるとすれば、レニーに力加減を教えてあげられなかったのかな、というところ。
でもジョージにも頼るところが自分にしかない、という満足も多分にあって、そういう人間の見えない『欲』が今回のテーマなのかも知れない。

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