■地域に還元「絶メシ食堂」
今日は
ミナデイン VS コロナ
のお話をしたいと思います。
・・・
2020年4月緊急事態の発令
「こんなことって本当に起きるの?」
誰もが本当にそう思ったと思うし、
2020年1月、2月の時点では
ほとんどの人が油断していたと思います。
僕らも例外ではなく、
2020年2月25日に
ガイアの夜明けで独占取材を受けて
2020年3月は過去最高益で有頂天でした。
でも
・・・
翌月の4月には全店休業。。。
この段階ではコロナが正体不明だったこともあり
念の為、全店を休業することにしました。
まちを見てみると
2020年4月に通常営業していたお店は
どこも満席でバブっていました。
正直羨ましかったです。
・・・
コロナ中の心境としては、
今までの人生で一番長いお休みに戸惑う自分
やたら時間はあるけど何をしていいかわからない自分
自宅を住みやすく工夫したりして、ささやかな幸せを感じながらも、頭の片隅には不安があって、どこか楽しむことに集中できない自分
自分たちはこれからどうしたらいいのか?
外食自体を否定されたような気持ちになって、
アマゾンプライムをヘビロテしながらそんなことばかり考えていました。
「コロナで新たな生活様式になる」
そんな前提に立つと
最初に浮かんでくるのは
当然、デリバリーとEC
なのですが、
僕には全くしっくり来ませんでした。
全体がそういう方向に向かっているので
そういう流れになっていくかもしれない、
と
置いてきぼり感や焦りを感じながらも、
外食の商品の延長でEC・デリバリーをしても
顧客の心をつかむことはできない、
ノウハウが全く違う、
とも感じていました。
このように周囲は
「変わっていくこと」
に力を入れていました。
アフターコロナ、DXなどなど、、、
僕らは
トレンドを追う会社ではなく
ブランドをつくっていきたい会社です。
なので僕たちは
コロナでも
「変わらなかったこと」
向こう10年
「変わらなそうなこと」
から次の対策を練ろうと決めました。
やはり
外食の価値の一つに
「お店まで来てもらう魅力があること」
があると思うのですね。
「わざわざ来てもらうにはどうすれば良いか?」
この点で勝つことに焦点を絞って
一つ目の対策をすることにしました。
・・・
コロナ中
テレビをよく見ていました。
大部分の人が
テレビに影響されるからです。
そうすると
夕方に必ずと言っていいほど
「コロナで苦しい飲食店」
の姿が放送されます。
その中には
コロナをきっかけにして廃業、
つまり
倒産するほど苦しくないけど
年齢的にもコロナを辞めるきっかけにしちゃう
というお店のニュースが流れていました。
旅行に行った時に
まちの魅力を生む個人店に対して
自分に何かできることはないか?
そんなことを考えて
ニュースを毎日見ていました。
以前から
店主からレシピをいただいて
収益の一部をそのお店に還元するというモデルは、
ふるさと納税から着想を得ていたので、
今こそ試すべき時が来たと感じました。
その時
アマゾンプライムで
「絶メシロード」
というドラマを見つけました。
調べると元々は
群馬県高崎市の地方創生の一環で
博報堂ケトルさんが仕掛けているプロジェクトでした。
自分だけでも
スキーム自体はつくれたけど
これは
ミナデイン(組んだ)した方が
大きな価値が残せると思い
知り合いがいなかったので
直接博報堂ケトルにメールをしたら
しっかりと返信をしてくれて
4月中旬 ケトルさんとズーム初打ち合わせ
5月中旬 高崎訪問、レシピ伝授交渉スタート
7月中旬 オープン
こんな超速で進んでいきました。
これは
ケトルの敏腕プロデューサーH氏の協力が
かなり大きかったと思います。
■絶メシ食堂の仕組み
絶メシ食堂の仕組みは
・店主から直接レシピを伝授
・新橋の食堂で販売
・売上の一部を店主に還元
という予定通りの流れにして、
ハプニングなく進みました。
まとめるとこんな感じですが
まあまあレシピを教えてもらうのは大変でした、笑
新しい取り組みなので
店主の皆様は、「わからないから不安」なのですよね。
参考までに
高崎市松島軒の木内さんの投稿を一部抜粋します。
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大久保さんが経営されている烏森百薬で
松島軒の黄色いカレーライスを販売したい
そして、全国の絶メシ店の味を提供したい
そんな話をコロナで苦しんでいる時期にお話をいただきました。
あの昔ながらのカレーライスに興味ありあり
僕の店で出させてください
そう言われても作り方は一子相伝
まして見ず知らずの人に教える訳にはいきません
そんなことを何度も何度も繰り返し
何度も何度も足を運んでもらい
ついには僕のほうが根負け
大久保さんの熱意に負けたよ…
まさか僕が男に口説き落とされるとは(笑)
分かりました
でも、こちらで作って送るより
直にその場で作ってもらったほうが
美味しく作れます
ってことで
松島軒三代目にして初のレシピ完全版
門外不出を解禁
地元に根付いて続けた味も
初めての大冒険
ーーー
身が引き締まるおもいですね。
コロナは
まだ大変だし、大変だったけど、
コロナがなかったら
今のミナデイン社の取り組みが
なかったかもしれない、と考えると
やはり
コロナをチャンスに変えれた、
と感じています。
ミナデイン社の皆様へ
このようにミナデインのビジネスには
様々な人の支えがあって営業することができています。
それを忘れず、日々の仕事にのぞみましょう。
「永遠の初心者であれ!」
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