時代は外から変わっていく

おかずとです。
おかずとは競馬が好きです。馬券も好きですがそれよりもドラマがあるところが好きです。
以前は毎月優駿を買ってました。優駿は重賞勝った馬が特集されてたり、三冠馬が特集されてたり色々な企画があって面白かった。
過去の名馬の紹介もあり、そこでその当時まだ自分が生まれていなかった時代の馬のことも知る機会がありました。
優駿を購読するくらいには競馬自体が好きであると思ってください。

おかずとはJRAが昔作った「THE LEGEND」というCMが大好きです。
放映当時はおそらく私はまだ子供だったので記憶がないですが、今のJRAの競馬をレジャーだと思ってもらえるように頑張っているようなCMとは違い、CMになるG1レースを勝利した名馬一頭一頭にフォーカスを当てた本当に痺れるCMです。
「THE LEGEND」を作った人は本当に言葉を操る天才だと思います。短いフレーズでとてつもないインパクトがくる言葉を丁寧に選んでいるのだろうと伝わるのです。
言うならば「天才はいる。悔しいが。」です。おかずとは小説などはごく稀に読む程度なのですが、大体すぐに読んでいる最中に好きだなぁと思ったフレーズなどは忘れてしまいます。ですが、この「THE LEGEND」のフレーズはほとんど覚えていられるくらい印象に残っています。
好きなレースのCMは
フェブラリーステークスと日本ダービーと有馬記念なのですが、本日はフェブラリーステークスだけ好きなポイントを語らせてください。

「フェブラリーステークス」
英雄は東北から来た。
まずこの一言でどの馬の話なのかわかります。
メイセイオペラのことですけれども、英雄と表現しています。
これは本当にこれ以外ピッタリな言葉が見つからない表現だと思います。
侵略者とかでもJRA視点ならば良いと思うんですが、あえてそう表現せず「英雄」と表しています。どちらかといえばこれは地方関係者や地方のファンの方々の目線だと思います。
地方所属馬が中央G1を勝つなんて未だにメイセイオペラ以外に成し遂げられていない偉業です。現在こそ交流G1で地方馬が中央馬を破ることはありますが、それでも中央のG1ではありません。
ミューチャリーやワイドファラオが凄くないわけではありません。本当にこの二頭も偉業を成し遂げていると思います。現にワイドファラオのかしわ記念は中継を見ながら涙を流したくらい感動しました。
このように地方馬が強大な中央馬に立ち向かう姿には勇気をもらえますし応援したいと思ってしまいます。そして地方競馬を盛り上げることにつながると思うのです。

メイセイオペラは中央G1を勝った岩手の誇りであり、信じていた人にとっては報いてくれたわけですから英雄として見られるのも納得です。
それを汲み取ってあのフレーズを入れたJRAは流石すぎますね。

そして
時代は外から変わっていく。
この一言も痺れますよね。当時の状況をこれ以上ないくらいに的確に表しています。メイセイオペラ以外にもオグリキャップを思い浮かべる人もいるかもしれません。
常に発展し、変化し続けていく。そしてそれが例え外から来たものであったとしても受け入れるというような意味を私は勝手に感じました。
競馬だけの話ではありませんが、外から来たものに対して排他的であるだけではなく受け入れ、自分達と共に繁栄していく姿勢が大切なのは何に対しても言えることだと思います。

最後に
砂の王者へ
このフレーズが指すレースは日本に2つしかありません。フェブラリーステークスとチャンピオンズカップですが、最後の締めくくりとしては最高のフレーズだと思います。私にはこれ以上かっこいい言葉が見つけられません。

以上の3つのフレーズに対するおかずとの好きすぎポイントをクソでか感情と合わせて書かせていただきました。30秒のCMとは思えないかっこよさと完成度の高さなんですよね。
本当に何回も見返したくなります。

JRAさん、こういうCMが私は見たいんですよ…
何かを人に伝えると言う点からも学べることが非常に多いCMだと思います。
簡潔に。その通りの言葉を。かっこよく。
これができたらこんなにタラタラ長いだけの文章になってないんですけどねw

今回は「THE LEGEND」フェブラリーステークスについて好きなポイントを書きました。
次回は日本ダービー編でお会いしましょう。
ではまた。

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