-プロローグとエピローグ- 「ボク」の音楽冒険譚

この物語はほぼフィクションです。
登場する人物、名称、団体、場所等は
ほぼ関係ありません。





空っぽの部屋の中で、「ボク」は独り俯いていた。
とても気分が悪い。良くない感じにお酒が回っている。

元々「ボク」はお酒は強くない。「働いていた」ときもそうだった。
求められてもいないのに、一人で張り切って、空回りして呑み潰される、なんてこと日常茶飯事。
今日も先輩から<別れの酒>に誘われ、張り切った結果がこれだった。
あまりの気分の悪さに耐え切ることができず、「ボク」は部屋の真ん中でゴロンと横になる。

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580字

これは「ボク」が「犯した」、そして「冒した」、最低最悪の失敗と最良の選択肢のことを綴った冒険譚。

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