-0.2 「ボク」の始まり その1- 「ボク」の音楽冒険譚

この物語はほぼフィクションです。
登場する人物、名称、団体、場所等は
ほぼ関係ありません。


「ボク」が生まれた地元は田舎と都会の、やや中間くらいの規模感の、そんな地方都市だった。
家から車で10分も走らせれば駅前の中心街に出れたし、また家のすぐ近くには大きな高速のインターチェンジもあり、行こうと思えばどこへでもいけた。
その一方で、車で30分ほど走らせれば広大な海に面した海岸線にも出れたし、自分の自宅から車で1時間ほど走らせれば、山の奥深くにも行けた。
良くも悪くも田舎すぎず、都会すぎず。
<住むにはちょうどいい>そんな街だった。

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1,623字

これは「ボク」が「犯した」、そして「冒した」、最低最悪の失敗と最良の選択肢のことを綴った冒険譚。

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