保存版【技術編】選ばれるネイルサロンになるには、オーダーメイド施術を目指そう
選ばれるネイルサロンは技術で差をつける
安定したネイルサロンの代表的な例は
毎月リピーター様でご予約がいっぱいになること。
ジェルネイルは月に一度付け替えるのが一般的なので、
ご来店の際には翌月のご予約を取られる方が多いです。
すると、翌月のご予約が月末には埋まっている
と言うルーティンが続くので、経営も安定ですね😊
「来月も来たい」通いたいサロン
になるためにはどうしたら良いのでしょうか?
選ばれるネイルサロンになるための技術編をお伝えしたいと思います✨
ジェルネイルの仕上がりで目指したい技術は2つあります。
①ネイルチップのように10本バランスの取れたネイルを作ること
②経過やお戻りがキレイでお客様の生活にストレスなく仕上げられること
↓詳しく説明していきます。
①ネイルチップのように10本バランスの取れたネイルを作ること
ネイルのサンプルチップは
全部同じかたちで
同じカーブを描いているので
バランスが良くとても綺麗です。
反対に人間の爪の場合は、基本的に
10本それぞれの幅や長さ、巻き方、強度が違っています。
サンプルチップのように仕上げるには
・ファイリング
・甘皮ケア
・フォルム
がとても大切になります。
それぞれクセのある爪を
あたかもサンプルチップのように
バランスよく整えて
根本は自然に立ち上がり
先端は強度を保つ厚みがありながらも
美しいカーブをもたせるようにすることで
"最初から綺麗な爪なんです "
と仕上げるのが理想(だとわたしは思っています)
こだわるポイントは沢山あるのですが
リアルな写真をもとに説明します!
──具体例──
ケース1:特定の爪が小さい場合
こちらのお客様は
他の爪とのバランスを見ると
人差し指の爪とても短いです。
全体のバランスを揃えようとすると
他の指よりフリーエッジ(肉から離れた白く見える部分)を長くする必要があります。
ですが、爪が折れやく亀裂も入りやすい為危険です⚠️
見た目重視か
使いやすさ重視か
きちんとヒアリングしてファイリングします。
(写真の方は爪が折れやすいとのことで短めに仕上げています)
ケース2:ねじれて生える爪
続いてこちらの写真
全て同じお客様の親指です。
左おやゆびの爪が斜めに
ねじれて生えるクセがあります。
この形のまま塗ってしまうと
写真のような仕上がりに…
まっすぐ見えるように
ファイリングに気をつけた仕上がり。
かなり改善されましたが
もともとの爪が左に巻いているため
なんとなく内側に落ちている印象です。
ジェルの厚みをつける場所とファイリングを工夫すると…
歪みも気にならない仕上がりに。
ケース3:爪の形をチップの形に近づける
こちらのお客様はフレアスカートのように
爪が広がって生えるタイプ
このまま色を塗ると
爪の形のそのまま浮き彫りになってしまいます
ネイルチップのように
まっすぐ平行に見せるために
甘皮の幅を根本を広くするように意識しながら
ルースを取り除き
ジェルの塗布量は
先端に向かうほど薄くなるように
調整しながら塗布すると
伸びたときも広がりにくいです。
こちらの爪もそのまま施術すると
いびつな仕上がりになってしまうので
左右のバランスを見ながらファイリングをして
甘皮ケアの時に
ネイルチップと同じ形に近づけるように意識します。
ルースがあるところを取り除くのではなく
バランスよく見えるために
必要な部分をケアする感じです✨
続いて
② 経過やお戻りがキレイでお客様の生活にストレスなく仕上げられるか
サンプルチップは
毎日お風呂に入ったりしないので
コーティングもはげないし
綺麗です。
施術直後のジェルネイルは
仕上がりが綺麗なのは当たり前なのですが
付け替えるまでネイルがどうなっているか
が大切だと思います。
・ミラーははげていないか
・マットネイルは汚れていないか
・艶はキープしているか
・伸びると歪んでこないか
・パーツは劣化していないか
・スワロフスキーなどのストーンは取れていないか
・伸びた時に角が当たったりしないか
・巻いたりして痛くなっていないか
・長くて使いづらくなっていないか
書き出したらキリがないんですが…😅
経過やお戻りがキレイで
お客様がストレスなく過ごせるように仕上げられるか。
を考えていけたらと思います。
──具体例──
ケース1:巻き爪の方にはストレスポイントより上からカーブを意識する
爪が巻きやすいタイプの場合
ストレスポイントからカーブを描くようにファイリングすると
施術数日後には巻いて食い込んで
痛みを伴ってしまいます。
(ジェルネイルは巻く性質があるため)
そのため
ストレスポイントより上まで
サイドストレートをとったカットスタイルを
おすすめしています。
経過も痛くないのはとても大事だと思います
ケース2:ミラーネイルはハードジェルを挟むと削れにくい
ミラーネイルは
ハードジェルを一度乗せた上にトップジェルを乗せると擦れにくく
欠けたり剥げたりしにくいです(少し厚みは出ますが)
ケース3:ネイルパーツによって全面コーティングorカットを残すか決める
ネイルのパーツはスワロフスキーの場合上にジェルを乗せると
ダイヤモンドカットが消えてしまうので
キラキラを重視する場合は扱いに気をつけていただくことをお伝えして
周りをコーティングします。
ケース4:トップジェルは経過も良いものを選ぶ
※商品はあくまで一例です。ネイリストさんやお客様にあったものを選ぶと良いと思います😊
ネイルの仕上がりがぴっかーんとツヤッツヤの
磨きたてのガラスのように仕上がる
ノンワイプトップだったので
好きで使っていたのですが…
参考: PRESTO ブラッシュオンノーワイプトップジェル 13g
お戻りのネイルが曇ってしまう方が
このトップを使うようになって増えてしまいました。
原因は
あまりにもピカピカで摩擦の影響をキュッキュッと受けやすく、擦れて曇ってきてしまったことでした。
仕上がりは抜群に綺麗でしたが
以前のトップジェルにもどしたところ(もちろんこのトップジェルもつやつやに仕上がります)
お戻りもまた、綺麗な艶をキープできるようになりました。
参考:PRESTO ブラッシュオントップジェル 13g
マットネイルはさらさらの質感のため
汚れが付きやすい仕様です。
出来るだけ生活環境に左右されない
良い状態でお戻りいただきたいところ。
オーダーメイド ネイル施術
わたしは技術オタクなのもあって
詳しく施術内容をお客様に話してしまうことがあります。
「真っ直ぐに見せるために、ここをわざと残して削りますね」とか。
そのため、
お客様がネイルの技術に詳しくなっています(笑)
会話中も
「Instagramでデザインを見ようとしても
フォルムが綺麗とか
ネイリストみたいな目線で見るようになってしまいました」と(苦笑)
あるとき
「ひとりひとり考えて施術してもらえるなんて
オーダーメイドみたいですね!」
と言ってもらえたことがあります。
個人サロンの強みは
自分の好きなようにカスタムできること。
ただ、決まった施術をルーティンのように行う
のではなく
生活スタイルをヒアリングしたり
お客様の爪の特徴に合わせて技術の工夫をする。
お客様に寄り添った施術ができるので
「なんか他とちがっていい」
と思ってもらえるのではないかと思います。
お客様はネイリストではないので
どこがいいのか言葉にするのは難しいです
(美容院とかでもそう感じたことはありませんか?)
「なんかいい」ネイルをつくれるには
お客様それぞれのオーダーメイド施術が大切になってくるのではと思います。
さらに
嬉しいお言葉としていただくのは
「昨日ネイルを、褒められたんです!でも明日付け替えるんだよ〜と言ったら、まだ綺麗なのにもったいない!!と言われて(笑)伸びてるんですけどね。」
取れないネイルを作れるようになると
技術を工夫できるようになる
実は、
わたしがここまで考えて
施術できるようになったのは
取れないネイルを安定して作れるようになってから
なんです。
それまでは
「取れないようにネイルを作らなきゃ💦」
と
頭の中はいっぱいだったので
他を工夫する余裕がありませんでした。
取れないネイルは
選んでもらえるサロンにもなりやすいし
ネイリストにも
お客様にとっても
メリットがあるなと思っています🍚
取れないネイルはこちらから🛒
トライアル向けミニサイズがおすすめです。