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東海道を歩く。息子と紅茶と/2品川→川崎

東海道を歩くということを意識したのはいつの頃だろうか。

僕は京都で生まれ大学から東京に出てきたので、起点も終点も縁がある。歴史の本を作るようになり、東海道を歩くことも身近に感じられ、いつか歩いてみるかと言いだして、それこそ十数年経っていたのだろう。そんな「いつか」が具体的に見えてきたのは、2022年7月に「目でみる日本史」を出したときからかもしれない。歴史上の人物が見た景色を見に行くという企画で、このとき大井川の取材に行った。東海道とその先に見える大井川。あれを見たとき、なんか本気でやってみようかと思えた気がする。

大変楽しい取材の思い出深い本です

さて。2022年10月23日。この日は、前回からあまり熱が冷めないうちにと、日本橋→品川の翌週に、品川から川崎を歩いた。宿場でいえば2番目から3番目。およそ10キロを3時間ほどをかけて。
短い距離だけど、馴染みのある多摩川を越えたり、刑場で有名な鈴ヶ森などがあって、なかなか楽しい。東海道には、当時の面影があるところとまったくないところがあるけど、この区間はわりと色濃く当時の面影が残っていて、なかなかよい。途中、品川寺(ほんせんじ)もあった。

品川寺。駅からは遠いけど東海道に面している。

ここはかつて戦時の金属供出で寺の梵鐘が流出。それが後年、スイスのジュネーブから返還されるという物語があったところとして有名。話は知っていたが、こんなところにあったのかという発見。実はこういう「駅から離れたところにある名刹・名所」というのは、旧東海道沿いによくある。鉄道が走る前、メインストリートはやはり東海道だったのだなというのを実体験として感じることができる。

この区間で紅茶を飲んだ。品川にある「プチテ」さん。

かわいい外観。品川の駅から歩いて5分くらいかな。
こんなティーポットに入れてくれる。

物語から出てきたようなかっこいい紳士がお茶を入れてくれる。東京で数少ないゆったりと紅茶が飲める名店。
まだ2日目だけど、少し東海道らしさを感じられた行程でした。

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