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東海道を歩く。息子と紅茶と/10吉原→蒲原→由比→興津
息子と京都へ向かって歩き始めた東海道の旅。この2023年11月19日で10回目のトライになったのですが、どこが一番よかったかと問われたら、ダントツでこの新富士駅(吉原)から蒲原→由比→興津の手前までの区間。富士山がきれいに見える秋から冬にかけてぜひ多くの方に歩いてもらいたい。最高です。
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今回も新幹線に乗って新富士からスタート。車窓からも富士山がこのうえなくきれいに見える。駅に着いて富士山確認。この北に「吉原宿」があります。まずは富士川を渡るべく歩き始めます。
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するとほどなくして見つけた「笹子本舗」なるお店。東海道を歩いていると、ちょくちょく「だんご」の幟を見つけます。きっと昔から旅人が団子を買い求めていたお店なんでしょうね。これはひとつ買わねばと購入。富士山を見ながら食べようと歩き続けると、富士川に。そしてドーンと見える富士山。
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富士山って街中からはよく見えないものなんです。電線やら建物やらいろいろあってこうやって抜けのところで見られるのは実は貴重。東海道側の平地だとこの富士川の河川敷がベストなのではないでしょうか。さっきの団子を食べる。
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さて長い橋を渡る。おそらく20分近く橋の上にいたんじゃないかな。長い長い橋。
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長い橋だったけど、富士山きれいであっという間でもありました。さて、橋を渡ったらもうすぐ蒲原の宿場。
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この日は蒲原駅を中心にお祭りをやっていて、東海道沿いにも出店がたくさん。静岡おでんなどいただきながら楽しく歩くと、すぐに由比宿に。立派な交流館と広重美術館がある。
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由比は桜エビが有名でいろんなお店がある。でも長居するのもあれなので、早そうなお蕎麦屋さんでかき揚げ付き。俺はおいしかったですが、息子は油が辛いと、苦戦しておりました。さて、いよいよ薩埵峠に向かいます。
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いろんな浮世絵で見る薩埵峠からの富士山。東海道を歩こうと思ったとき、見たかった景色のひとつでした。
地蔵菩薩(菩薩は「菩提さった」ともいう)が近くの浜で漁師の網にかかり、山上にまつられたことに由来するという。
薩埵峠はこんな由来で名付けられたんですね。今は峠の下に高速道路が走っていますが、かつては東海道のすぐ下は海だったのでしょう。きれいな富士山が名残り惜しくずっと見てました。やはり歩いてきたので見え方も格別です。これはほんと、そう。歩いた人だけわかる景色がありますね。
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いやーよかった。素晴らしかった。ここまで新富士の駅からあっという間にも感じられる名所の連続でした。そして今回は、この旅始まって初となる宿泊行で、今日はこの薩埵峠を降りたところにある「クア・アンド・ホテル駿河健康ランド」に宿をとっているのだ。
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健康ランドなので風呂は大きいし、わりと安くて館内飲食のクーポンも付くし、なにより東海道の薩埵峠からすぐだしで、東海道歩きのマストホテルじゃないですかねここ。実際、いくつかブログなど拝見すると、ここに泊まっている方も多い。
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マッサージは待ち時間が長いので遠慮したけど、このマッサージチェアが家に持って帰りたいほど最高だったので、これから行く人はぜひ。
この日は、新富士駅の吉原から蒲原→由衣→興津の手前まで3万歩、22キロ。歩きを終えたらすぐに風呂!→ビール!→めし!→ねる!でいいですね。9時には2人ともぐっすり寝ておりました。明日は、静岡駅まで歩くのだ。
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