東海道を歩く。息子と紅茶と/15 袋井→見附→浜松
この日は、前日から宿泊行の2日目。袋井駅前のビジネスホテルを7時半に出立して浜松を目指します。
この日も、東海道を歩いていると「東海道?ありがとう!」と声をかけられた。袋井の人は、東海道を歩く人をやけに応援してくれるのです。
東海道歩きの最大の敵は「退屈」です。往時の面影のある道などは歩いてるだけで楽しく、すぐに時間が過ぎる。でも、何もない現代の道をただ歩くのは正直飽きる。そんなとき、こんなブロック塀の風穴とか、電柱の形とか、地域のちょっとした違いを見つけてみるのも、おもしろがるコツです。ブロック塀の風穴の地域性ちょっと興味があって調べてみたい。
磐田市に着くと、ジュビロのフラッグがずらり。磐田の鍵屋が「ジュビロック」という名で笑う。
次なる宿の「見附宿」に到着。「見附」とは見張り番を置いた場所で、赤坂見附などはそういったことから名付けられている。しかしこの「見附」は、京都から東海道を歩いてくると、ここで初めて富士山が見えたことに由来しているそうだ。そっか。この辺りでくると富士山の存在は、もうすっかり頭にないです。
退屈なこの区間、もっともテンションが上がったのは、天竜川の渡航。かつては歩道が整備されておらず、バスに乗って渡ったという話をちらりと読みました。
今は新天竜橋に立派な歩道スペースがあり歩いて渡れます。15分くらいかな。私たち以外、誰も歩いてなかったけれどね。
この日は結局、およそ20キロを3万歩で。やはり宿泊行の二日目は疲れるな。次からは氷嚢を導入して、アイシングをもっと頻繁に行なっていこう。右膝さえ痛くなければもっと歩けるのだ。
駅に着いたら構内の「石松餃子」に直行。これが実にうまい。この餃子を食べるためだけに浜松で途中下車してもいいなと思うくらいにうまいので、みなさんもぜひ。浜松餃子は肉が少なめで軽くっていくつでも食べられるのです。
「石松餃子 浜松駅店」