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スパロボF スーパー系ガチ評価 マジンガー系編

この記事は、スパロボをある程度知っていてなおかつスパロボ30が発売されてる今になってスパロボF始めてみようとか考えてる奇特な人向けの記事です。

この記事では、スパロボFのスーパー系のパイロット&ユニットを超個人的観点で小話(大話もアリ)を交えながら紹介していきます。
評価基準は参入時期~F完最終話を基準とし、単純な戦闘力のみならず、精神コマンド、搭乗人数も考慮して評価していきます。
なお、紹介しているステータスはF完基準としています。

        マジンガーZ(ユニット)

1.マジンガーZ(JS)

HP:4800 EN:150 タイプ:空陸  地形適応:空A 陸A 海B 宇B 運動性:50 パーツスロット:2 装甲:1500 修理費用:8000 限界:230 特殊能力:なし 移動力:5

元祖スーパーロボットにしてスーパー系の顔。

空を飛べるのと、弾数無限で有射程、なおかつ移動後に攻撃可能なロケットパンチ、そして気力制限なしに撃てるブレストファイヤーが魅力。
"鉄の城
"の異名通りの高い装甲が魅力…という程でもなく、F完に入ると、宇宙Bを考慮してもそこら辺の雑魚にすら装甲で劣るようになり、武装の火力でも負け始めるどころかそもそも運動性のインフレに置いていかれて全く攻撃が当たらなくなる悲しき存在。

ボロクソな評価をする事で有名な攻略本。
言い方こそ悪いが、大体合ってるのが切ない。

マジンガーZは1人乗りの上にF序盤から登場する分スペックも控えめなので、10段階改造解禁まで戦闘員として堪え忍ぶのが特にツラい。
終盤では後継機としてマジンカイザー強化型マジンガーZの選択イベントがあるのだが、マジンカイザーには改造段階を引き継がない(重要)ので、そちらを選択するなら改造はしなくていい。
しかし、強化型マジンガーZを選択するなら改造を引き継ぐので、使うのならバンバン改造を施していこう。その場合の改造武装はブレストファイヤーロケットパンチがオススメ。
ちなみにF序盤は空を飛べず、各種性能もやや下がっているのだが、そこまで性能が別物になるわけではないのでここでは割愛する。

F序盤のみ使える生マジンガー。
実はアニメでマジンガーZが空を飛べなかった期間は意外と長く、空中戦を得意とする機械獣に苦戦するシーンも多かった。

2.マジンカイザー

HP:7000 EN:250 タイプ:空陸 地形適応:空A 陸A 海A 宇A 運動性:100 パーツスロット:2 装甲:2400 修理費用:13000 限界:290 特殊能力:HP回復(小) 移動力:7

ズババンじゃない頃の魔神皇帝。

魔神皇帝の名前は伊達ではなく、装甲を筆頭とした全体的に高いスペックを持つ。
武装面においても、気力制限なしで初期威力3800を誇るファイヤーブラスターが強力で、メンバーに誰一人として気合を覚えるキャラが居ないマジンガー勢とマッチしているのも嬉しい。
ここまでは良いのだが、実際に使ってみると宇宙Bが全力で足を引っ張っている印象が強い。
マジンガー勢には宇宙Aのキャラが一人も居ないので、マジンカイザーが宇宙Aでも結局宇宙Bになってしまい、額面通りには耐えてくれないし火力もそこまで出ない。
それでも宇宙Bをある程度はね除けるぐらいのパワーはあるのだが、入手時は無改造状態な上、同時期に真の宇宙スペースナンバー1である真ゲッターが手に入るので、結局は愛着がなければ特に…となってしまうのが残念な所である。
ちなみにファイヤーブラスターを10段階改造すると、そこそこ広範囲かつ高火力なMAP兵器版ファイヤーブラスターを追加することが出来るが射撃属性の為マジンガー勢の能力傾向と全く噛み合わず、そこまで火力は出ない。
やる奴少ないと思うけどもしMAP兵器を撃たせたかったら、格闘属性のダイナマイトタックルを強化しよう。
それにしても、ゲッター線を当てただけでこれくらいスペックが向上するなら、下手に改造なんかするより全員にゲッター線当てた方が良かったんじゃないのか、これ。

3.強化型マジンガーZ

HP:6400 EN:200 タイプ:空陸 地形適応:空A 陸A 海A 宇A 運動性:90 パーツスロット:2 装甲:2100 修理費用:11000 限界:270 特殊能力:なし 移動力:6

弓教授によって強化された、新たな鉄の城。

基本スペック的にはマジンカイザーに見劣りするのだが、"大車輪ロケットパンチ"の一点のみでマジンカイザーと同等、もしくはそれ以上の活躍が見込めるユニット。
"大車輪ロケットパンチ"ロケットパンチを10段階改造する事で追加される武装で、必要気力105・消費EN10・射程1~6で威力が無改造状態で3200という非常に強力な武装で、これとユニットをフル改造した後、高性能レーダーを二つ積み、激励×5と鉄壁&必中を掛け敵陣に突っ込ませると、反撃で大車輪ロケットパンチを連打するだけで敵を殲滅する「大車輪ロケットパンチ戦法」が可能となる。
資金はかなり掛かるが、ぶっちゃけフル改造したマジンカイザーよりも強力で、なおかつ他の宇宙Aユニットとも差別化出来るので強いマジンガーZを使いたいなら是非オススメしたい。
正直どうでもいい事だがマジンガーZもブレストファイヤーフル改造でMAP兵器版が追加されるが、マジンカイザーと同じ理由で追加する価値はほぼない。
そんな金有ったら大車輪ロケットパンチ強化してください。

4.ボスボロット

HP:3700  EN:100 タイプ:陸 地形適応:空- 陸A 海C 宇C 運動性:45 パーツスロット:4 装甲:900 修理費用:10 限界:200 特殊能力:なし 移動力:4

    スパロボ界の無能風有能キャラno.1

実はTV後期になってから登場したスパロボ界の愛されキャラ。
基本スペックは旧ザク以下の粗大ゴミレベルで、必殺技のSPDXボロットパンチは威力こそブレストファイヤー以上だが、あまりにも要求気力が高く(気力140)地形適応が死んでいるので単純な戦闘で使うならどうしようもないゴミキャラ。
しかし、単純な戦闘力以外ならかなり優秀で、補給機能による支援に、驚愕の修理費を生かした10円自爆が非常に便利。
低すぎる基本性能も恵まれたパーツスロット数で補えるうえ、何よりも自爆用にHPを改造しておくだけであとはノータッチでいい、という手のかからなさも優秀。
パーツスロットにはHP系パーツを付けて自爆ダメージの底上げをしてもいいし、ブースターを積んで補給屋として動いてもいい。
特にダメージソースの乏しい序盤は、下手な必殺技よりも自爆の方がダメージが出るので、その点でもパーツスロットの多さが効いてくる。
そしてなにより、補給機能によるレベリングによって、普通にプレイしていてはまず不可能なマジンガー勢の2回行動を可能にする縁の下の力持ちでもある。
F完ではほぼ上位互換のコアブースターが入手出来るので、単純な補給屋としての役目はなくなるのだが、戦術的に見れば、下手をすればマジンガーZどころかマジンカイザーよりも有能な働きが出来る非常に便利なユニット。
ちなみに、新スーパーロボット大戦ほど劇的な変化が無いため気づかれにくいが、健気に強化用のスクラップを集めていたのか宇宙に上がる際にひっそりと改造が施されており、宇宙適正追加(C)と、基本性能が密かにパワーアップしている。

語り草になっている新スパロボのスーパーボスボロット。
MAP兵器も使えるためそこそこ便利なのだが、製作者が「宇宙に出るならパイロットが宇宙服着ればいいじゃん」という事を発売後に気がついた為、その後の登場は一切ない。

5.アフロダイA

HP:3500 EN:100 タイプ:陸 地形適応:空- 陸A 海B 宇B 運動性:40 パーツスロット:3 装甲:1200 修理費用:3600 限界:190 特殊能力:なし 移動力:4

元祖レディースロボであり、おっぱいミサイルのパイオニア。

おっぱいミサイルを考えた永井豪のアイディア力には感服するばかりである。戦わないけど。
基本スペックを見ればわかるが、この機体の本領は修理であり、戦闘力に期待してはいけない。
幸い、割りとすぐに後継機のダイアナンAが登場するので、ブースターを付けるくらいで改造はしなくていい。

6.ダイアナンA

HP:3900 EN:120 タイプ:陸 地形適応:空- 陸A 海B 宇B 運動性:45 パーツスロット:3 装甲:1400 修理費用:4000 限界:210 特殊能力:なし 移動力:5

メタスと並ぶ、スパロボ界の代表的修理キャラ。

アフロダイAと違って、初めから戦闘用に開発されたレディースロボットなのだが、やる事は基本修理。というか戦闘に参加したらまず死ぬ。
搭乗者のさやかが優秀なサポーターなのと、マジンガー勢のレベリングが出来るのは長所。
パーツはブースターを付けるくらいで、機体改造は思考ルーチンに合わせ、狙われにくくなるようにHPと装甲を改造するのがオススメ。

          マジンガーZ(キャラ)

1.兜甲児

特殊技能  切り払い:LV1(30)~  LV2(38)底力       性格 強気  地形適応 空A 陸A 海B 宇B
二回行動可能レベル  LV67

                            精神コマンド
            ド根性(1)必中(13)鉄壁(2)                      加速(27)熱血(6)覚醒(52)

神にも悪魔にもなれる力を継承した、元祖スーパーロボットの操縦者。

格闘値がかなり高く、最序盤から熱血、必中と便利な精神コマンドを覚えてくれる上、気力確保に時間が掛かる序盤では、搭乗機のマジンガーZが気力を必要としないのも相まって非常に便利なボスキラーになれる。
とは言え、F完には序盤の時点で搭乗機マジンガーZがインフレについて行けなくなる上、一人乗りである事と二回行動の遅さ、更には宇宙Bという事もあり、マジンカイザーor強化型マジンガーZ習得イベントの頃には全く使わなくなってしまった人も居ると思われる。
もしも最後まで使用したいなら、F完の中盤から10段階改造解禁まで、何回か修理or補給ユニットに乗せてレベリングをするのも一つの手だ。
10段階改造が解禁されたら、きっちり搭乗機を改造してあげよう。
趣味枠のキャラではあるが、愛を注いであげればなかなか使える。
TV本編においては93話に渡って様々な機械獣と戦い抜き、東映マンガまつりでは、死への恐怖に苛まれながらも皆を守るために修理も不完全なマジンガーZで出撃、言葉通りのズタボロになるまで戦った。

あまりのやられように子供が泣いて応援したほど。
それでも皆を守るため引くわけにはいかないのだ

そしてトドメを刺される瞬間にグレートマジンガーが登場、彼を「偉大な勇者」と称えバトンタッチをしたのだが、視聴者やスポンサー、それどころか原作者までもが兜甲児に強い魅力を感じていたらしく、グレートマジンガー最終回では主役を差し置いて一騎当千の大活躍、そして更に続編のグレンダイザーでは受け継がれた科学者としての血も覚醒したのかNASAに留学(!?)し、UFOを自作出来るまでの科学者という肩書きまで着けて登場、グレンダイザー真のヒロインとの呼び声まで得るなど長きに渡って活躍した。
そしてそんな彼も「マジンガーZ/INFINITY」では遂に結婚し、人類と家族を守る父となった。

ちなみに、屈指の取得難易度を誇る「ユング・フロイト」参入フラグの一つに「タカヤ・ノリコが初めて実物で見るマジンガーZに感動する」というイベントがある。

初見どころか偶然でもないとまず発見不可能。
「ブライトさんに修正されるシンジ」と言い、根っからのオタクである庵野がやりそうなイベント内容である。

2.弓さやか

特殊技能 なし 性格 弱気 地形適応 空B 陸A 海B 宇B
二回行動可能レベル lv64

                          精神コマンド
         幸運(1) 必中(15)信頼(6)
         熱血(23)ひらめき(12) 激励(34)

甲児のガールフレンドにして、おっぱいミサイルが主武装のロボットに乗せられた不憫な子。

戦闘員としては期待出来ないがその分精神コマンドが優れており、lv60で超重要精神である"激励"を二回使えるようになる優秀なサポーター。
とはいえリアル系にセシリーやイーノという強力な対抗馬がおり、その二人に比べて二回行動も圧倒的に遅いので、最後には使われなくなってしまうことも。
幸運持ちの為、序盤ではマジンガーZに乗り換える事もある。
地味にスーパー系の中では隠しとスーパー系主人公を除けば最速クラスで二回行動が可能なのだが、可能レベルがlv64というのが切ない。
「マジンガーZ/INFINITY」
では甲児と結婚し、子宝にも恵まれた。

3.ボス

特殊技能 底力 性格 強気 地形適応 空C 陸A 海C 宇C
二回行動可能レベル lv81

                            精神コマンド
            自爆(1) 友情(14)ド根性(1)
            熱血(17)脱力(5) 挑発(20)

甲児の悪友にして唯一無二の戦友。

コメディリリーフでありながら、マジンガーZからグレンダイザー(ゲスト出演)まで、100話近くを本名不詳のまま戦い抜いてきた隠れた猛者。
タカヤ・ノリコや藤原忍よりも高い格闘値を除けば、壊滅的な能力値に低すぎる地形適応、ネタにしか思えない遅すぎる二回行動可能レベルなど、パッと見は全く使えないキャラ。
しかし精神コマンドが非常に優秀で、序盤から脱力、挑発という最後まで使える重要な精神を習得する上に、異常な修理費の安さを誇る搭乗機にマッチした自爆をデフォルトで覚えており、序盤の難敵を倒すためのキーにもなる。
育成面でも、補給機能のお陰で戦闘員の育成の邪魔をせずに楽にレベル上げが可能で、コアブースター登場後も、乗り換え機能を生かして修理屋としての活躍も見込める。
この外見に見合わぬ器用さには、一見出来が悪そうに見えて、実は一番優秀で手間の掛からない大家族の長男のような趣すら感じられる
F完ならともかく、F時代なら使わなければ損レベルの有能キャラだ。サポーターが欲しいなら迷わず使おう。
余談ではあるが、TV本編ではコメディリリーフでありながらここぞというときには漢気を見せ、甲児やさやか、シローはおろか、あの気難しい鉄也や宇宙人であるデューク・フリードとも分け隔てなく親交を深めた懐の深い人物であり、個人的には非常に好感の持てるキャラクターでもある。
「マジンガーZ/INFINITY」では子分二人と共に人気ラーメン店を営んでおり、地球の危機に再び立ち上がり、ボスボロットでマジンガーZが来るまでの時間稼ぎを勤めた。

   グレートマジンガー(ユニット)

1.グレートマジンガー

HP:5600 EN:200 タイプ:空陸 地形適応:空A 陸A 海B 宇A 運動性:80 パーツスロット:2 装甲:2400 修理費用:9000 限界:280 特殊能力:なし 移動力:6

マジンガーZ最終回に鮮烈なデビューをした偉大なる勇者。

自軍トップクラスの装甲値を持ち、攻撃力も中々のもの。
オーラバトラーに強く、参入時期も地上でオーラバトラーに苦しめられている時期なので、鉄壁+必中を掛けて突っ込ませれば、威力と射程に優れたドリルプレッシャーパンチによる反撃戦法で大暴れ出来る。
だが、宇宙に上がると宇宙Bがかなり響き、自慢の装甲や攻撃力も形無しになってしまう。
1人乗りである事も辛いが、必殺技のグレートブースターが弾数1である事に加え、改造したとしても同じマジンガー系にマジンカイザーという上位互換の存在がおり、性能的には下位互換のマジンガーZのように反撃戦法を極めることも出来ないため、特に厳しい立場に置かれてしまう。
ぶっちゃけてしまうと「出てきた時がピーク」という他にない。まるでグレートマジンガー本編みたいだな
もしもがっつり使うなら、サンダーブレークグレートブースターを改造しよう。ドリルプレッシャーパンチも便利そうだが、宇宙に上がると今度は射程の差で雑魚散らしが難しくなるのでしなくていい。
グレートマジンガーもブレストバーンを10段階改造すればMAP兵器版が追加されるが、射撃属性なのでry
もしかしたら、スパロボFで一番不遇なスーパー系はグレートマジンガーかもしれない。

2.ビューナスA

HP:4500 EN:150 タイプ:空陸 地形適応:空A 陸A 海B 宇B 運動性:50 パーツスロット:3 装甲:1500 修理費用:6000 限界:240 特殊能力:なし 移動力:5

グレートマジンガーのパートナーにして、おっぱいミサイルの継承者。

TV本編では、前作のレディースロボよりかは戦闘員としても活躍していた。
能力的には空飛ぶ強化型ダイアナンAという感じ、つまり戦闘に参加したらまず死ぬ。
アーマーパーツ+ブースターでも良いが、HPと装甲を少しだけ改造して、ブースターを三積みするのもアリ。
最終的には激励使いのさやかorジュンか、脱力&挑発使いのボスの内の誰かがこの機体に乗る事になるだろう。

     グレートマジンガー(キャラ)

1.剣鉄也

特殊技能 切り払い:LV1(23)~ LV3(53) 底力
   性格 普通 地形適応 空A 陸A 海A 宇B
二回行動可能レベル lv67

                         精神コマンド
           ド根性(1) 熱血(5)鉄壁(2)
           必中(12)努力(3) 加速(26)

ハードな過去を持つ、戦闘のプロ。

完結編中盤から仲間になり、高い格闘値に優秀な精神コマンド、そしてグレートマジンガーの性能によってオーラバトラー相手にかなりの活躍を見せるが、宇宙に上がると一気に存在感を失う。
愛機グレートマジンガーは宇宙Aなのに鉄也が宇宙Bというのも困り者で「戦闘のプロを名乗るなら宇宙戦の訓練もしてこいや、シャングリラのガキどもですら宇宙Aやぞ…」と嘆いたプレイヤーも割と居るかと思われる。
この時代の鉄也は甲児と間違い探しレベルくらいにしか能力差がないので、愛着があるなら鉄也をマジンカイザーor強化型マジンガーZに乗せ変えても良いが、甲児と違って顔グラフィックが一枚しか用意されておらず、戦闘前会話にもほぼ絡んで来ないのも残念。
ある意味一番不遇なスーパー系かもしれない。

ここからは個人的な話になってしまうのだが、スパロボ界隈では、自称する「戦闘のプロ」に似合わぬ旧シリーズでの微妙な能力値に、18歳とは思えぬ老け顔貫禄、果ては顔グラがホモっぽいなどのホモネタ弄りである意味大人気のキャラなのだが、TV本編の彼はまさに苦難の連続であった。
戦闘のプロとしてのハードさの一方で、スパロボではあまりクローズアップされないシローやボスとのやや砕けた関係や、小遣い(2000円)お菓子とマンガを買う年相応な一面など甲児とは違った魅力のあるキャラだったのだが、兜甲児の復帰以降は孤児という自身の出自コンプレックスから甲児への嫉妬を爆発させ、周囲の助言や甲児からの歩み寄りも効果なく一気にメンヘラ化。
最終回ではそれが原因で育て親である兜十蔵博士が死亡、自身も負傷し出撃不能となり、代わりにマジンガーZに乗った兜甲児がミケーネ帝国を滅ぼし、鉄也は病室で懺悔してENDというマジンガーZ最終回での華々しいデビューとは比較にならないほどの悲しい最終回を迎えたばかりか、原作者からも「あまり好みのキャラではない」と言われ、甲児と違ってグレンダイザーにも出演することが出来なかった。
そんな不器用の極みのような彼ではあるが、「マジンガーZ/INFINITY」では炎ジュンと結婚し、人間的にも成長した姿を見せてくれた。
快活でヒーロー然とした甲児と比べると人間臭さの目立つ鉄也だが、個人的にはマジンガーシリーズの中ではボスと並んで一番お気に入りのキャラクターである。
ほんとうにどうでも良い事だが、戦闘BGMは「おれはグレートマジンガー」や「勇者はマジンガー」より「鉄也のテーマ」の方がお気に入り。

2.炎ジュン

特殊技能 なし 性格 強気 地形適応 空A 陸A 海B 宇B
二回行動可能レベル lv65


                          精神コマンド
         努力(1) 必中(14)根性(2)
         ひらめき(19)熱血(9) 激励(37)

鉄也のパートナーにして、同じく戦闘のプロ。

F完中盤に鉄也と同時に仲間になる、鉄也のパートナー。
能力値は弓さやかよりやや強い分二回行動レベルを上げたという感じで、こちらも戦闘員としては期待できないがサポート要員として優秀。
さやかと同じくlv60で激励が二回使え、育成にも手間が掛からないため、優秀な激励要員となれる。
鉄也と同じく戦闘訓練を受けた「戦闘のプロ」なのだが、残念ながら彼女も宇宙B。カツですら宇宙Aなんだから、宇宙戦の訓練もしてきてくれ。
彼女も鉄也と同じく孤児で、なおかつ混血児(今では放送コードNG)で差別されていた
というハードな生い立ちを背負っており、前作ヒロインである弓さやかとはアダルティな顔立ちやグラマラスな体型も相まって対照的なキャラクターであったが、鉄也と違い、最後までコンプレックスを引き摺るという事は無かった。
そんな彼女も「マジンガーZ/INFINITY」では鉄也と結ばれ、物語開始時には既に彼との子供を身籠っているなど幸せな家庭を築いている。

総評

能力値的には他のスーパーと比べても遜色がないのだが、一人乗りで人数によるアドバンテージが無いのと、とにかく宇宙Bなのが痛い。
サポーターとしては優秀なのが揃っており、修理機が二機もいて、乗り換え機能によって戦闘員のレベル上げに、補給と修理の役割変更が出来るのは他にはない中々の利点。
戦闘員はやはり趣味枠になってしまうが、愛があれば活躍出来るだけのスペックはある。

キャラの余談が長くなって大変申し訳ありませんでした

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