日本選手権FINAL2021 反省メモ

Twitterに載せるには長文過ぎるのでnoteに投稿。記事としてまとめるつもりはなくただのメモ書きなので、読みやすさは全く意識していません。書き残しておきたいことを思いついたら都度更新。

▼ 総括
・よかったところ
→リストの最適化。
スカイクレイブの亡霊、コミューン、ヤシャーンの採用など。
苦手なマッチアップで何とか勝率を出すプランも一通り組めていた。
もう少しメタ読みが最適化できていれば、メインの英岩城も減らせていただろう。

・ どこを反省すべき?
→メタ読み。
招待制の少人数トーナメントなのでプレイヤーのアンテナが高い。もっとエスパー、オルゾフの人数が少ないことは予想できた。

▼ メタ読み
・想定したメタゲーム……
エスパーミッドレンジ、ナヤルーン、ジェスカイコンボが多い。オルゾフも最多勢力にはならないだろうが一定数いる。アグロも少々いるがオルゾフ相手に勝ち切らない。

・当日のデッキ分布はエスパー(+オルゾフ)が想定より少なく、アグロが多かった。

・エスパーおよびオルゾフの数が少ないことから、ナヤルーン以外のアグロにとって有利なフィールドになった。
特に白基調のアグロはナヤルーンとジェスカイの両方に相性が良く、良いポジションだった。

・なぜエスパーとオルゾフが少なかったのか?
→そもそも自分たちが選ばなかった理由……エスパーミッドレンジがミラーマッチ、ナヤルーン、ジェスカイコンボの仮想敵3種を並行して意識する構築は難しいと感じたから。
サイドボードの圧迫が激しく、固定枠(軍団の天使、講義)が多いPTQ優勝リストから脱却する必要があったが、メタが多岐にわたるため調整し切る自信がなく諦めてしまっていた。

↑みんな同じことを考えた結果、エスパー系が少なくなった?
参加者のレベルの見通しが甘かった。自分たちが考えることと同じことくらいは必ず考えてくる。

・当日エスパーを持ち込み準優勝を記録した宇都宮さん曰く、「エスパーは何にでも勝つし何にでも負ける」とのこと。(「だからこういう日には向いてると思った」みたいなことを言ってた気もするが勘違いかもしれない。)

・どうすればアグロを選べていたか?オルゾフが少ないことを想定できていれば白単を候補に挙げられていただろう。
※アグロを選択したプレイヤーは、メタ読み云々よりも自身の趣向で選んでいるようにも伺える面々だが……

▼ デッキ選択
・ナヤルーンはデッキパワー十分だ(と思う)が立ち位置にやや難ありだった。
実際、yokakenanaはその煽りを喰らって白系アグロを立て続けに踏み死んだ。
okarinの方は立ち位置とかではなく土地を引き過ぎて死んだ。

・今回選択したナヤルーンは個人的にあまり好きなデッキじゃなかった(しかも負けた)ので、次に同じことをしないようにと必要以上に反省したくなる。

▼構築
・メインに1枚投入したヤシャーンは、イゼット系オルゾフ系が一定数分布するという想定の基では良い採択だった。(実際にはそうでならなかったが)

・ミラーマッチの焦点も間違っていなかったように思える。とにかく除去。
スカイクレイブの亡霊は除去+クロックという点で心強い。マナベースの都合上早期ターンに出しづらいのがネックだが。

・未知子は役割が少なく、減らすことができたと思われる。
未知子が強い盤面=エンチャントが複数枚場に出せている時なので、オーバーキルになりがち。
2ターン目に場に置いて最低限の戦線を形成できる無常の神(3枚目)の方が幾分かマシだし、更にそれより相応しいカードも何かしらと思う。

・赤呪いはカード自体が弱いものの、ジェスカイの構造上そこそこ刺さるという理由で何度かテストした上に採用に至った。
実際は卵プランに対してあまり強くなく、ジェスカイコンボもそれを把握した上でサイドを組んでいた。
本戦で赤呪いが刺さって勝った試合はあった。が、今後積極的に狙うには脆弱性が高すぎる。もっと別のプランを探した方がよい。もしも見つからないのであればこのデッキの存続が危ぶまれる。

・永岩城の修復は白い表現の反復らしい。このデッキにおいては婚礼の発表より良い。ただしアグロが幅を利かせる環境で3枚は余計だった。あとデッキの動きに合ってる日と合ってない日がある。つまり最適なカードではない可能性が高い。もっと他のデッキで使いたい。

▼簡易レポ
R1 エスパーミッドレンジ@河野さん
○ スカルドスカルド。
× 相手の盤面形成が早い+土地しか引かない。
× 攻め手が細く、ピン挿しの告別をケアできるほど盤面に余裕がない状態に陥った。無事直撃しアディオス。

R2 アゾリウスコントロール@山崎さん(遊戯でインフェ使ってた元YPの人だった)
× メインは放浪皇と告別の連打に耐えられるようになっていない。アディオス。
○ スカルドスカルド。相手にリソースを回復する余裕を与えないように脅威を送り出すだけ。
○ スカルドスカルド。お前がコントロールされる側。

R3 ナヤルーン@佐藤レイさん
× 相手のピン挿しハルヴァールで条約違反され戦線崩壊。
○ ポータブルホールとスカイクレイブの亡霊で相手の主力を全員拉致。
× 相手のピン挿しハルヴァールで条約違反され戦線崩壊。

R4 ジェスカイコンボ@三井さん
× 2T3Tで2/2/2とルーンおじ出すも、それ以外の引きが全て土地。相手の場にはドラゴン3体。
○ 序盤にカード使わせて、リソース細くなったところをスカルドと神聖なる憑依で制圧。
○ クロック+呪いで相手を封じ込めて勝ち。

R5 ジェスカイコントロール@calmさん
× 2ターン目の卵にダメージをカットされてる間にドラゴンとリーアが着地。
○ 1/1/1を2ターン目に3体送り込んで祭り。
× カードを消費させてダメージレースに持ち込むも、重要な局面で勇敢な姿勢ケアが頭から抜け落ちてしまい敗着に。勝ててた試合なのでとても悔しい。

R6 青単アグロ@クマゼミさん
× 先手1/1/1→2/2/2→ルーンおじが全部通って完全勝利を予感するも、3ターン目相手の場のデルバーが3体裏返り、盤面も俺もひっくり返って負け。
× 最序盤からごり押せるベストハンドを配られるも、クマゼミマジックの術中に嵌って負け。あまり意識しないようにしてたが今思い返すと完全にティルト状態だった。最重要局面で1/1/1がチャンプアタックで殉死していた。

2-4。

▼ その他
・今回は調整・情報収集に莫大な時間を費やしたが、あまり良い結果を出せなかった。良いやり方でもなかったなというのが正直な感想。
今後は↓のように取り組みたい。おそらく自分に合っているスタイルだと思う。今まで自分が好成績を出せていた時も概ねこの通りだった。

(1)メタの最善手がすぐわからないようなときは無理して探さない、選ばない。
(2)好きなデッキタイプが一定以上のパワーを持ってるなら早々に心中を決めてよい。
(3)カードの採択については幅広く意見を聞き入れる。最後は自分で決める。
(4)言語化によって視野を狭めない。言語化は情報共有の手段に過ぎない。

・メタゲームの予測については経験不足が失敗を招いたと感じている。次回はもう少し精度を上げられるはず。

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