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LIFE RECORD third 楽曲制作秘話8-夏の記憶-

※こちらの記事はアルバム制作の中で今作のデザイナー陣に共有した会話をもとに記載しています。
なるべくわかりやすいように加筆修正していますが読みにくいところもあるかと思います。ご了承ください。


文中
Y=YOU
ト=トミーさん(デザイン構成)
こ=こうちぶ画伯(アートワーク)
な=なっちゅ(アートワークアシスタント)


その他の制作秘話→ https://note.com/okanyou1030
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以下本文

Y 夏の記憶は去年≪ちめいど≫っていうユニットのゆうすけくんと一緒に作った曲ですね。

まぁまさに僕の大好きな夏休みの思い出たちを・・・こう・・・ぎゅっと詰め込んだような感じの1曲で。

学生時代とか子ども時代を思い返すと自分にとって夏っていうのはやっぱ特別な季節であって、楽しい思い出もそうだしー・・・なんだろな・・・ちょっと・・・さみしい思い出もそうだし・・・いろんなものが詰まっているんですよね。

今も変わらずに夏はやってくるんですけど・・・前作LIFE RECORD secondに入っている夏色日記の中でも同じような感覚を描いているんですけど、それとちょっと描き方を変えて表現してる感じですね。

曲の背景で僕が思い描いたのは、高校生時代の景色がすごい色濃く出ていて・・・。

今、うちの家の1階でカフェをやっている幼なじみの茂一君たちと、なんか不意に夏休みの夜中に集まって自転車であてもなく出かけて。

橋の上でただわけもなくだべってる時間とか・・・夜中までずーっと他愛もない話をゲラゲラ笑いながらして。

んで朝夜が明けてきたぐらいに「このままチャリンコで海までいけるかやってみよっか?」みたいなのりで海まで出かけた日があって・・・(笑)

・・・なんかよくそんなことをやってたんですよね(笑)

「あーいーねー!」みたいな感じで海探して・・・こう・・・馬鹿話をしながら海を目指して行くっていう(笑)・・・「海見えてきたぞ!!」みたいな感じのことをしょっちゅうやってて・・・

んで、時には福井県までチャリで行けるかやってみようかとか・・・チャリで行ってみたりとか(笑)たしか琵琶湖ぐらいで結局諦めて琵琶湖見て帰ったんすけど(笑)

同じように夏はやってくるのに今は全然違う感覚というか。

なんかこれ書いたとき結構疲れてたんですよ(笑)

まぁ毎年思うんですけど・・・同じ夏がきてもこんなにも人間って年齢とか生きてる場所や時代によってこんなにも捉え方が変わるのかって。

前作に収録されていた夏色日記という曲はもっと幼少の時代を描いてたんですね。

【子どもの頃は過ぎて行く夏の一日が大切な宝物で 大人になって過ぎていく夏の一日に振り向きもしなくなって】

っていう歌詞があったり。今作はそのもう少し後の高校生の時の想い出や景色がもとになっています。

夏の入道雲を・・・ただぼーっとみんなで見上げたり・・・バカばっかりやってたよなーっていう記憶があって・・・。

そこから・・・今はそれぞれの道を歩んでて。

幼馴染だったら家の下でカフェやってて二児のパパになっててみたいな・・・時間は確実に進んでて・・・不意に思い出す瞬間があるんですね。特に夏が来ると。ただ空を見てるだけで涙が出てきたりする。

あの日からちゃんと時間てのは続いてて・・・あの日の記憶はちゃんと今もあって・・・今もあるから・・・大事なものは消えてしまったわけではなくて、ちゃんと自分の胸の中にあるだっていうことを描きたかったんだと思います。

【目を閉じれば聞こえる懐かしい日々の声 いつの日にか忘れていた記憶の中 今も全部ここにあるよ】

っていう・・・うん・・・なんか、ここに全部詰まっている気がしますね・・・この曲は。

そういう事を、ちめいどのゆうすけ君に伝えさせてもらって。

ゆうすけ君の中でも出てきたものを重ね合わせたイメージです。


けどどっちか言うと全編を通して結構僕の描きたかったものを描かせてもらったイメージですね。

夏のどうしようもなく胸がきゅんとしてしまう瞬間とか。

儚さとか。そういう刹那的な美しさがすごく好きで。

実は今作の中で僕が1番好きな1曲です。

歌詞もそうなんですが・・・・この曲はその世界観に触れてほしいなって思います。

【夏の記憶】

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【ダイジェスト】
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