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父の命日を迎えて思う「今を生きること」

こんにちは
おかめこんぶです。

もうお盆の時間ですね。


私の父は2年前の8月10日に癌で亡くなりました。


先日、実家で父の手帳を発見しました。

父の字でいろいろ記録してありました。
もう体調が悪くなってきた頃は、読めないくらいの字で。

例えば
・来ることのなかったカレンダーの予定
・日々の体調の記録
・これからやりたいこと(自身の写真展の会場の調査、名車コレクションをディスプレイする棚の構想、カーポートを付けたい等)
・孫の誕生日プレゼント選び

じーんとしてしまいました。
まだまだこれからも生きるつもりだったんだなぁと。

父はあまり自分のことを話すタイプではなかったので、
私自身も父がどう感じていたのか、亡くなってから気づくことがあります。

2年経つと、父がいない景色にも慣れつついた自分にちょっと悲しさを覚えます。


父の手帳を読んで、改めて強く感じるのでした。

私自身生きた記録を残したい!
今をまっすぐに生きたい!

きっと、父はこんなことを教えてくれる気がします。

話は変わりますが、

「大豆田とわ子と三人の元夫」(松たか子主演)のドラマが結構好きなのですが、
親友を失ったばかりのとわ子(松たか子)に小鳥遊大史(オダギリジョー)がかけた言葉がすごい沁みるんです。

「人間は現在だけを生きてるんじゃない。
5歳、10歳、30歳、40歳。その時その時を懸命に生きてて、過ぎ去ってしまったものじゃなくて、
あなたが笑ってる彼女を見たことがあるなら、今も彼女は笑っているし
5歳のあなたと5歳の彼女は、今も手を繋いでいて
今からだっていつだって気持ちを伝えることができる。

人生って小説や映画じゃないもん、
幸せな結末も悲しい結末もやり残したこともない。

あるのはその人がどういう人だったかっていうことだけです。

人生にはふたつのルールがあって、
亡くなった人を不幸だと思ってはならない。生きてる人は幸せを目ざさなければならない。
人はときどきさびしくなるけど人生を楽しめる。楽しんでいいに決まってる」

「大豆田とわ子と三人の元夫」7話

※小鳥遊(たかなし)と読みます

大切な人を失って悲しんでいる人に、こういう言葉をかけれる人って
そうそういないですよね。
しかも、2人とも名前を知らないくらいの極めて初めましてに近い状態で。

私は父が亡くなって、わりとすぐこのシーンを観てポロポロ泣いてたのですが、
その時意味がわかるようなわからないような感じでした。

ただ「深いな…」と。

時間がたってから、またこの言葉に向き合ってみると、
なんだかわかるような気がします。


このシーンだけでなくて、松たか子さん演じるとわ子がとにかく素敵で。

シングルマザーで社長で、三度離婚しても、ただまっすぐ生きていて、魅了的な人なんです。

気になった方は見てみてくださいね☺

とわ子だけでなく、それぞれの登場人物から発せられるセリフがとてもじわっと沁みて愛せます。


それでは、読んでいたただいてありがとうございました!

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