ノーベル文学賞を受賞した日系英国人作家カズオ・イシグロの代表作『日の名残り』を、小説版と映画版の違いの理由などを交えて徹底解説しています。世界一のネタバレ記事となっていますので、…
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#ミュージカル
カズオ・イシグロ『夜想曲集』#1「 Crooner /老歌手」がどれだけ暗号だらけなのか僕が解説するとしよう!~『日の名残り』徹底解剖・第46話
~~~ 三日目・夜 五島・福江島 ~~~ 忘れてる人もいるかと思いますが、オイラたちは今、長崎県五島市の福江島にいます。 そしてようやくカヅオさんの妹さんがいる修道院まで辿り着いたんだけど、肝心の妹さんは、そこにはいませんでした。 なんでも素行不良で問題となり、無人島の「サザエ島」に「お清め」のために三日間籠っているそうです。 明日の朝、妹さんを迎えに「サザエ島」へ行くことになっているんだけど、ちょっと興奮して眠れないから、おかえもんの読み聞かせ&解説を聞くことになり
「コール・ポーターは凄いってことを明けない夜に考えてみた」~『夜想曲集』#2「 Come Rain or Come Shine /降っても晴れても」~カズオ・イシグロ徹底解剖・第55話
いやしかし『なぜ人はパリの春を愛するのか』には驚いたね。 まさかあんな秘密の暗号が隠されていたなんて… ワイは「クリ(栗)・フォード(フランクフルト)・ブラウン(茶色)」のことが気になって眠れへん。 さあ、コール・ポーターの危険な魅力について語ろうぜ。 では始めます… Cole Porter (1891 – 1964) コール・ポーターは、1891年にインディアナ州のペルーという町に生まれた。 ペルー? そういえばイシグロは小説の中でなぜか「ペルー」という
「なぜ人は《雨が降る=悲しい》と決めつけるのか?(Here's That Rainy Day)」~『夜想曲集』#2~カズオ・イシグロ徹底解剖・第56話
まさか小説の三行目までの解説で、こんなに回を重ねるとは思ってもみなかったね… ホンマやな。 出だしの3行で、もう6回も書いとる。 しかし、よくもまあ毎回毎回、驚愕の新事実が飛び出してくるよな… 前回もホントに驚かされた… 仕方ないですよ… カズオ・イシグロが「ややこしい」伏線を張り巡らすから… 第3の曲『ヒアズ・ザット・レイニー・デイ』も、これまでの曲に負けないくらいの「ややこしさ」だぜ。 いや、ひょっとしたら、最も「ややこしい歌」かもしれないな… マジ