コーエン兄弟『バートン・フィンク』徹底解剖19「天使の誘惑」
さて、今回はバートンの部屋621号室で巻き起こる大事件を解説するよ。
この映画の中で、最もコミカルで、最もスリリングなシーンだね。
そんなコミカルやったか、あの場面?
出来事はシリアスだけど、喋ってることは完全にコントなんだ。
だからバートンを演じてるジョン・タトゥーロも、わざと臭い芝居をしている。大根役者がやってるみたいに棒読みしたり、大袈裟な感情表現してみせたりね。
その前に、前回を未読の方はコチラ!
第18回「8時15分、MORAGA 829番地」
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