歌詞 「フィロシコス」
もしも一つ やり直せるなら
最後の朝に戻って
後ろ姿に しがみついて
子供みたいに泣いてみたいんだ
雨のように 星が降っても
君はきっと 戻らないのに
置いていった フィロシコスの
割れたビンが まだ捨てられない
新しい今日を塗り重ねて
曖昧に沈んだ日々
朧げな記憶さえも また落として
いつか影すら失くすだろう
暗がりに芽吹く明日は
僕一人じゃ重荷なんだろう
だから今日も 同じ朝を
また 何度も繰り返した
見送った 電車は これで7本目だ
乗り込めず ホームで 立ち尽くした僕
無機質なアナウンスだけが ぼんやりとどまり
見守るフリして嘲笑ってるんだろう
雨のように 星が降っても
君はきっと 戻らないのに
置いていった フィロシコスの
割れたビンが まだ捨てられない
人が最後まで 覚えてるのが
本当に嗅覚だとしたら
残り香とだけ 生きていくよ
割れたビンは もう捨てられない
なくてはならないから
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