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160 妻の両親の終活⑫~義父の入院。

《前回の話》

年始早々に持病の腰痛を悪化させて病院に行った義父でしたが、先週末にとうとう入院することが決まりました。

異変に気付いたのは、両親を気遣って平日に訪問に来ていた介護の仕事をしている義妹。彼女は腰を痛がる義父の脚が相当むくんでいることに注目して他の疾患を疑い、義父母と分離型二世帯で暮らす私と妻が仕事で不在の時に病院へ連れて行ってくれたのです。

結果、やはり内蔵系に問題のあることが判明。その日のうちに入院することになりました。自宅から徒歩ですぐ行ける病院なのですが、コロナ第8波のご時世だけに面会は一切禁止。しかも状況的に数か月の入院になりまして。

何よりも心配なのは義父の体調です。そして長期入院で家族にも会えないとなると、認知症が一気に進行してしまうのではないかということも懸念の一つに。見舞客が病室とオンラインで繋いでもらえる面談も可能なのですが、かなり先まで予約が埋まっており、2月8日しか予約が取れませんでした。

任意後見の契約は数年前に完了済
もう一つ気がかりなのは義母のこと。体調こそ悪くはないのですが、彼女も認知が進行していますので。60年近く連れ添ってきた義父といきなり会えなくなってしまったのが不安で寂しいようで、義父と会えないにも関わらずいつの間にか何度も病院にモノを届けていました。親切な看護師の方がそのことを教えてくれたのです。どうやら不要なものまで持って行っているようですが、義母の心情が痛いほど分かるので無下にはできず、せっせと通う義母からとりあえず受け取ってくださったそうです。

高齢者が急に長期入院となったので色々な今後の事態を想定せざるを得ないのですが、数年前に両親の遺言書を含む任意後見契約を済ませておいて本当に良かったのではないかと。一部、権利関係など対応中で完了できていなかったこともありますが、金銭関係など基本的な準備は概ね完了しています。こういうことがあった時のために準備しておいて本当に良かった!

《つづく》

【今後のプリエンド協会イベント】
◇ローズ倶楽部様 終活セミナー

◆2023年1月25日(水)13時30分~15時
「おひとりさまの墓じまい~時代に合った終活のかたち~」
【講師】稲葉陽一(お墓じまい専門家)

◇第12回終活会議 実践会
◆2022年1月25日(水)15時30分~17時
「『おひとりさま葬』勉強会」
【講師】三木伸子(寺院葬プロデューサー)+岡橋秀樹(プリエンド協会理事長)

◇第48回終活会議(終活パワーチームZoom定例会)
◆2023年2月16日(木)19時~20時45分 ※毎月第3木

終活問題に関するご相談は、経験豊富なあらゆる専門職の揃う一般社団法人プリエンド協会までどうぞ。

岡橋秀樹
一般社団法人プリエンド協会 代表理事
㈱プリエンド・マーケティング 代表取締役
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