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第16話「HAKATAみやげ」

岡部八郎
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おしゃべりエッセイ、『SO!SO!』へようこそ。おかはち、です。

みなさん、ごぞんじですか?
福岡市には、博多というエリアがあるんです。

江戸時代、いまの福岡市のほぼ真ん中を走る那珂川を境に、西の町民の町が福岡、そして東の商人の町が博多とよばれてました。

で、江戸時代から、明治に変わって、市の名前をきめようとなったときに、福岡市がよかくさー、いやいや、博多市やろぉーもん、ってもめにもめて、議会で最後に1票差できまったのが福岡市、なんです。


SO!SO!
そういうわけで、まぁー、わずかの差できまったんで、いまでも博多という言葉を愛する皆さんは、博多言葉、博多弁が消えないように博多弁を毎日欠かさずつかいよんしゃーとです。


その典型が、福岡のお土産。

傑作饅頭『博多通りもん』
往年の定番『博多の女(ひと)』
あんこがおいしい『博多ぶらぶら』

おやまぁー、あらためて福岡みやげをみていると『博多』という文字が躍ってますねー、博多どんたくのように。


そんななか、ボクおかはちが福岡空港から東京に行くとき、空港のお店でお土産に買っていくのが博多弁の大きな文字がどーんとプリントされている『博多弁クリアファイル』です。

たとえば、この言葉『とっとーと』。どういう意味かなーって思いますよね。

こんな情景思い浮かべてください。

博多の屋台で横並びの、ばんこのような長椅子に荷物を置いて座っているとします。そのとき、あとからきたひとが、ここあけてもらえますか?座りたいので、というと、その人は博多弁で言うんです。

『とっとーと』。

は??なに?

はい、正解は、『この場所を私は取っています』つまりは、あとから知り合いが来ますので席をとっています。あいていません。という意味なんです。

まぁー、なんとシンプル。

強くいうと、突き放したような態度になるので、みんなやさしくいうんですよ『とっとーと』


そんなたのしい、ネイティブな博多弁のクリアファイルは福岡空港や福岡市内の文具店に並んどります。

SO!SO!
博多弁クリアファイル、ほかにも『なんしよーと』なにしてるんですか?とか、『あいらしか』かわいいねとか、『すいとー』すきです、というのもあるけん、探しちゃりー。


SO!SO!
九州の博多みやげといえば、博多ラーメン。福岡空港には、一風堂をはじめ、長浜ラーメンや、いろんな博多ラーメンをお土産コーナーに置いてます。ボクは名前が八郎なんで『八ちゃんラーメン』をよくお土産に持って行ってました。濃厚なクリーミーな博多豚骨ラーメンです。まー、平たく言えば、ガツンと胃袋に来るガツン系かな。


でも、SO!SO!
最近は、福岡市の川端商店街に店舗を移動した『屋台おかもと』のラーメンがすいとうです。お店にもよく行くし、ラーメンはガッツリ系ではないけれどバランスがすごくよかけんすいとぉとです。

福岡市の渡辺通り沿いの屋台でももちろん食べられますが、川端商店街にお土産用の5食入り生ラーメンが売りようけん、ボクは福岡に来てくれた県外の方に、お土産としてよく手渡してます。

パッケージには『めんは こしのある とくせい なまめん ひでんのすーぷが うまさのひけつ』と書いてあります。まさにそのとおり。


まぁー、博多とんこつラーメンの好みは、ひとそれぞれでちがうけん、1等賞はないとです。みなさん、じぶんの1等賞のラーメンにであうごと博多のラーメンば、たべあるいてください。そうしていただければ、博多の飲食業界、ますますゲンキになりますけん。


おしゃべりエッセイ、『SO!SO!』 おかはちでした。

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