第12話「能登半島コメコメ倶楽部」
岡部八郎
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おしゃべりエッセイ、『SO!SO!』へようこそ。おかはち、です。
おいしいお米、新米が収穫される、実りの秋ですねー。
どんなお米が好きですか?
有名どころでは、コシヒカリとか、
ひとめぼれとか、ヒノヒカリもありますね。
ぼくは、小粒なかわいいお米、
ミルキークィーンという品種が好きです。
コシヒカリの親戚なんですが、
知り合いの農家さんから小分けしていただいたりすると、
飛びあがって喜んでます。
炊きたてのときは、ほどよい粘りがあって。
かめばかむほど甘くて。
冷めたおにぎりになっても、
粒もひとつひとつしっかり美味しい。
これ、美味しいお米の、原点ですよね。
あ、SO!SO!
そんなお米の原点のような日本の田んぼに、
ことしはコメ作りのお手伝いに行ってきました。
石川県の能登半島です。
能登半島の北のほう、
輪島市の日本海が見渡せる海沿いの丘に、
『白米(しろよね)千枚田』という田んぼがあるんです。
そう、まさに、1004枚の棚田が広がっている、絶景の場所。
世界農業遺産に指定されていて、
お米を作っていない秋から冬はきれいにライトアップされていて、
石川県の観光名所になっています。
その1区画、わずか15㎡、5坪くらい??の田んぼを、
年間オーナーという名前で貸していただき耕すことになりました。
まぁ、やっぱり、どこの農家さんも高齢化が進み、
農業機械が入らない小さな棚田をみる人がどんどん減ってきたので、
全国から一般オーナーを募って、大切な農業遺産を守ろう!!
ということにいたく感動してしまったので、
オーナ募集に手を挙げて、運よく当たった、というわけです。
しかし!田んぼに入るのは、40数年前ぶりです。
横浜放送映画専門学院の農業実習で、
福島県猪苗代町に行って以来のこと。
作業着の専門店ワークマンで、作業具を買い込み、
農業ファッションでバッチリ決めてみたものの、
いまの自分はあの頃の20代ではなく、60代の、
か弱いカラダになっているというのを、ついつい忘れてました。
最初は春、4月、ひたすら田を耕す『田起こし!』で、
ふぅーー。
翌月の5月、泥土によろけながらの『田植え!』に、
腰痛ぁー。
そして秋、9月、たわわに実った『稲刈り』作業の後はもう、
両足が筋肉痛で終わったらガニ股歩き!
はははは、、でも作業が終わったあといただいた、
でっかい2個の真っ白なおにぎりが
涙がちょちょ切れるほど、おいしかったー、空気もうまい。
コロナ禍のなか、緊急事態宣言の合間を縫って、
マスクをしながらのなかなか体験できない、
特別な農業体験でしたが、
うちのかみさんと東京の友人と顔を見合わせて、
言った言葉はこれでした。
「いいねー、日本海を見ながらの農作業。来年も、オーナー募集に応募しよう」
そんな話をしながら、
いっぱい笑っていっぱい話せば、
心はどこまでも日本晴れでした。
SO!SO!
がんばった自分への、能登半島のおみやげは、
石川県輪島市の天然めかぶと、
昔ながらの塩づくりでつくった焼塩。
この塩で真っ白いおにぎりを握ったら、
もう2個、3個はペロリ。うまかぁー。
ありがとうございます、能登半島のみなさん!
おしゃべりエッセイ、『SO!SO!』 おかはちでした。
おいしいお米、新米が収穫される、実りの秋ですねー。
どんなお米が好きですか?
有名どころでは、コシヒカリとか、
ひとめぼれとか、ヒノヒカリもありますね。
ぼくは、小粒なかわいいお米、
ミルキークィーンという品種が好きです。
コシヒカリの親戚なんですが、
知り合いの農家さんから小分けしていただいたりすると、
飛びあがって喜んでます。
炊きたてのときは、ほどよい粘りがあって。
かめばかむほど甘くて。
冷めたおにぎりになっても、
粒もひとつひとつしっかり美味しい。
これ、美味しいお米の、原点ですよね。
あ、SO!SO!
そんなお米の原点のような日本の田んぼに、
ことしはコメ作りのお手伝いに行ってきました。
石川県の能登半島です。
能登半島の北のほう、
輪島市の日本海が見渡せる海沿いの丘に、
『白米(しろよね)千枚田』という田んぼがあるんです。
そう、まさに、1004枚の棚田が広がっている、絶景の場所。
世界農業遺産に指定されていて、
お米を作っていない秋から冬はきれいにライトアップされていて、
石川県の観光名所になっています。
その1区画、わずか15㎡、5坪くらい??の田んぼを、
年間オーナーという名前で貸していただき耕すことになりました。
まぁ、やっぱり、どこの農家さんも高齢化が進み、
農業機械が入らない小さな棚田をみる人がどんどん減ってきたので、
全国から一般オーナーを募って、大切な農業遺産を守ろう!!
ということにいたく感動してしまったので、
オーナ募集に手を挙げて、運よく当たった、というわけです。
しかし!田んぼに入るのは、40数年前ぶりです。
横浜放送映画専門学院の農業実習で、
福島県猪苗代町に行って以来のこと。
作業着の専門店ワークマンで、作業具を買い込み、
農業ファッションでバッチリ決めてみたものの、
いまの自分はあの頃の20代ではなく、60代の、
か弱いカラダになっているというのを、ついつい忘れてました。
最初は春、4月、ひたすら田を耕す『田起こし!』で、
ふぅーー。
翌月の5月、泥土によろけながらの『田植え!』に、
腰痛ぁー。
そして秋、9月、たわわに実った『稲刈り』作業の後はもう、
両足が筋肉痛で終わったらガニ股歩き!
はははは、、でも作業が終わったあといただいた、
でっかい2個の真っ白なおにぎりが
涙がちょちょ切れるほど、おいしかったー、空気もうまい。
コロナ禍のなか、緊急事態宣言の合間を縫って、
マスクをしながらのなかなか体験できない、
特別な農業体験でしたが、
うちのかみさんと東京の友人と顔を見合わせて、
言った言葉はこれでした。
「いいねー、日本海を見ながらの農作業。来年も、オーナー募集に応募しよう」
そんな話をしながら、
いっぱい笑っていっぱい話せば、
心はどこまでも日本晴れでした。
SO!SO!
がんばった自分への、能登半島のおみやげは、
石川県輪島市の天然めかぶと、
昔ながらの塩づくりでつくった焼塩。
この塩で真っ白いおにぎりを握ったら、
もう2個、3個はペロリ。うまかぁー。
ありがとうございます、能登半島のみなさん!
おしゃべりエッセイ、『SO!SO!』 おかはちでした。