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第6話「食べる好奇心」

おかはち
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この番組は「手のマルシェ」がお届けします。
This program is brought to you by Tenomarche.

https://tenomarche.theshop.jp/

おしゃべりエッセイ、『SO!SO!』へようこそ。
いつも、旅をしている、おかはちです。

焼き鳥って、どんな味付けで食べるのが好きですか?
串に刺さったネタにおいしい塩をかけて焼いてもらう?
それとも、あまいタレ?
それとも、炭火であぶった焼き鳥に、
一味(いちみ)を好きーなだけ付けて食べる!?
よーござんす。それでいいんです。それが、ふつーですよね。

ところが、この前テレビを見ていたら、
チーズフォンデュの器の中に、
炭火であぶったくし刺しの焼き鳥を入れて
とろーりあったかいチーズをからませて、
皆さん、おいしそーに食べていたんです。

その名もズバリ、『フォンデュ焼鳥』。

「うっそーーー、それ、ないない」と口では言ってしまった自分が、
うわぁーどんな味?食べてみたい―、と心の中は食べる好奇心、丸出しでした。

SO!SO!

そういえば、そんなことが遠い昔にあったなぁー。
お饅頭屋さんの店頭で、イチゴ大福を見た時です。
甘いもの、だーい好きな僕は、
お饅頭と言えば、中のあんこを包み込んでいる白い薄皮から黒あんがはみだし
ている
『やぶれ饅頭』が何より大好き。

しかし、その横にならんでいた『イチゴ大福』なるもの、
1個のイチゴが、そのまんま、黒あん饅頭のなかに入っていますとさー。
ジョーダンじゃねぇー、イチゴはみずみずしいまま、そのままほおばってたべ
なきゃ。
饅頭は、半分に割って、黒あんの粒あんあずきのほっこらしたまあるい面をみ
て、ほっこりしなくちゃーでしょ?
なんて、思っていたのに、それからわすか1週間後。
おそるおそる食べた、イチゴ大福の、水っぽくはない食感とあんことのからみ
に、おーっ。
職人さんの丁寧な仕上げに心打たれ、
いまや大好物の一つになってしまっているのです。

SO!SO!

食べる好奇心って、
なにも、あたらしい食べ物に限ったことじゃないんですよねー。
全国の老舗の味、本家と元祖の食べ比べも楽しいです。
たとえば、京都の北区紫野(むらさきの)にある今宮神社。
あぶり餅で、有名な神社です。
参道には、向かい合った2つの茶店だけしかありません。
本家『かざりや』と1000年の歴史を持つという『一和(いちわ)』。
どちらも、おとなの親指大にちぎった餅に、きなこをまぶして竹串に刺したも
のを炭火であぶって、ほんのり甘い白みそのたれでいただくのです。
3本500円かな。はい、うますぎて、おかわりしましたー。
でも胃袋に自信がある人ならば、
向かい合う名店2軒の食べ比べをするのもいいかもですよー。

SO!SO!
食べ比べの好奇心だったら、
同じメニューの店を食べ歩くのも、楽しいですよね。
カレーの食べ歩きとか、スパゲティ・ナポリタンの食べ歩きもいいなぁー。
昭和の香りがする、懐かしのメニュー食べ比べ。
あ、スパゲッティ・ナポリタンの食べ比べの時は、白いシャツやブラウスは、
やめといたほうがいいですよー。
オレンジ色のパスタソースが飛んでしまったら、美味しいけどちょっぴり悲し
いから。
さぁ、やったことがないことに、チャレンジしてみましょうよ。

思い立った日が、スタートの日。
いそいで、いそいで。

おしゃべりエッセイ、『SO!SO!』その6 食べる好奇心
おかはちでした。

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