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風速25.1m以上か? 気温3度の暴風の中の金華山黄金山神社の奥宮・山頂の大海祇神社様へのおかげくま参拝記

3月18日は東京も17mと台風並みの暴風が吹いたそうですが、金華山のある石巻では25.1mもの暴風。

この日、宮城県では暴風警報が発令されたため、鮎川からのフェリーは欠航となりましたから、女川のフェリーも当然欠航する、という可能性があったのです。

しかし、潮プランニングの船長さんは、あの311の津波に向かって乗り越えた経験を持つツワモノ。多少の風などなんのその、ということなのか、まあ、安全性を配慮しても大丈夫という判断だったのでしょう。

『これくらいなら大丈夫』ということで、GOサイン。

荒波乗り越え、金華山弁財天さんの例祭へフェリーで向かいます


牡鹿半島の先にある金華山の山腹ヘ半島から吹き付けた暴風は体感としては25mよりもはるかに強い風に感じられました。まるで南国で台風の直撃を受けたときと同じくらいの暴風雨のように感じられました。

しかも、気温は3度以下。

写真だけ見れば、うららかな春の日のように見えますが、実際は寒くて凍えそう。


八合目から観る絶景なる太平洋。
山頂のオオワダツミ神社にて

キンキン冷え冷えという環境の中での渡航と登山中は肺に冷気が入り、息が上がり、くらくら、意識半濁ってこうなるのか!という状態にも陥りました。

おかげくま参りにご参加の皆さんの願いと想いを背負っていなければ、山頂444mじゃないか、と思われるでしょうが、とはいえ、その道のりは遥かに遠く、気候と暴風とか、なんでもいいから、できない理由を並び立てて言い訳して、もう下山しよう、みたいな邪な想いに取り憑かれて、何度も諦めそうになりました。

呼吸ができなくなるのがこんなにも辛くなるのか、というのも初めて体感しました。

山頂のオオワダツミ神社へのお参りは本当に挫折しそうでした。

おかげくまちゃん達のパワーがあったからでしょうか、宮司さんの祝詞奏上時に、急に日が挿してきて、風が一瞬和らいだり、雪=幸が舞い、優しく感じられたり。

不思議体験のある貴重な参列経験となりました。

参列中

また、不思議といえば、フラフラ山中をさまよううちに、どこかで、スマホを登山中に無くしてしまっていたんです。

八合目で太平洋に面した際に、そのあまりの美しさから、感激して、

絶景の太平洋

こりゃ写真に残そう、

とスマホを探すも、さっきまであったスマホがないではないですか。

やばい。足元ふらふらなんだけど、休憩した場所まで戻らないといかん。。挫けそうになりながら、下山し始めたところ、なんと、「スマホ落としませんでしたか?」という親切なご婦人が下から登ってこられるではありませんか!

「ああ、私です!本当に有難うございます!」とお礼申し上げ、受け取ることができました。

見つけて持ってきてくださった親切なご婦人こそ地上に現れた弁財天さまだったのでしょうか。私にとっては、まさに「弁財天様」でした。

山中にスマホを失う、というあまりのことに錯乱しかけていたためか、ぼーっとしていて、記憶が定かではないので、ご婦人の顔すらしっかりと覚えていませんが、それは、それは、本当に奇跡のような不思議で感謝する出来事でした。

いつも決まったポッケに入れていたので、失くすはずはないと思っていたのですが、それでも、疲れ過ぎてぼーっとしてしまうと、失念するほどに忘れてしまったのでした。

幸いにも、親切な方のおかげで、山中でスマホ失くす、という難を逃れることができました。普通は出てくることはありませんから、本当に奇跡的なことなのです。改めて、拾ってくださったご婦人の方に、そして、金華山に、弁財天様に感謝申し上げます。

さて、例祭は、金華山黄金山神社の大祓詞を参列者全員で読み上げから始まりました。

この日は辛巳(かのと・み)の日。

巳の日は、黄金山神社のご縁日でもありますし、大海祇神社御祭神の市杵島姫神様=弁財天様の縁日でもありますから、この日は、二重に神恩感謝への祈りと捧げ物が捧げられました。(式典は、撮影不可のため、写真はありません)。

暴風と寒さから式はかなり簡略化されたものとなったようでしたが、参列者が一人一人全員榊を捧げられた後に、宮司様より丁寧なご挨拶があり、例祭は滞りなく終了し、天候が荒れる前に下山しましょう、と案内の元、全員が下山いたしました。

下山中に映る太平洋

下山後、お札を受け取り、休憩室で団欒の時を囲みました。すると、不思議体験をお持ちの方が何人もおられるではありませんか。

普通は、財運がついた、病が治ったなどの神秘体験については、話半分的な聞き方をしていることもありましたが、今日起こった失ったスマホが見つかる体験を思い起こすと、神様は見ておられることを感じざるを得ません。

今回もおかげくま参りでお参りした、遠い関西の神社ヘ同じタイミングで参拝された方々と知り合えたり、とミラクルの連続で、不思議な体験でした。

思い起こせば、2年前から、この「おかげくま参り」の活動を始めてから、不思議なことに、神仏に守られている、絶体絶命のピンチからチャンスを得るという経験も数々体験していることに気づかされました。

神仏のおかげもあるのでしょうが、参拝の旅を同行するおかげくまちゃんたちからは「だいじょぶ、だいじょぶ」と励ましの声があったり、神社仏閣に参拝するたびに、お堂の奥におられる神仏から「ようこそ、おかげくま。よく来たね!遊びましょう」と誘われ、神様方とくまちゃんたちが天を、野山を駆け巡り、海を越えて、楽しく交流する姿が写りました。

龍神様と銭洗い池
八大龍王

今回の大海祇神社へのおかげくま参りでは、体力的にはしんどい思いもしましたが、貴重な奇跡の連続も体験することができました。

境内の弁財天堂にてご挨拶

今回も、おかげくま参りにご参加・ご協力いただき、本当にありがとうございました。

#おかげくま参り

おかげくま参拝は、様々な事情で神社仏閣へ参拝できない方々と観光客・参拝客の減少に苦しむ寺社様との架け橋になれば、とくま作家Ray作テディベアによる代理参拝を支援しています。この活動を応援いただける方からサポートいただけると幸いです。