高血圧について

高血圧と推定される日本人は全国で4000万人以上、3人に1人は高血圧とされています。高血圧の要因の一つは過剰な塩分摂取で日本は味噌、醤油、漬物など塩分の高い食べ物を好んで食べる食生活なので高血圧患者が多いです。

高血圧治療で患者さんが血圧の薬を飲み始めるとずっと飲まないといけないのではと心配される方がみえます。基本的には生活習慣を改善して、血圧が下がり正常になれば薬は中止することが可能です。

薬にはいろいろ種類がありますが一種類では収縮期血圧(上の血圧)は5~10程度下がるぐらいのものです。減塩、体重減少、運動、禁煙、飲酒を減らすなどを行えば十分に血圧5~10程度下げることは可能です。

逆にいうと生活習慣が改善しなければ、薬はずっと飲み続けなければならないでしょう。高血圧の患者さんで血圧の薬を飲みながら、タバコを吸っている方などは何をしているかよく分からない状態、問題が複雑化してしまっているので、そういう方はまず禁煙をしましょう。
岡部医院院長 岡部誠之介

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