漢方医学の名言

漢方医学の名言なのかよくわかりませんが

「希望こそ、一切の場合において投ずべき薬剤である」という言葉があります。

これは臨床医学家にとっては素晴らしい言葉であると同時に、責任、自信がないといえない言葉であるとも思います。

治りませんという言葉は事実かもしれませんが、患者さんに不快感、不安感を与える言葉でもあります。違う伝え方をすることも考える必要があるでしょう。

パーキンソン病の患者さんが段々と進行していくのですねと悲しそうに外来で話をしていたので、ここは偉人の言葉をかりてみようと思いました。

今は少ない薬で落ち着いていますし、進行もそんなに早くは進んでません。少しヒビの入った茶碗でも大切に使えば長持ちするし、逆に乱暴に使えばすぐに壊れることもあります。一病長命、無病短命という言葉もありますと話をしたら顔がほころび、少し元気がでたような印象を受けました。

この言葉を使ったとされる漢方界の偉人、大塚敬節先生、その言葉に感銘を受けた松田邦夫先生に、実際には会ったことはなく、本でしか教えてもらっていませんが感謝したいです。

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