5/12　ヴィクトリアマイル　全頭診断！ナミュール？マスクトディーバ？マッチレースか？穴を演出しそうなのは？

おはようございます。こんにちは。こんばんわ。

今回5/12東京競馬場で行われるヴィクトリアマイルの全頭診断を誠心誠意執筆しました！

いつもより遅くなってしまいましたが、日曜には最終結論をXに書きたいと思います。

二週連続東京マイル。
NHKマイルと適性が変わることと、Bコース変わりが大きくレースの様相を左右しそうです。

それでは、行きましょう。

1.ライラック

<前走>
4/6　阪神牝馬S　1600m　中山　10着

ゲートはそこそこで、中団後方からの競馬となったものの、向こう正面で位置を上げていき、直線に向くが、伸びず10着。
外々を常に回したが、外差しが効いた馬場であったことを考えると負けすぎかと思いひょうかを下げたいと思います。

結構穴人気している一頭ですが、私は評価を下げたいと思います。
皆さんも思っている通り、本質的には中距離の馬だと考えています。
良馬場の高速決着となるのであれば、切れ負けすることは拭いきれません。
消しの一頭。

2.フィアスプライド

<前走>
3/9　中山牝馬S　1800m　中山　9着

スタートをまずまず決めて、後方に控えていたものの、向こう正面で捲っていき、3コーナー付近で接触する不利が有りながら、直線を迎えた。
ただ、道中で脚を使いすぎたので、直線伸びを欠いた。
内前に有利な展開だったことを考えるとそこまで、評価をさげる必要はない。

2023年12/16　ターコイズS　1600m　中山　1着

スタートまずまずで、4番手につける競馬を選択。
内をロスなく立ち回り、直線フィールシンパシーを捉えて、1着でゴール。
ただ、内前の馬が上位を独占する結果となった為、着順ほど評価出来ない。

好位からの競馬であれば好走の可能性が高い。
また、先行と差しどちらもいい脚を持っている為、好走レンジは広いが、適性は中山マイル。
急坂コースやトリッキーなコースでの方が適性は高い。
状態や枠次第では買いたい一頭ではあるが、評価はそこまで高くはない。"

3.スタニングローズ

<前走>
3/31　大阪杯　2000m　阪神　8着

少し立ち上がり気味にスタートとなったが、押して逃げの一手を打ちました。
しかし、直線で手応えが悪くなり、8着。
内前を選択した馬が上位にきていることを考えれば、評価を下げざるを得ない。

2023年5/14　ヴィクトリアマイル　1600m　東京　12着

ゲートで出遅れ、後方からの競馬となりました。内をロスなく回ることが出来たが、先行勢が優勢だったことを考えると、直線伸びを見せたので、評価を下げきらなくてもよい。
スピードについて行けなかった為、今回と同舞台なので評価を下げても良い。

2022年10/16　秋華賞　2000m　阪神　1着
ゲートを出て少しよれたものの、先行集団にしっかりと加わり、前から5頭目を走り、5頭目のまま直線を迎えると馬場の真ん中から抜けだし、ナミュール・スターズオンアースの追撃を抑え見事G1制覇。

前走の出来を考えると評価はしづらい。
元々マイル脚質ではなく、トップスピードも見劣りするため、今回は評価を下げざるを得ない。
先行馬の中では実績上位だが、先行力とトップスピードが求められる今回は消し寄りの一頭。
内枠でスムーズに先行出来るのであれば、紐に入れたいと思います。

4.コンクシェル

<前走>
3/9　中山牝馬S　1800m　中山　1着

ゲートは底まで早くなかったものの、押してハナを取り切り、よどみないペースを刻み、直線でも逃げ残り、1着で重賞初制覇。
前が止まる馬場だったが、逃げ残ったことは評か出来るが、斤量の恩恵もあり、評価できない。

安定して先行出来る馬であるので今回の舞台は、展開的に向く可能性はあるが、前走の勝利は馬場・展開・斤量などの有利な状態の勝利だったので、評価は下げざるを得ない。
東京コースでの実績もあるが、G1クラスで相手レベルが上がるので、本命にはしづらい一頭。
真ん中より内の枠に入ったので紐には押さえたい一頭。

5.ウンブライル

<前走>
4/6　阪神牝馬S　1600m　阪神　2着

スタートは若干出遅れ気味に外目の中団で控える競馬を進める、4コーナー手前で進出を初めて、大外に出していい手ごたえでゴールすることができた。
マスクトディーヴァには届かなかったが、道中の位置取りの差だと思えるレースであった。
ただ、マスクトディーヴァは叩き仕上げであったことに対し、ウンブライルは10kg絞って出てきたことを考えると、力の差はあるとみている。
マスクトディーヴァより斤量も1kg少なかったので、マスクトディーヴァの方が評価を上げたい。

2/4　東京新聞杯　1600m　東京　9着

スタート出遅れ、徐々に押していったものの、直線で伸びることができず、9着。
このレースは内前の立ち回りをした馬が上位を独占していることを考えると度外視できる。

2023年5/7　NHKマイル　1600m　東京　2着

スタート遅く、後方2番手で控えると、直線で大外から一気に末脚を炸裂させ、見事2着。
非常に魅力的な競馬だったが、展開的に外差しが有利だった馬場だった為、大きくは評価できない。

近走を見るに、ゲートに課題があり、基本的に後方からの競馬となる。
出遅れることで位置取りができないので、内枠に入れば難しい競馬を強いられることとなる。
川田Jが騎乗するのでその点はうまく騎乗してくると思いますが、展開待ちとなるので、紐までの存在。

6.マスクトディーヴァ

<前走>
4/6　阪神牝馬S　1600m　中山　1着

1枠1番からスタートを決めて、ラチ沿いのポジションを確保、内をロスなく回ってきて、直線で馬場の真ん中に出すと反応も良く、突き抜け圧勝。
外差し有利であった馬場ではありますが、内から伸びて1着はレベルの差を見せつけました。

2/4　東京新聞杯　1600m　東京　6着

スタートで大きく出遅れ、最後方からついて行くのに脚を使ってしまいました。
向こう正面でも位置を取るために、脚を使って、直線伸びることが出来ませんでした。
ただ、内前の立ち回りが有利だったことを考えると、大出遅れと展開に負けたと言うことで度外視出来ると思います。

言わずもがな去年の秋華賞は衝撃的でした。
また、ローズSの1800m世界レコードも忘れてはいけません、その後牝馬限定G1をするブレイディーヴェーグを負かしていますので、実力も問題ないでしょう。
スタートに不安はあるものの、実力は最上位です。
また、鞍上もモレイラJということで、安心感がかなりあります。
東京競馬場での実績はありませんが、左回りも問題ないと思います。
現最強マイラーナミュールに対してどんな競馬を行うのか？今回の見所になるでしょう。
まごう事なき本命です。

7.ハーパー

<前走>
3/31　大阪杯　2000m　阪神　13着

スタート若干出遅れ、外目の中団にとりつきましたが、直線で伸びることが出来ず、13着と大敗。
本質的に前目で競馬することが必要で、4コーナー前目で競馬した馬が好走していることを考えると、評価を大きく下げる必要はない。

2023年12/24　有馬記念　2500m　中山　9着

ゲートを決めると6番手で道中を進み、直線で接触する不利を受け伸びを欠き9着となったが、4コーナーで前目につけた馬が上位を独占したことを考えると展開的にも不利であった為、そこまで評価を下げるほどではない。

2023年11/12　エリザベス女王杯　2200m　京都　3着

3番からのスタートを5分で決め、内の3番手を確保すると、ロスなく競馬を進め、直線では馬場の真ん中を選択すると、脚を伸ばし、先行勢としては唯一馬券に絡んだものの、スローペースだったことを考えると、評価を上げる程の出来ではなかった。

2023年10/15　秋華賞　2000m　京都　3着

今回と同じ2000m。2番からゲートを決めると内でロスなく道中を進むと直線では馬場の内目を通りじりじりと位置を上げ、2着入線かと思ったが、大外からマスクトディーバの豪脚に交わされ惜しくも3着。
外の差し馬が1.2着を占めていることを考えると内の先行で粘ったことは評価出来る。

前走の大阪杯で負けていることは評価を下げてしまうが、一度取りに失敗したことを考えるとここで巻き返しがあっても不思議ではない。
エリザベス女王杯での好走もあるため、古馬牝馬の中ではチャンスがあるのではないかと考えています。
ただ、本質的にマイラーではないので、そこをどのように攻略するかが鍵です。
スムーズに先行出来る内枠に入れば、穴を空ける可能性を秘めている。
前走の出来を考えると本命には出来ないが、2列目で検討してもいいと考えています。

8.サウンドビバーチェ

<前走>
2/4　東京新聞杯　1600m　東京　14着

スタートを決めて3番手で競馬、するも直線で手応えが悪くなり、14着と大敗。
内の進路を取った馬がきていることを考えれば、評価を下げざるを得ない。

重賞での好走歴もあるものの、展開待ちの面が大きく、メンバーレベルも上がるので、ここでは消しの一頭。
馬場が渋れば紐まで。

9.テンハッピーローズ

<前走>
4/6　阪神牝馬S　1600m　阪神　6着

ゲートはまずまず出、内の6番手で競馬、折り合いをつけて、内の立ち回りをいて、イン突きを狙ったものの、外差しの馬場が向かず6着。
完璧な立ち回りをしたが、展開に泣いた印象。

近走重賞での惜敗が続いており、勝ち馬とのタイム差もさほどない為、穴馬として評価したい一頭。
重賞で馬券内になったことがないことは気になるが、押さえてみてもいいかもしれない。
ただ本質は1400mに適正がある馬なので、マイルの舞台とメンバーレベルが格段に上がることを考えれば、消しとなる。
当日の状態が良ければ紐まで。

10.ナミュール

<前走>
3/30　ドバイターフ　1800m　メイダン　2着

スタートはまずまずで、後方に控える競馬を選択、そのまま直線で大外に出し末脚を伸ばし2着。
ただ、展開馬場にも恵まれた結果で、着順以上に評価は出来ない。

2023年12/10　香港マイル　1600m　シャティン　3着

このレースも後方に待機する競馬を選択。
4コーナーに差し掛かるところから、進出を開始し、大外に出して末脚を生かし3着で入線。
好走した馬のほとんどが内前の立ち回りをしていたことを考えると、着順以上に評価出来るレースであった。

2023年11/19　マイルCS　1600m　京都　1着

立ち上がり気味にスタートしたことで出遅れるも、後方の外を落ち着いて追走。
途中で最後方まで下げるが、直線で、末脚を生かす形で、大外を追い込んできた。
一瞬の瞬発力は異次元の出来であったと見ています。
直線の進路で有利は若干あったものの、素晴らしい末脚でした。

このレースでは実力上位で間違いないでしょう。
末脚のキレは月並みのものではなく、海外競馬場でも素晴らしい競馬を見せているところを見ると、評価せざるを得ません。
ただ、近走展開が向いた競馬多く、評価しすぎることも禁物です。
調教では問題ないとコメントありますが、検疫などの絡みで十日間競馬となるところは、マイナス材料でしょう。
本命候補ですが、Bコース代わり初週で前が止まらない展開となることも予想されますので、1番人気となると本命を打ちにくい存在でもあります。
前日・当日の馬場傾向を踏まえた上でどの位置で馬券に組み込むかは検討が必要です。

11.ルージュリナージュ

毎回後方からの競馬になっているので、今回のBコース変わりはマイナス材料でしょう。
重賞クラスでは好走できるレベルではない。
ここでは実力が足らない。

12.キタウイング

昨年クラシック路線皆勤賞だが、好走実績なく、重賞クラスでの凡走も続いている、今回メンバーレベルが格段に上がることを考えれば、強調要素はない。

13.モリアーナ

<前走>
4/6　阪神牝馬S　1600m　阪神　3着

スタート出遅れ、後方からの競馬となってしまいました、内をロスなく追走し、直線で外に出し、反応鋭く伸びて3着。
ただ、外差し有利の馬場であったので、大きく評価出来ない。
勝ち馬マスクトディーバとはレベルの差を感じたものの、ウンブライルとの差は位置取りだけでしょう。

末脚のキレは非常にいいものを持っている一頭です。
中距離路線に適正があると思っておりましたが、前走を見る限りマイルにも適正があります。
ただ、鞍上の奇策に泣かされる可能性は少しありますが・・・
この馬は良馬場での出走歴が少ないので、今回の馬場状況であればあっと驚くレースをみせてくれる可能性を秘めています。
評価を上げるべき一頭でしょう。

14.フィールシンパシー

<前走>
4/20　福島牝馬S　1800m　福島　2着

スタートを決めて外枠から押して外の3番手から競馬を進める、4コーナーで仕掛けて、じわじわと伸びてきたが最後差され、2着。
外枠先行からの2着に粘ったことは評か出来るが、完全に前有利の展開であったことを考えると、強く評価は出来ない。

ゲートが非常に早く、外枠からでも確実に先行出来ることが魅力的です。
ただ、好走しているレースを見ると、展開・馬場が向いた結果が目立つため、レベルとしてはそこまで高くない。
今回のレースが完全な逃げ馬が不在なので、チャンスはある。
Bコース変わりは歓迎のタイプなので、オッズ妙味を考えると紐に押さえたい一頭。

15.ドゥアイズ

<前走>
4/6　阪神牝馬S　1600m　阪神　5着

スタートは出遅れ、後方3番手からの競馬となり、直線で伸びを見せたものの、差し有利の馬場で切れ負けたことは評価できない。
近くの位置で競馬をしていたモリアーナの評価できる内容であった。

東京コースよりは急坂コースや洋芝や渋った馬場に適性があるので、今回の舞台では評価出来ない。
消し。

それでは枠を含めて、全頭評価は以下の通りです。

A評価

マスクトディーバ

B+評価

ナミュール
モリアーナ

B評価

ハーパー
フィールシンパシー

B-評価

フィアスプライド
スタニングローズ
コンクシェル
ウンブライル

正直現在決まっていることは、マスクトディーバ本命ということだけです。
それB+~B-評価は横一列のイメージです。
ただ、B-評価は3列目ですね。
川田J・ルメールJは今回低く見積もります。

今週も1・2着は1.2番人気で来るかもしれませんね。
穴を見つけておくべきだと思います。

では、また。