【小学校受験】慶應義塾幼稚舎願書の書き方、願書例文
私どものお受験経験を元にnoteにしてまとめています。
これから受験されるご家族のお役に立てれば嬉しいです。
今回は、慶應義塾幼稚舎です。
慶應義塾幼稚舎はかなり昔には両親面接がありましたが、現在では面接はありません。また、慶應義塾卒業生に有利かと言えばその通りですが、卒業生もかなりの人数になり、全員が合格できるわけでもありません。一方、縁故が無くても合格を勝ち取った方もいらっしゃいます。
そのような状況で、大切なことは、
願書に書く二十行の志望理由記入欄
と、
「福翁自伝」の感想十二行になります。
この願書が合格のカギを握るとも言っても過言ではありません。
福翁自伝を読むことが必須ですので、必ず目を通してください。
文字で読むには・・・という方には、音読してくれるCDや、漫画もおススメです。これであれば取り掛かり易いと思います。
また、「学問のすゝめ」も読むと、より福澤諭吉の考え、慶應義塾の考えを知ることができます。ぜひこちらも手に取ってみてください。
また、過去問題集などで出題の傾向や、受験された方の経験談を抑えることも抜かりなくしておく必要があります。
それでは実際の願書になります。
1.福澤諭吉の教え
慶應義塾の教育方針とは福澤諭吉の教えです。福澤諭吉はその時代において「変人」でした。それは「幼稚舎の歌」に歌われています。
これを子供目線で言うと、
活発に遊び、時にはいたずらをすることもあるけれど、自分の意志をもって、大人の言われるがままではなく、自分の興味をもつことや遊びを夢中になってやる子。おしゃべり好きで、異性にも分け隔てなく接し、心優しい、みなと仲良く、切磋琢磨しながら行動できる子。
ということです。
幼稚舎はかしこまった良い子ではなく、何かあっても、少々やんちゃでも、自分の意志で友と力を併せ、切り拓いていく力を持った子を求めています。
これは、慶應義塾の試験が、体操、行動観察、絵画の3つからなり、ペーパー試験がないことにも表れています。
願書作成時のキーワードとしては、
「独立自尊」、「まず獣身を成して、のちに人心を養う」、「異端」、「先導者(開拓者)」、「多様性」
を覚えておいてください。
もちろん6歳児が福澤諭吉のような人間性を身に着けている必要はなく、
キーワードにある人間性を育むために親がその姿勢を見せている事(見せようと思っている事)を願書に書けばよいです。
教育の特色として、慶應義塾では、先生が1年生から持ち上がることも抑えておくとよいです。
また、願書などで慶応幼稚舎に言及する際、「貴校」ではなく「御舎」であることも忘れないでください。
2.実際の願書(志望理由)
それでは願書の書き方です。
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