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株は心理戦(2023年9月26日付)

日経平均株価は底打ち反転


 既報の通り、日経平均株価は先週末に日銀総裁の大規模な金融緩和策の維持をきっかけに当面の底値を確認し反転した。

 本日は、276円高の32,678.62円と反騰に転じた。先週末のNY 株安を受けて、小安くなる場面もあったが、押し目買い意欲が強く次第高から高値圏で引けた。

3446 JTEC (25日終値 2,751円)

 本日は、先週末の大幅反騰した相場とは打って変わり、下値から上値まで約80円幅を丹念に売り株を拾った1日だった。出来高は4万7千9百株と減少したのも、買い手がしびれを切らして売ってくるのを拾い続けた結果。36円高は決して悪くない動き。

 上値追いには追従せず、押し目買いや突っ込み買いに徹していく投資戦術が肝要。

9984 ソフトバンクグループ(25日終値 6,424円)


 日経平均株価が底値を確認すれば、ソフトバンクグループの戻り狙い。時間外で米国株式先物が上昇したことで、日経平均株価の指数寄与度の高い同社株への期待も高まる。

5726 大阪チタニウム(25日終値 3,155円)


 航空機向け中心に高品質のスポンジチタンで世界トップ。コロナ禍で止まっていた海外旅行が大きく回復するなか、航空機需要が急速に回復して、前3月期業績は黒字転換し、配当も35円を復配した。今期は、一株益は144円予想で5円増配の40円を予定する。

 同社株が動意づくきっかけとなった昨年2月、ロシアのウクライナ進攻を発端としたグローバルサプライチェーンの再編も加わり、長期的に需給ひっ迫の懸念が強まっている。

 株価は、昨年11月に4,850円の高値を付け調整中だ。来期の業績予想が公開される度に割安感が台頭し、株価が折り込む展開を予想します。

※この情報は筆者の個人的意見によるもので、投資行動は自己責任でお願いします

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