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広島を拠点に1000人余りの方に瞑想の指導をしている ”末田靖彦” 先生

約20年前に自分の隠れていた欲求に目覚め、広島を拠点に超越瞑想(Transcendental Meditation、以下TMと略)、インド占星学、アーユルヴェーダ医学、インド建築学などの普及、指導にあたり、現在までに1000人余りの個人指導や企業研修にかかわっていらっしゃるTM教師、末田靖彦先生にお話を伺いました。

末田靖彦先生プロフィール
出身地:広島市
活動地域:広島を拠点に中四国にて活動
経歴:サラリーマンを経て、’94年からオランダのマハリシ・ヴェーダ大学にてマハリシ・マヘーシュ・ヨーギ(TM創始者、以下マハリシと略)から直接瞑想、ヴェーダの指導を受ける。マハリシ総合教育研究所 広島センター所長。
座右の銘:「人生は至福です。人生は苦しみではありません」(マハリシ)

記者:本日は、是非、多くの方の生き方のヒントになるよう、インタビューさせてください。よろしくお願いします。

末田先生:(以下、末田)こちらこそ、よろしくお願いします。

■全てを投げ捨てての決断

記者:末田先生は、TM教師になられて20年とお聞きしましたが、どのような心の在り方や認識の変化が今の活動に繋がっていらっしゃいますか?

末田:27歳の時、私は東京でアルバイトをしながら格闘家を目指す、超熾烈な日々を送っていました。その頃に超越瞑想をはじめたのですが、だんだん
闘争心がなくなってしまい…(笑)
格闘家の夢を諦め故郷の広島に戻り、営業職について中間管理職として成績を出していました。東京にいた頃と同じような1日2、3時間の睡眠でハードな日々の中、体は元気!
同僚からは「なぜそんなに元気なのか?」と不思議がられていました(笑)
瞑想を通して体力、能力、あらゆる見え方が変わり、安定感が変わるのを感じていました。

そして、40歳になったある日、日本人に向けてマハリシ先生から「オランダの大学へ(1年半ヴェーダの知識を)学びに来なさい」というメッセージがありました。
そのマハリシ先生の一言で、内側の気づいていなかった欲求に目覚めたのです。全てを投げ捨てて、妻(現TM教師)と即座に行く!と決めました。

記者:40歳で奥様と1年半? すごい決断ですね。

末田:えぇ、本当にシンプルな知的欲求からです。
マハリシ先生の元で直接学べる!行ったことのないオランダの大学で学べる(笑)自分の中では想像すらしていなかった素晴らしい機会だったので、妻に「行くよね?「行く!」そんな感じでした。
今振り返ってみれば、後にも先にも1回きりの貴重なコースだったのです。
これほど多くの知識を学べるとは思っていませんでしたし、ヴェーダの知識を学ぶうちにその面白さ、実用性を知りました。

■広島で活動することの意味

帰国直前、マハリシ先生に感謝の花束を渡す役目をもらいました。
受講者20名のうち、最後に残った2人が私たち夫婦だったからです。
その時「広島は世界で最も有名なセンターですね」と言われたのです。
マハリシ先生は未来のことが今、見えているので現在形でおっしゃるのです。

「広島が変わらない限り、日本の意識は変わりません」ともおっしゃいました。この言葉が引き金となりました。そのために自分は広島にいるんだ!

記者:その後、広島へ戻られて教師活動がはじまったわけですね。

末田:はい。広島で活動をはじめて8年後にマハリシ先生から「ここに移りなさい。」と、窓からの眺望を告げられました。そんなことを指示されたのは世界のセンターでも広島だけのようです。

その1年半後にたまたま人から紹介された場所が、今の広島センターです。
原爆ドームが見え、目の前に河があり、微妙に高さの違うビル群が見えるマハリシ先生の言葉通りの場所でした。

否定性の象徴である原爆ドームに意識を向けて、肯定的な質へと変換させていく役割をこのセンターは担っているのだと感じました。
その2年後にマハリシ先生は肉体を去りましたが、存命中に活動の基盤を移らせてもらったことで、更にこの運動に対して邁進する必要がある!と感じました。

その後もいろいろなことがありましたが、続けているのはやめることが考えられないから、です(笑)

記者:その原動力はどこから来るのでしょうか?

末田「たった一人になってでもこの運動を続けて行く人を私は求めています」
このオランダでマハリシ先生がおっしゃった言葉が私の活動の起爆剤となっているのです。

■壮大な実験

記者:広島センターで長年活動されて、今後どのような美しい時代を作っていきたいとお考えですか?

末田「広島の意識が変わった時に日本が変わる」というマハリシ先生の言葉を受けて、広島から日本を、世界を変えたいと考えています。

記者:それはもうミッション、使命感ですね?

末田:いいえ、使命感というより「実験」なんです。

記者:え?

末田私のTM運動はある意味全部、「実験」なんです。
人が変わることによって、その影響が環境や社会に連鎖するのかどうか、統計的には確かめられているんだけど、ホントに変わるんかい?(笑)その相関関係を検証してみたい。

記者:壮大な実験ですね?

末田:そうそう、だから私の中では面白いんです。

記者:無邪気に興味があるんですね。

末田:はい、そんなに構えているわけではないんです。だから、使命感とかではない。それもあるけれど、どうなるか見てみたい、動機はそういう実験的興味なんですよ。

記者:ある意味確信があるわけですね。
既にある未来を見てみたい!という。

末田:そうそう、派生する影響が広島から周囲に広がっている未来のイメージが鮮明に私の中にあります。

■2020年のビッグインベント

記者:これからのことをお聞かせいただけますか?

末田:東京が経済の中心、京都が文化の中心、そして広島は平和(予防的意味での)の中心だと思っています。
ですので、これからは行政が主体的に瞑想を扱うようになって欲しい。
TMの瞑想法は科学であり、あらゆるイデオロギーにも抵触せず、どんな方でも結果がでるということを自治体のトップの方へもアプローチしています。

あと、身近なところで言えば、ヴェーダの価値を身近なものとつなげて発信したいと思っています。
どこにでも純粋性はある。どこにも必ず真理は含まれている。だから漢方や鍼とアーユルヴェーダを融合して、ひとつの医療体系をつくるとか。もっといろいろなものを取り入れて活動していければ、と考えています。

記者:広島を平和の中心としていくために計画されていることはありますか?

末田:はい、瞑想者だけではなく一般の方も一緒に参加できるイベントを計画しています。
2019年11月2日、3日に500人の瞑想会。
2020年に1000人の大瞑想会を実施します。
瞑想の日とイベント(某有名文化人のコンサートなど)の日、2日間を計画していて、すでにフェニックスホールを全館おさえています。
そして、このイベントを皮切りに広島を負の遺産のイメージから大反転させ平和の象徴とすることで、世界平和の時代を楽しく創っていきたいと思っています。

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末田先生に関する情報はこちら
 ↓↓
https://www.maharishi-hiroshima.com/


【編集後記】
インタビューの記者を担当した池田と山本です。
静寂の中にある熱く純粋な想い、終始笑顔で未来の姿を語る末田先生のお話をお聞きして、2020年のビッグイベントの成功と、そこに集い楽しんでいる人々の姿が目に浮かんできました。そして、広島から日本、世界の平和を作っていきたい気持ちでいっぱいになりました。
本日は貴重なお話を有難うございました。

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この記事はリライズ・ニュースマガジン”美しい時代を創る人達”にも掲載されています。





 


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