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オリンピック選手を始め、3万人以上の足を見てきた 足と足指のプロフェッショナル ファイブコンフォート代表取締役    “松藤文男さん"

足を見るとその人の体の悩みがわかる!
足と足指を矯正するCSソックスの開発者松藤文男さんにお話を伺いました。

松藤文男さんプロフィール
出身地:
福岡県
活動地域:大阪及び海外
経歴:  月星化成(現、株式会社ムーンスター)、ニューバランスジャパン(以下、NB)で靴・足に関する様々な実例(革靴からプロスポーツ選手の足まで)を学ぶ。商品開発やNBのオフィシャルショップの立ち上げ等多くの実績を残し、シューズ&フットケアアドバイザーとして独立する。
外資系矯正靴メーカーの日本導入コンサルティングや、某メーカーの靴事業基盤構築にあたる旗艦ショップの立ち上げなど、様々なコンサルティングから各所に招かれての講演までを行う中、「靴・足」への歴史を有する、欧州・米国を訪れ、更に深く実践し独自の理論を体系化、新・五本指靴下の開発に至る。

■ カラダが壊れている人は、壊れる靴を選んでいる

記者: 日本国内はもちろん、海外を含め多くの方の足を見られてきた松藤さんですが、どのような想いをお持ちでしょうか?

松藤文男さん:(以下松藤)

サイズが合わない靴、簡単に着脱できるヤワな靴は、足が安定せずに体の土台である足がゆがみ、体のトラブルを招いてしまう。靴の中で指が動かせない、足が滑ってしまうような靴は必ず足に負担をかけます。ほとんどの人が日常的にそんな靴を履いて生活しています。
だから、カラダが壊れている人は、壊れる靴を選んでいるんです。
その上、通常の袋状の靴下を履くことで、その中で足が滑り、足の指を曲げてしまうことになるので、知らないうちに足指を痛めやすくしている人が多いのです。

記者:なるほど。ふだん何気なく履いている靴と靴下が、足のゆがみ、体のトラブルにつながっているのですね。

松藤:そんな自分の足に合わない靴や、歩き方のクセで「足の指」が変形している。この変形、足のアーチの崩れが、体の血流を悪くし、骨格をゆがませ、さまざまな病気を引き起こす原因になっています。
だから「足の指」を本来の形に戻して、健康も美しさも心のバランスも整えるようにしたいと思っています。

■ 感動の連鎖をつくりたい

記者:そのビジョンに対して、現在どのような活動指針を持ってどのような活動をされているのでしょうか?

松藤:日本人は靴よりも靴下を履いている時間が長い。そんな日本の生活様式から考え抜いた結論は「靴下がカギ!」
靴下こそが日本人の足をケアする上で最も有効なアイテムとなりうる!
その想いで、『コンフォートサポートソックス(CSソックス)』を製品化し、現在200種類以上のソックスになりました。
「まず履いてみてください」これが私のモットーです。
お客様に実際に履いていただくと、ほとんどの人が着用した時の足や体の変化に驚かれます。
そんな「驚きと喜び以上の感動を与えること」を大切に、感動されたお客様から自筆のお礼状(お手紙)をいただけるくらいの結果を出す!と自然に口コミで拡がっていく。そんな感動の連鎖をつくりたい。と思っています。

感動された方は、駅から遠い、看板もない、広告も打たないこの倉庫兼事務所へ、自信をもってお客様を連れてきてくださいます。それが本当のビジネスだと思っています。今ではありがたいことにベルギー、フランス、イタリア、イギリスなど海外からもお越しいただいています。

記者:素晴らしいですね。感動の連鎖がどんどん広がっているんですね。
松藤:常に勉強、新しい情報を取り入れています。日々勉強して自分の中に明確な答えを持っておくことを心がけています。

■ 邪魔くさいことをする!

記者:さらに日々どんな基本活動をされているのですか?

松藤:いつも弟子に言っていることですが、
1つ目は、「邪魔くさいことをする。」
今は、即結果を出すことを求めすぎているように思う。そうではなく「邪魔くさいことをする」ことが大事。めんどうだなぁと思うことをコツコツやること。そして、邪魔くさいことがそうでなくなった時にはじめてビジネスが基本のベースにのる。と思っています。

2つ目は、「相手が喜ぶことをする。」
まず身近にいる人を幸せにすること。男なら嫁さんを大切にし、幸せにすること。
そして、お客様には一手を考えて喜んでもらうのではなく、十何手先まで考えて提案するのがプロ。お客様には、無駄に悩んで選択させるようなことをせず、こちらがベストなものを提案させていただく。そして「こうしたら。こうせねば。」ではなく、お客様の状況をしっかり把握したうえで、こちらの強い想いを伝えれるか、それが重要だと思っています。

記者:その強いモチベーションはどこから来るのでしょうか?
松藤:私がまだ小さい頃に、父、兄が他界しました。母の大変な様子も見ていたので人に頼らない、甘えない!という風に生きてきました。
甘えていたら目が開いていても全盲と同じ。見えているものではなく、見えていない心を見る。そして悩んでいる人を助ける。
例えば、お客様で子宮頸がんワクチンが原因で病気になった娘さんがいる。その娘さんのいい所を褒め倒す。医者じゃないから薬は出せないけど、そうやって気持ちが少しでも楽になって心が変わってくると自然に結果が出る。困っている人を助けると、人間が大きくなる、そして人に頼られる、さらに気持ちがおおらかになる、と思っています。
一人一人と真剣に向き合って結果をだすこと。納得してもらうこと。そうしたらパーフェクトに感動し、リピーターになってくれると思っています。

記者:いろいろな経験を積まれて結果がでているからこその言葉に重みを感じます。
松藤:数年前に、義足の方に「あなた達の頭はみんな、義足だ!くだらないことを考え、悩んでいる。足を失くしたら何の悩みもなくなった」と言う話を聞きました。足がなくなって悩みが消えたと聞いてびっくりしました。 
その方は「足を失くした時は、20歩歩いただけで血だらけだった、1回死んでいるからくだらないことで悩まない。」と自分自身に打ち勝つパワーがあるのを感じました。聞くだけで得るものがたくさんあります。それを全部吸収する。悩んだ時はハンディのある人と一緒に食事をすると、もらえるものがいっぱいある。そしたら人生のプランがガラッと変わります。

記者:自分のなかで大切にしているものに執着することなく、新しい生き方に変わるきっかけになるように感じました。
大変貴重なお話しをどうもありがとうございました。

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松藤文男さんに関する情報はこちらです。
  ↓ ↓ ↓
●ファイブコンフォート会社概要 https://5comfort.com/company/

【編集後記】
取材を担当した山本、室岡、小畑です。
終始、お腹の底から響き渡る大きな声で、エネルギッシュにお話していただきました。私たちの足の計測までしていただき、5本指ソックスを履いてみて、身体の中から暖かくなる変化に大感動でした。
ますますのご活躍を楽しみに応援しています!

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この記事はリライズ・ニュースマガジン“美しい時代を創る人達”にも掲載されています。


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