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女子バスケと山梨QBのトヨタ戦(2021年)

10月30日の試合が終わり、茫然としたまま会場を後にし、「何が悪かったんだ」、「どこか足りなかったんだ」、とブツブツと独り言を言いながら歩いていたら、気づいたら多摩川に出ていた。
2021年10月30日(土)、31日(日)川崎とどろきアリーナで行われた山梨クィーンビーズ対トヨタ戦。
10/30(土) 91(トヨタ)対48(山梨QB)
10/31(日)93(トヨタ)対44(山梨QB)
と、山梨クィーンビーズは完敗してしまった。
試合が終わった瞬間、選手達も茫然としていたような気がした。
もうこんな思いを選手達にさせたくない。
何か次のヒントになればと、
10月30日の1Qと2Qだけでも振り返りたい。

10/30(土)
【1Q 7:25】   土田選手の早いドライブで2ポイント。ボールを持          った瞬間から攻め気が溢れていた。

【1Q    5:58】   土田選手からのパスを水野選手が、ステファニー選手をかわし、シュート。オフェンスファールを取られたが、強気の攻めがきいている。
【1Q  4:42】 ボールを持っている山本由真選手に渡邊まりい選手が近づく。渡邊まりい選手をマークしているエブリン選手も同じく近づいた瞬間に、ゴール方向に走り、フリーでミドルシュートを決める。

【1Q 1:10】 近内瞳選手が3ポイントシュートを打って外れるが、そのリバウンドを187cmの シラ ソハナ ファトー ジャ選手取ろうとした瞬間、背後から手を伸ばし岡萌乃選手がキャッチ。そのボールを外にいる山本由真選手にパスし、山本選手が3ポイントシュートを決める。

【2Q 7:17】土田選手がスピードあるドリブルで運ぶと、右サイドで球をもらった水野選手がドリブルでセンターに切り込んでいき、ミドルシュート。2ポイントゲット。わずか8秒の出来事。やはり8秒でシュートまで打たれるとさすがのトヨタも準備ができず決められてしまう。

【2Q  6:34】右サイドの若原選手から岡萌乃選手にパス。そのパスがマークについている平下選手が届かない位置に。そこからフェイントを入れ、振り向きざまにシュート。2ポイント。リング下には水野選手もリバウンドに備えている。

【2Q 5:40】若原選手が自コートで、長岡選手からボールを奪うと、土田選手にパス、相手コート、右サイドにいる水野選手にパス、岡選手が走り込んできてシュート。と行きたい所だけど、エブリン選手にガードされシュートはできず。ただボールを奪ってから、わずか6秒でシュート体勢まで入れる、速さ。

【2Q 4:50】自コートで土田選手がボールを持つと、わずか6秒でドライブシュート。2ポイント。

【2Q 2:40】左サイドで渡邊愛加選手からのパスを受取った若原選手は、梅木選手のマークが少し緩んでいる隙にミドルシュート。残念ながら外れたが、この強気が得点を取るには重要。

【2Q 1:44】自コートで山本選手が梅木選手に激しいディフェンス。苦し紛れにだしたステファニー選手へのボールを渡邉 まりい選手がスティール。この2人のコンビネーションは本当にいい。速攻で、再度、山本選手にパス、右サイドでノーマークの若原選手にパス。3ポイントシュートは外れが、トヨタは全然戻れていない。

【まとめ】シュートは決まらなかったが、フィニッシュまでもっていけた場面は結構あった。いい攻めは本当にいっぱいあった。点差など気にしないで、どんどん攻め気で挑んでほしい。
じっくり試合を見て思ったのが、やはりコートにいる全員が「自分が点を取ってやる!」という気持ちがないと駄目かもしれない。当たり前のようだけど、これが意外と難しい。この気持ちに新人もベテランもない。気持ちは自分でコントロールできる。トヨタは、とにかくチーム内のレギュラー争いが熾烈だ。だから点を取ってアピールしたいという気持ちが溢れていた。逆にこれが強気になったのかもしれない。

 これは補足だけど、勝ちにこだわり過ぎると、やはり腰が引けてしまい、「自分が打って外したらどうしよう」という気持ちからパスを回してしまう。ましてやその気持ちで打ってもシュートが外れる可能性は高いだろう。

勝ちという結果は、どんなに自分で望んでも相手があることなので、コントロールがきかない。結果は後からついてくるとはよく言ったものだ。
目の前のことを丁寧にやるしかないのだ。丁寧に丁寧に。。。

いろいろ生意気なことを書かせてもらったけど、一番何が言いたいかと言うと、選手達は自信を失わず、自分達のやってきていることを信じてほしいということ。本当にオフェンスもディフェンスもいい所はいっぱいあったからだ。来週の羽田戦が楽しみだ。


♪雨雨風風吹き荒れてみろ
そんなときこそ一俺たちはまた強くなってゆく
「嵐」(詞・曲 登 伸身)

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