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名シーンの名ぜりふを読んでみよう①

1980年に制作された『3年B組金八先生 第二シリーズ』
第24話「卒業式前の暴力2」。
加藤優(まさる)他が放送室に立てこもり、その後、警察に捕まるシーンは有名だ。この時のBGMは中島みゆきの『世情』。
Wikipediaには、「中島の4枚目のオリジナルアルバム『愛していると云ってくれ』に収録されている曲である。自分の前を通り過ぎるデモ行進の様子をサビに、不条理な世の中との葛藤などを歌った作品。この演出と「世情」の使用は、演出を担当した生野慈朗氏の独断によるアイデアだった。中島にとって初めてテレビドラマで使用された楽曲であるが、本人は当初そのことを知らず、後々になって伝え聞いたという。」と。

ちなみに1995年の豊川悦司×常盤貴子主演のドラマ『愛していると言ってくれ』(TBS系)は、演出を生野慈朗氏ほかが担当している。『半沢直樹シリーズ』『金八シリーズ』を担当した福澤克雄氏も演出を。

話を戻して、
その立てこもり事件の後、教師と警察は会議室に集まり話し合いを行う。
その席で涙ながらに自分の教育論を吐いた坂本金八、いや武田鉄也。
なぜか今でも涙が溢れてくる。40年前のシーンなのに。

以下、セリフ
坂本金八「問題が起こったっていいじゃありませんか!
彼らはまだ未熟なんです。
だから間違うんです。
間違ったら繰り返し繰り返し「それは間違いだ」と教えてやる。
これが教育なんです。」


坂本金八「腐ったみかんは放り出せという論理ですか。
初めて加藤が送り込まれてきた時、私、正直、自信も何もありませんでした。
しかし校長先生や他の先生の協力のおかげで、
今日まで問題をおこさずやってこれたんです。
学校には学校の名誉があるでしょうし、教師には教師の生活があるでしょう。
しかし教師が尻込みをしたら生徒はいったいどうなるんですか。
子供を預けている親御さん達に顔を真っすぐ向けられますか。
お宅にだって、体で子供達をかばった大山先生や鈴木先生がいらっしゃるじゃありませんか。
若輩者(じゃくはいもの)が言い過ぎるかもしれませんけども、
我々はミカンや機械を作っているんじゃないです!我々は毎日、人間を作っているんです! 
人間の触れ合いの中で我々はいきているんです。
たとえ世の中がどうであれ、教師が生徒を信じなかったら教師はいったい何のために存在してるんですか!お願いです!教えてください!」

https://youtu.be/bdSE-CbcxEE

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