空2

初めての海外大会

皆さん、こんにちは。
はじめましての方は、はじめまして。
TDSと申します。
普段は名古屋と東京でポケモンカードを楽しんでいます。
今日は僕が先日参加したOCIC(海外大会)の備忘録と少しでも多くの方が海外の大会に興味を持っていただきたいと思い、このnoteを投稿します。
はじめてのnoteで、拙い文章ばかりではありますが
最後まで読んで頂ければ幸いです。

内容は以下の通りです。

<目次>
1.OCICとは
2.参加方法
3.日本と海外のルールの違い
4.デッキ選択経緯と練習方法
5.大会の流れ+デッキレシピ
6.さいごに

1.OCICとは

簡単に言うと海外の大型大会です。世界中から様々なプレイヤーが集まり、競い合います。
ICは、International  Championships の略称です。
今回はオセアニアで開催されたので、その略称からOCICと呼ばれています。
ICは、日本の大会と違い、3日間行われます。
DAY1、DAY2、DAY3と呼ばれています。
規定の勝ち点を獲得するとDAY2へ行け、DAY2では勝ち点の多い上位8人が決勝トーナメントに進め、DAY3では決勝戦が行われます。
詳しいことについては去年、ヨネダタクヤさんが挙げていたnoteがわかりやすいので、そちらも合わせてご覧いただければと思います。
➡僕が海外の大会に興味を持ったきっかけの記事で、説明も丁寧で内容も大変分かりやすいです。

2.参加方法

ネットでの事前登録が必要です。
海外のポケモンのサイトから、こういった大会のサイトに進むことが出来ます。1週間前でも枠が空いていたと知り合いがいっていたので、日本よりかは少し余裕がありそうです。
ただ、海外では参加費50ドルがかかるので、参加の際はご注意ください。

2参加画面

3.日本と海外のルールの違い

日本と海外ではルールが違います。
ここでは大まかな2つのことをお伝えします。

①日本とのレギュレーションとの違い
②日本との対戦ルールの違い

まず、①についてお話します。
海外はパックの発売周期の違いと発売している商品の違い等により日本と環境が違います。
OCICの時は日本のCL愛知の環境に一部Aマークのカードが含まれた環境です。(レインボーエネルギー、超タイプのまねっこミミッキュ、SM1ソルガレオGX等が含まれる)
次に、②についてお話します。
日本ではBO1形式(1戦で決着をつけるもの)で25分間で試合をするものが主流です。
しかし、海外ではBO3形式(最大3戦し、勝ち数の多い方が勝つ)で50分間で試合をします。➡勝ち方の例(1勝0敗、2勝0敗、2勝1敗)

簡単に言うと、50分間で先に多く勝てればいいということです。

また、海外ではBO3形式ということもあり、決着がつかない場合があります。
その場合は引き分けとなります。ただ、日本と違い引き分けの場合は両者負けにはならないのも海外の特徴です。
詳しい内容は実際の僕の記録に基づいてお話致します。

4.デッキ選択と練習方法

ここでは、デッキ選択の経緯とどんな練習をしたかをお伝えします。
・デッキ選択について
まず、デッキ選択についてお話致します。
最終的に僕が握ったデッキは三神ザシアンでした。
先程、申し上げたように海外はBO3が主流のルールです。
そのルールに一番強いのはLOだと考えました。
BO3でのLO系統は時間をたくさん使って1勝し、そのまま時間切れで1勝0敗で逃げ切ることができる。
それ故に日本のCLよりも当たる確率が高く、上位卓で当たりやすいと考えました。
このことから、LOに勝てることが前提となりました。
加えて、海外ではBO3ルール故に対戦数がとてつもなく多いです。
予選が9回戦あり、すべての試合で3戦目まで進んでしまえば
9×3=27 27戦、日本のCLのほぼ3倍の量を1日でやらなければなりません。
後半戦では疲れがくるので、あまり複雑なデッキやブレが激しいデッキを握ることは自殺行為に等しいと考えました。
まとまると、LOに勝てることと、プレイが簡単で安定した動きができるデッキが必要だと考えました。
これにあてはまるのが、三神ザシアンだと思い、練習と構築に取り組みました。使用したレシピは記事の最後に記載してあります。
そして、三神ザシアンについて様々な記事を拝見させていただきました。
その中で、特に参考にさせていただいた2つの記事をご紹介します。

レイネさん(@Reine0624)の三神ザシアン
➡はじめて読んだ時、自分の中になかったミラー対策があり衝撃を受けました。また、構築に関してもかなり使いやすく、三神ザシアンの構築の自由度を思い知らされました。三神ザシアンで悩んでいる人はぜひ!

ガルシアさん(@Trubbishx3)の三神ザシアン
➡三神ザシアンの基本。やりたいことを確実にこなしていくポケモンカードの基本がこんなにも強いのかと実感した記事。ミラー対策もとてもシンプルで強いのがポイント!


・練習方法について

次に、練習方法についてお伝えします。
ここでのキーワードは「内」と「外」です。
まず、「内」について。
「内」というのは自分だけの時ということです。
どうしても人と練習できない時や仕事終わりの時、何をしていたか。
主に3つあります。

①デッキ作成
➡CL愛知の環境から想定できるデッキをプロキシなどを使い、複数作成。
②家で1人回し対戦
➡1日最低1回は自分と自分で対戦する。
③動画を見る
➡CL愛知やLimitless(海外の強いチーム)の動画を空き時間に見て、プレイやデッキの動きの確認。加えて、海外サイトでの情報収集。

次に「外」について。
「外」とは大会や練習会の時ということです。
ここで取り組んだことは3つ。

①自分の回答の確認
➡人と対戦するときは自分の考えた動きが通用するのか実験しながら動きの確認をしていました。
②自分の苦手なデッキを使ってもらう
➡僕が普段練習させていただいているサンダルハウス練習会(B3さん、ちゃきさん主催のもの)では、僕が家で回してて苦手だったLOやコントロールデッキを主に握っていただいて苦手克服の練習をしていました。

このように「内」と「外」の練習を組み合わせて準備をしていきました。
そして、どちらにおいても僕が特に大切にしたことがあります。


たくさん負けて、たくさん学ぶことです。


現に僕は練習会の時は周りにボコボコにされていましたし、何ならジムバトルで0-3もしました(笑)
ただ、そのたびになぜ負けたのか、何がいけなかったのか。
人に聞いたり、自分で考えることを繰り返しました。
そうしていくうちに、ミスが減っていき、少しずつ勝てるようになっていきました。

5.大会の流れ

ここでは現地の写真と一緒に大会の流れをお伝え致します。
一部旅の思い出も入ります(笑)

今回は会場がオーストラリアのメルボルンだったので
飛行機で10時間程揺られ大会前日に到着しました。
会場の近くまでは直通のバスがあるので、それを20ドルくらいで利用しました。
あ、写真のイワンコは愛犬メロンです。

到着2


さて、ホテルに到着して荷物を下ろしたらやることがあります。
選手登録です。
海外の大会では前日に選手登録の確認が必要になります。
なので、夕方会場に向かいます。

2会場


下の写真が選手登録の様子です。
列が分けられており、
左がカード、右がゲームの列です。
登録の時間は5時から8時まででした。


2選手登録

さて、選手登録をすると同時に会場に入ります。
前日に会場に入るといよいよ来た!って感じがしてテンションが上がりましたね。うぇーい

会場内

会場をぐるっとまわったあとは、
この大会の楽しみの1つウェルカムキットの受け取りです。
海外の大会は有料の代わりにグッズがもらえます。

ウエルカム2

思った以上にもらえてびっくりしました(笑)
会場に入る時はメッソンのタグをネックストラップにつけて首から下げます。
そして、その日はゆっくり休み当日を迎えます。
当日はQRから対戦表を読み取ります。
対戦表はお見せ出来ないんですが、最終順位表の一部の写真があるので
そちらをお見せします。
海外の大会はDAY1を突破し、DAY2に行くには決められたボーダーの点数を超える必要があります。
今回の大会のボーダーは勝ち点19点です。
勝ち点の詳細は、勝ち3点、引き分け1点、負け0点です。

対戦票2


ここで僕は19点を超えていたので、予選を突破したことになります。
ただ、20試合以上するとやはり疲れがかなりきましたね。
その日はホテルに帰ったら、すぐに眠りにつきました。




そして、DAY2当日、DAY2になると参加者も49人に絞られていました。
参加者が絞られた関係で1人あたりのテーブルのスペースが広くなったので
だいぶやりやすかったです。

3テーブル


DAY2はBO3を5戦やり、TOP8を決めます。
その後、準決勝までやります。
そして、最終順位の紙がBO3、5戦やった後、張り出されます。

最終2


残念ながら力不足でTOP8には、入れませんでしたが
TOP32に入ることができました。
初めての海外の大会でここまでこれたので、順位表を見た時は
すごく嬉しかったです。
順位が発表された後は、会場の外に景品交換できる場所があるので、そこへ行き景品を受け取ります。
海外は順位に応じて、景品、賞金、ポイントがもらえます。
会場では景品がもらえます。
僕はTOP32だったので、海外のソード・シールド2箱を頂きました。
下記の写真がいただいた景品と当日使用したデッキレシピです。

デッキレシピ2


賞金も750ドルもらえるそうなのですが、イマイチもらい方が分からないので、分かり次第追記します。

最終日、DAY3は会場の物販でシングルカードを見たり、配信卓を見たり、
サイドイベントに参加しました。
海外のサイドイベントも様々な種類があり、僕は日本にはない
1パックブースターというイベントに出ました。
これは10ドル払って、1パック買い、貸出しの基本エネと組み合わせて、10枚のデッキを作り、サイド1枚で戦うものです。
(山札切れなし、初期手札4枚、同じタイプであれば進化元は何でもいい)
参加賞でプレイポイントがもらえ、優勝するとボーナスでポイントがもらえるというものです。
4人1組で遊び、思った以上に楽しくて何回かループしちゃいました(笑)

ちなみに優勝した時のデッキがこちらです。
デッキ名は「サダイジャGOGO!」です。

さだいじゃ


また、会場ではチャレンジカップという日本でいうトレーナーズリーグ(優勝すると海外のポイント15入るもの)もやっていました。
残念ながら定員の関係で僕は参加できませんでしたが
参加メンバーはよしさん、うおんさん、Limitlessの方々や強い人たちがいて
世界1ハードルの高いトレリだと思いました(笑)


6.さいごに

ここまで、読んでいただき、ありがとうございました。
さて、備忘録はここで終わりになります。
今回の経験で自分はたくさんのものを得ました。
海外大会の経験、新しい友達、そして忘れていたポケモンカードを楽しむ心。
今回の経験は自分の人生の大切な宝物です。
これを読んで1人でも多くの方が海外の大会に興味を持って頂ければ幸いです。
もちろん、参加される際は現地の方々のご迷惑にならないよう準備をしっかりしてください。
また、今回の記事のご意見・ご感想・質問は
僕のTwitterアカウント、TDS(@oishiiokazunext)へお願いします。
最後に、改めてこれまで僕にお会いしたり、対戦していただいたり、
アドバイスを下さったり、応援して下さった全ての方々に感謝の言葉を述べさせていただきます。
皆様、本当にありがとうございました!!


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