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休憩ばかり人生

昨日で怒涛の6連勤が終わり、ほっと一息。
だが、6連勤は毎月やってくるのである……

今までこのスケジュールを当たり前のようにこなしていた私でも、たった1年ぽっちの完全週休二日シフト制(例:3連勤して1日休んで2連勤して1日休むとか)の他職種を挟んでしまえばかなり長く感じた。

友達との予定も入っておらず、6連勤の後にたった一日だけ与えられたおひとりさま休日をどう過ごすかは決まっている。『喫茶店で読書』だ。

『喫茶店で読書』という私のお決まりコースでも、毎回考えることは山ほどある。いくらおひとり様用の店であっても、土日祝の喫茶店は混み合う。滞在できる時間の目安はどのくらいか、お目当ての席に座るには開店の10分前には着いているべきか、などなど頭の中であれこれ考え計算しながら結局いつも決まった店に足を運んでしまう。

そして今日も大好きなあの店に行った。この店は開店の10分前に着いても2人くらい待っていることが多く、開店時間には8~10人くらいまで増える。今日の天気はあいにくの雨とはいえ、4月の日曜日にこの店を求めて駆け込みたい人々は多いのではないかと、私はちゃんと10分前に到着するように向かった。

だけど……誰もおらず1人目!トホホ……それも寂しい。さらに店員さんの出勤と重なってしまい、ちょっと恥ずかしい。開店までには誰か来てくれ…誰か一人くらい…と願ったが、なかなか来ない。来た!と思ったら隣の美容室目当ての人々だ。
ついに開店時間、さっき出勤に鉢合わせた店員さんが「お待たせ致しました〜、どうぞ。」と笑顔で出てくる。あわわ……張り切って10分前に到着した瞬間も、張り切ったはいいものの結局わたし一人なのも目撃されてしまいなんだか小っ恥ずかしい……と、本当にくだらないことを気にしながらマスクの中で赤面したのでした。

好きなお席を選び放題の身なのにも関わらず、1番お気に入りの席ではなく、いつもと違う小さな丸テーブルの角席にしてみた。この席は椅子がふかふかでおしりが痛くならず良い感じ。

生理前で食欲無限大、そして大いに小麦を欲している今の私、6連勤頑張ったから今日は思い切り好きなものを食べるぞ!と意気込んで朝食を抜いたのでお腹はぺこぺこ。

クロックマダムと、食後にタルトとミルクティーを注文。春の小麦祭りだ。


クロックマダム


柑橘とチョコチップのタルトとミルクティー

クロックマダムは半熟卵の黄身を割るタイミングをもったいぶりつつ、ペロリ。

食後のデザートタイムは、益田ミリさんの新刊『今日のおやつは何にしよう』を読みながらのんびり。

そうこうしているうちに店内に人が集まり始めたので、だらだら居座り続けるのも気が引けて、良きところで店を出た。

心満たされながらも、せっかくの休日、まだまだ喫茶店で本を読んでたい気持ちに……。

はしご、する……?

そう自分と相談している間にもう足は勝手に次の目的地へ進んでいるのでした。


かわいい看板

2階の席に案内され、大きなステンドグラスに目を奪われた。

ぶどうかな

ついさっき小麦祭りを開催した私は、飲み物だけにしよう……と決めていたのだが、近くの席のマダムが小さなかわいいクッキーを上品に食べている姿を見てしまい、ついつい同じクッキーアソートまで注文してしまった。あまあまな春の小麦祭り、延長戦です。


かわいい

すべてちんまりしたサイズで安心……(笑)

特別なことをしない何気ない休日でも、私にとっては至福なのです。益田ミリさんのエッセイで綴られるのもそんな何気ない日常で、ついついハマってしまいます。

のんびりマイペースに生きすぎて、結婚とか出産とか……そんな自分の未来はどうなるの〜?と時々考えたりしますが、気が乗らないことには無理に手を出さず、気が乗ったタイミングで飛び込めばいいやと能天気な私です。

明日からも今を生きるぞ〜!

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