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愛してやまない音楽を

先月末、私のお気に入りの喫茶店が閉店した。
もう二度と、あの空間で、あのプリンアラモードを、あのナポリタンハンバーグを食べることは叶わない。

そして、私が大好きなあのバンドは解散している。解散してから、もうすぐ10年経つ。
時は止まったはずなのに、私は今でもandymoriが大好きで、andymori以上の音楽は見つけられないほどに、心の中で大切にし続けている。

andymoriと出会った高校時代から今現在までずっと、悲しいこと、苦しいこと、やるせないこと、悔しいことがあって心が疲れた時、私は決まってandymoriを聴く。andymoriの音楽は、無理に私に干渉せず、ただただ小山田壮平さんが自分を高らかに歌っていた。こちらに共感してくれる音楽というよりは、自分と同じように自分とは全く違う何かにもがいている人がどこかにいる という安心感を与えてくれた。
ちっぽけな悩みを、ちっぽけだと笑わないでいてくれた。

andymoriというバンドはとっくのとうに解散したけれど、小山田壮平さんが作る"ただただ自分を高らかに歌う"という音楽が、CDという形で、音源という形で、今を生きる小山田壮平さんの肉声という形で、この世に残り続ける限り、私は死ぬまで大切に抱きしめてしまえるのです。


「空がこんなに青すぎると 何もかも捨ててしまいたくなる (ファンファーレと熱狂 収録 "16" より)」

「雨が降れば鍵をかけていいよ 誰にも知られないまま終わりになっても(andymori 収録 "ハッピーエンド"より)」

「大丈夫ですよ 心配ないですよ 昨日のことも さっきのことも 全部忘れても (革命 収録 "投げKISSをあげるよ"より)」

「こんな儚い世界の中に信じた歌がある こんな儚い世界の中に信じた人がいる (革命 収録 "Peace"より)」

「ただ綺麗な空が 君の声が 君の声が聞きたいだけなのに (andymori 収録 "ベンガルトラとウィスキー"より)」

「モノクロの世界の中でフルカラーの君を 僕は見つけたよ 君はシンガーだ 君が歌ってよ (光 収録 "シンガー"より)」

「こんな馬鹿な気持ちを 歌にしたら笑うだろう なんて弱いやつだと 相手にされないだろう(宇宙の果てはこの目の前に 収録 "teen's"より)」

「ねえ君 間違っていないよっていって(andymori 収録 "everything is my guitar"より)」

「同じポイントで笑えた時 うまくやれてる気分になったよ(宇宙の果てはこの目の前に 収録 "サンシャイン"より)」


生まれたものは、愛したものは、どこかで輝き続けた情熱は、どんなものであれ永遠です。

音楽は自由でいいなぁ。

自分のために聴いたり、時には大好きなアイドルを思いながら聴いてみたり。

私は今日も好きな音楽を聴き続けて、大好きな人を愛し続けて、やりたいことをやり続けます。

風呂上がりにアイス食べちゃお〜っと。

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