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馬券を当ててバイト先で15万円配った話

こんにちは。2020ローズS三連単113万馬券1点的中男のオオイシ・マーフィーです。

前にやっていた事務系のバイトでの話なのですが、僕は管理職の一番下っ端をしていました。20代の男女7人のグループを任されていて、仕事を教えたりしていました。今年の年明け、その中の一人の子が職場で使っているグループのチャットでこんなことを言ってきました。

「オオイシさん、お年玉ください!笑」

あげたいのは山々だったのですが、僕もバイトですし当然全員にお年玉をあげるほどは稼いでいなかったので、「無理言わないでw」と返したのですが、僕が競馬好きというのはみんな知っていたので「じゃあみんなに100円ずつ馬券を買ってあげるよ!当たったらそれをお年玉にして!」と付け加えました。

その週は日曜・月曜の2日間開催で日曜日に京都金杯があり、去年も当てたレースだったので、京都金杯を買うことにしました。単勝、馬連、ワイドあたりで当たる楽しみを感じてもらうというのも考えたのですが、20代の子が1,000~2,000円もらってどうするんだというのもあり、三連複で人気馬2頭に穴馬1頭をからめる馬券を買うことに決めました。ちなみにそのときに選んだのが人気サイドの③サウンドキアラと⑥ダイアトニック、そして18頭中14番人気の⑦ボンセルヴィーソ。京都といえばイン前ということで、インコースで前に行ける馬を3頭チョイスして三連複1点で購入。いつもはPATで買っているのですが、最寄りのウインズまで行って7人分の馬券を買いました。

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みんなには「みんなの馬券、三連複で買うからねー。1,000~2,000円程度になっても仕方ないから、人気サイド2頭に穴馬1頭入れたのを買うから当たったら10,000円くらいになるかもね!当たったら馬券あげるよ!」みたいなことを言っていて、当日自分でも同じ三連複と、③を頭に固定して⑥と⑦を含めた6頭に流す三連単を30点=3,000円で購入しました。

京都金杯のレースは自宅で見ていたのですが、スタートからボンセルヴィーソが出していき番手に。ハナを主張したマルターズアポジーがスロー気味のペースを作り、直線を向いた残り350m地点ではボンセルヴィーソがまさかの先頭。鞍上の太宰Jがタメた脚を全開でぶっ放してフラットな京都の直線を大激走。残り200mまで来たところで好位につけていたサウンドキアラがボンセルヴィーソをかわして先頭、つれて上がってきたダイアトニックもボンセルヴィーソに並びかけ、三連複三連単ともに③⑥⑦が完成。僕はただ「そのまま!!」と叫ぶだけでした。外から追い上げてきたソーグリッタリングの追撃もかわし、4着まで2馬身ほど差をつけた完璧な③⑥⑦が1馬身ずつの着差で入線しました。とても美しかったです。笑 

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三連複の配当は21,940円。一人あたり100円で購入したお年玉馬券はまさかの2万円越えの配当になりました。僕自身も三連単と三連複を合わせて初めて10万円越えの配当を手にしました。

職場はフランクな雰囲気ではありましたがほかにもたくさんの人たちが働いていましたので、お年玉を2万円ずつ配ったとなれば物議を醸すかもしれないと思い、お年玉用の袋に入れた馬券をこっそり手渡しし、念のため「かん口令」を敷きました。笑 みんな馬券というものを初めて見たようでしたが、仕事が休みの日にウインズに行って換金してきたようでとてもよろこんでくれました。僕のいた職場は年末年始も稼働している所で、僕は休ませてもらったのですがその子たちの中には年末年始休みなく出勤してる人も割といたので、よろこんでもらえるくらいのお年玉が渡せてよかったです笑 ちなみに7人に配った馬券の配当の合計金額が15万円を超えていて、結果的には自分が手にした配当以上に配ったことになったのは我ながらすごくて笑いました。

僕は今年そのバイトを辞めたのですが、みんなの中で「むかし競馬が好きな管理者がいてお年玉に馬券くれたな」みたいな思い出に残ればいいなと思っています。競馬はギャンブルではありますが、遊び心を持ってつきあえばこういうこともあるんですね。いい思い出になりました。

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