1. なぜ企画の作り方について伝えたいと思ったのか?

一番直接的なきっかけは、とある職業訓練校で受けた企画の立て方についての授業を受けたときでした。


10年以上独学で企画立案の仕事をしてきた私は、その授業の内容に“これで本当にいいのか!?”という強い疑問を感じ、同時に、もしかしたら自分が培ってきた経験から得た教訓を話すことで誰かのためになるかもしれないと感じたのです。ここまで強く何かを伝えたいと思ったのは人生初めてのことでした。

ここに書く内容はすべて私の個人的な経験によるものです。ただ、他の人が教える内容と違うのは、私は人より失敗が多く、それを踏まえて事態を改善するためにありとあらゆる方法を試してきたことです。また、たまたま仕事で経営者の自伝を読むことが多かったこと、テレビ番組のネタ出し、出版社で企画を出し書籍の制作をするという世間より少し厳しい世界で働いてきたというのも、限られた時間の中でより深く学ぶことができた理由なのかもしれません。

私のトライ&エラーはテレビの世界で働き始めた23歳から始まり、海外で仕事をしていた期間を差し引いても裕に10年以上は企画について真剣に向き合ってきました。そんな私が何を伝えたいかというと、

「(採用される、売れる)企画の作り方」です。


この一点をゴールにして、そこに行き着くための方法をいくつかご紹介します。

企画作りってコツを掴めば誰にでもできます。でもそのコツを知っている人はあまりいないように感じます。

私の独自の経験から得た知見が誰かの役に立ちますように。そう願っています。