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全う

全うと言うには大袈裟で
威張ることもできないけれど
私は成し遂げたことがたった一つある。

もうそれだけで
自分では全うしたと思う。

一生懸命勉強したわけでもなく
働いたわけではなく
半分自然にそうなっただけだ。

だけどそれは
私にとって全うしたので
勝手にそう書いてしまう。

だからいつ死んでもいいだの
やることが無くなっただの
とは言わない。

それは命に対して失礼だ。

ただこの全うは自己満足だ。

それはそれでいいでしょう。

最後に
一つだけだけどできた事がある
とニンマリ笑えたら、と思う。

それが全う、などと今は思っているのです。