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ふと思った

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ふと思った事を少しずつ ちょっと寂しい感じ。
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2018年3月の記事一覧

夏だと言われ
慌てていった
良くも悪くも余命なんてあてにならないのは知っているから

なのにそのあてにならないものが
ますます短くなっていた

彼女は
今回の入院はチョット長くなりそう、と言う

伝える言葉を探す

頑張りや!
また来るで!

と言って帰った

人のため

人のため

綺麗な月だ
しかも桜も咲いている
こんな夜は
自分の事ではなく
人のために
お願いをしてみよう
たった一つだけだから
お願いをしてみよう

ねえ
お月様
30年前のお願いは叶ったけど
もう一度だけお願いしてもいいですか?
今度は私でなくあの人のために

きっと同じ願いをあなたに呟いている人が沢山居るのなら、その数の中に私の願いもいれてください。
少しでも強い願いになるように。

あの人のためにお願

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大丈夫

大丈夫

まだ決まったわけではない
まだ大丈夫だ
そうだ大丈夫だ

胸がしめつけられて苦しい
そんなことを言ってはいけないね
苦しいのは私ではないのだから

でも苦しいよ

自分であればまだあっけらかんとしていられるかもしれない
可愛いあなただから
まだ残したことがたくさんある人だから
苦しいよ

まだ決まったわけではない
まだ大丈夫だ
そうだ大丈夫だ

ちょっと
拠り所でもあったが
反面
翻弄されてもいた
だから
元の生活に
少し
戻そうと思うよ。
うん。

選択

選択

昨日は娘の卒業式だった
そして父の命日でもあったので卒業式に出席した帰りお墓まいりに行った

娘にもお墓まいりに行こうと誘ったが、
謝恩会やらなんやらでお彼岸の間も行けそうにないらしい
卒業を報告してほしかったな

夕方母方の従姉妹から電話があり
ずっと癌の治療をしていた同じく母方の歳下の従姉妹が緩和病院に入院した、と報告があった

もう10年前ぐらだったかに癌が見つかり、抗がん剤や新しい治験など

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きれいに

きれいに

砂は
特に白い西の砂は
握って落とすと
感動するほど
さらさらと
掌から落ちて行く
跡形もなく。

強く握れば
握るほど
さらさらと
掌から落ちて行く
掌を汚すこともなく。

私もあのように
落ちて無くなってしまえるかな
きれいに
汚すことなく。

溺れた

溺れた

貴方が右に座り
彼が左にいて
Fly me to the moon を歌う
私はそのまま溶けてしまいそうで
どうしてこれがあの時ではなかったのか
ちょっと酔った心で
少しうらめしく思い
にっこりと微笑みながら
聴いている

貴方には内緒だけど
右側にいた貴方よりも
左から聴こえる声に溺れた

そして最後に
彼と一緒に
「I love you」と呟いた

前

ここ最近の私は、後を向いてニタニタ笑いながら歩いている。
後を向くと悲しかったこと、楽しかったことが見えて、特に楽しかったことがよく見えてニタニタしてしまうのである。
だけど、後を向いて歩くのは難しいし、下手をしたら転んでしまう。
この歳になると、ゴミ捨てに行った時何もないのに激しく転んだ、なんて話もチラホラ聞く。
だから、後を向いて歩くのは危ないのではないか、もっと前を向いて、まさに前向きに歩か

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約半年ぶりに故郷に帰る
もちろんそこにもう家はないけれど
2人ともまだそこにいる気がする
もちろん行かないけど