ドキドキ文芸部【DDLC】途中プレイ記【サヨリ/モニカ】

遅ればせながら、ドキドキ文芸部をプレイしました…!

といっても3周目(モニカ削除)までなのですが、今まで感じたこととちょっとした考察を書きとめようと思います。

プレイきっかけ

私がプレイしたきっかけは、いよわさんという方の「きゅうくらりん」という曲の元ネタがドキドキ文芸部の「サヨリ」なのではないか?という考察を読んだからです。

こちらの曲、かわいい淡い色のPVに反して不安定な旋律と
「空っぽが埋まらないこと全部ばれてたらどうしよう」
というような不穏な歌詞がどうしても気になってしまい、
元ネタがあるならやるしかない…!と思いプレイを決意しました。

ちなみに、もともと友人から「ぜひやってみて!私はやれんけど^^」とおすすめされていた作品で気になってはいました笑
公開されてかなり時間もたっており、ただのラブコメではないことはうわさには聞いていましたが、細かいことは知らず…ホラーなので実はみんな人間じゃないとか?殺し合いとか始めたらどうしよ…とおもってました。あながち間違ってもない気がしますが…

サヨリというキャラクター

プレイきっかけとなったサヨリについて
正直「きゅうくらりん」の歌詞の最後の部分で「わたしちゅうぶらりん」の部分でかなり嫌な予想をしていて……どうか当たっていませんようにと思っていましたが、見事予想的中。
皆さんのトラウマとなったキャラクターなのではないでしょうか?
わたしは、昨日の夜にプレイしましたが辛くて2時まで眠れませんでした。

いわゆるギャルゲ鉄板の幼馴染キャラ。部内のムードメーカーで、主人公のことを支え、支えられるような「親友」のようなポジション。
その実、「重いうつ病」を抱えており、主人公を好きな気持ちがありながらも自分を無価値だと思い、一緒にいるのがつらい。でも、ほかの女の子といるのを見ているのもつらい。1周目で主人公はサヨリに思いを伝え、付き合うことになりますが、翌日サヨリは首吊り自殺をしてしまいます。

うつ病を打ち明けるシーンや、サヨリへの告白シーンは自分にはかなりきつかったです。幸せなはずの告白がサヨリにとっては不安だし苦しみになってしまっている。自分よりも周りのことを考えて雰囲気を壊さないようにしていたサヨリにとってうつ病を打ち明けたシーンは、もう自殺の決定打といえるのではと思うのですが、私はゲームが始まった時点でサヨリは自殺を決意をしていたのかなと思います。

サヨリは、恋愛ゲームでは異質なキャラクターだと感じていました。
どんなゲームでもムードメーカーなキャラクターはいる場合が多いのですが、サヨリは主人公に対する執着がほかのキャラクターよりも描かれていないような気がしました。
一応、ほかのキャラクターに嫉妬?しているような描写はあるのですが、一貫して主人公とほかの攻略対象を仲良くさせようとしているような印象があり、初めの時点で「うつ病の希死念慮、自己嫌悪」>「主人公への恋心」になっており、主人公を愛するがゆえに「自分以外の誰か」を見つけてもらったうえで自殺したかったため文芸部に誘ったのでは?と。
しかし、主人公が告白をしてしまったために「無価値な自分への自己嫌悪」と「罪悪感」に耐えられなくなりあの時すぐに自殺したのかと考えてます。
サヨリ……失いたくなかった……トラウマものです、、、

モニカというキャラクター

主人公と二人だけの世界を作るためにほかの攻略対象を削除したモニカ。
モニカは成績優秀スポーツ万能、容姿端麗の学校の人気者です。
しかし、そんなキャラクターが攻略対象ではないというのは違和感を感じませんか?

  • ハイスペックという設定はモニカがシステムに干渉して付け加えたもの。

  • 単純に隠しキャラなのに気づいていないだけ?

という説を考えてみました。
下の説はキャラ設定としてあっていると思いますが、個人的には上の説の可能性は捨てきれないなーと思っています。
モニカはハイスペック、主人公も一目置いているという設定で始まったわりに、あまりモニカの見せ場ってなかったように感じるんですよね。
もちろん容姿は優れていると思うのですが、主人公は部活のみんなをかわいいと言っているし、詩の才能でいえば「ユリ」が一番とされていました。部の雰囲気も、サヨリがいなくなってから壊れてしまったし(うまくいかず自暴自棄になっていたのもありますが)、モニカの部長としてのカリスマ性というものを感じるイベントがなかったなと…。
もしかすると、モニカは攻略対象ではないいわゆるモブキャラが意志を持ってシステム書き換えた姿なのでは?と思ったり。

でも、モニカには憧れ枠としていてほしい気持ちもある。。。
NPCの中で人ひとりその仕組みに気づいてしまったモニカは孤独ゆえに壊れてしまったのだと思います。
私たちにとっては1回目のプレイでも、モニカには何回目の世界なのか。
想像もつかないですからね。

主人公について

このゲームでモニカと、自分それが意思のある人間のような表現がありましたが、わたしは主人公が一番意思のないキャラクターのように感じたんですよね。
特に前記のうつ病を告白したシーンと、告白のシーン。
サヨリと主人公の会話はあまり成り立っていないように感じました。
主人公は必死にサヨリに思いを伝えて、何でもする!と言っていましたが、会話の内容的にサヨリはその厚意さえもつらいというのは明確です。
主人公にうつ病への理解がないという解釈ももちろんできるし、私も最初はそう思っていたのですが、あの主人公のセリフは「モニカが干渉していないサヨリルートのセリフ」をそのまま言っている可能性があるなと…。
モニカはサヨリのうつ病を重く操作したことで、主人公の言葉で救われるはずだったサヨリが救われなくなって自殺したのかな?と思います。
どう救おうとしても、主人公の行動すべてがサヨリを傷つけているようでかなりきつかった…。

システムについて

ノベルゲームは乙女ゲームで慣れてるぜ!と思い、選択肢前でセーブをしていたところ、

1周ごとにセーブがリセットされている!!!!!!!!

あ、、、

とりあえず一通りやってからスチル回収しようかなと思っていたのですが、もう手遅れっぽいですorz
しかも、全クリしても最初に戻れないみたいなので、キャッシュクリアしかないようで・・・調べてからやればよかった…

まあ現実はセーブロードできないですもんね

また、モニカ削除の方法はNEEDY‗GIRL‗OVERDOSEのエンド回収した際に使った手法を覚えていたためスムーズに調べずできた!のが地味にうれしかったです笑

とりあえず備忘録して…余力があれば続きも書きます!
全クリがんばろ。

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