子音一致率

解説

子音一致率は音響一致率の一種。
2音、あるいは2フレーズ間において、子音の響きがどの程度近いかを表す指標である。
同じ子音であれば、子音一致率100パーセントとなる。

母音一致率の同等な韻(ライムグループ)が複数あり、その優劣を比較する場合、子音一致率の違いが判断材料になる。
仮に母音一致率100パーセントであっても、子音の響きが遠ければ総合的な音響一致率は低くなる。
子音一致率に気を配った韻は、音響効果への意識が高いものといえる。

なお、日本語のラップにおける韻を考えるとき、慣習として母音一致が前提とされやすい。
そのため単に“一致率”といった場合、それは子音一致率を指すことが多い。

(文/SIX)

from 韻韻
子音一致率という考え方が世界中に普及する日を目指してがんばろう!(子音一致率認知率100パーセント)

関連項目

  • コラム“音の一致率と90%の法則”

変更履歴

2022.2.11 メールマガジン用に書き下ろし
2023.3.2 note用に改稿

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