母音ライムと母音リズムライムの比較

概要

リズム合わせの有無によって一致パターンがどう変化するかを示す。

リズム合わせを行わない場合

長音は無視する。※1

例1

  • カード



母音パターンは「AO」「AO」となる。
このようにリズム合わせを行わずに母音合わせだけを行った場合、母音ライムと呼ぶ。

リズム合わせを行う場合

長音は長音と合わせる。

例2

  • カード

  • ハート



母音リズムパターンは「AーO」「AーO」となり、母音合わせおよびリズム合わせが成立している。
このような場合、母音リズムライムと呼ぶ。

例3(連続母音の長音化)

同じ母音が連続して長音に変化する場合は、長音同士のリズム合わせができているものとして扱う。

  • ビーチ

  • 地域



母音リズムパターンは「IーI」「IーI」となり、母音リズムライムとして成立している。

例4(音便化による長音化)

音便化により長音に変化する場合も、長音同士のリズム合わせができているものとして扱う。

  • データ

  • 成果



母音リズムパターンは「EーA」「EーA」となり、母音リズムライムとして成立している。

(文/SIX)

脚注

※1 本稿では説明簡略化のために長音のみを対象としているが、撥音・促音なども同様となる(また、仮想子音と一般子音もそれぞれ独立して扱う)

from 韻韻

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僕はだめだ

変更履歴

2019.6.14 下書き
2021.11.2 メールマガジン用に清書
2022.3.4 母音パターンの不適切な箇所を修正
2024.5.21 note用に改稿

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