コラム“四コマ漫画と韻”
概要
漫画のコマ割りに反復性があると、そこに韻律を見出せるかもしれない。
イメージ
登場人物が台詞の中で韻を踏んでいる、といった話ではない。(ソフトウェア的な韻)
コマの構造自体が韻を踏んでいるという考え方。(ハードウェア的な韻)
たとえば四コマ漫画には、一定間隔でオチが出現するという構造がある。
この反復性は韻に近い。
すべてのコマをシリアライズして絵巻物のような媒体に印刷した場合、それが分かりやすくなる。
一定間隔で現れるオチのコマは脚韻として作用する。
コマの絵柄が他のコマのコピーであるような場合は、その構造が視覚的にも認識できる。
余談
ソフトウェア的な韻、ハードウェア的な韻という考え方はいろいろな媒体に適用できそう。
以前に検討した“映像ライム”もハードウェア的な韻といえるだろう。
(文/SIX)
from 韻韻
変更履歴
2022.3.31 メールマガジン用に書き下ろし
2024.5.28 note用に改稿
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