同音ライム

同じ音に聞こえる韻。

別の表現を用いると“ライムフレーズ同士がすべての一致ファクタで一致する韻”といえる。
具体的な定義は一致ファクタにより変動する。

たとえば“母音と子音”を一致ファクタとして考える場合、“母音一致と子音一致を満たす韻”が同音ライムとなる。
一方“母音と子音とリズム”を一致ファクタとして考える場合、“母音一致と子音一致とリズム一致を満たす韻”が同音ライムとなる。
(この場合、“母音一致と子音一致を満たしリズム不一致の韻”は同音ライムでなく母音子音ライムとなる)

作者がある韻をどのような一致ファクタで考えたかは(作者本人以外には)不明である。※1
また、読者がある韻をどのような一致ファクタで認識するかは(読者本人以外には)不明である。※1
したがって、ある韻が同音ライムといえるかどうかは不定であり、読者次第である。

(文/SIX)

脚注

※1 ただし他者の思考を読み取る能力・装置などを使用した場合はその限りではない

from 韻韻
最終的に脚注によって不穏な感じで終わった

変更履歴

2021.12.6 下書き
2022.2.5 メールマガジン用に清書
2023.2.21 note用に改稿

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