2020/10-2021/01 秋学期を終えて

この記事は2月に公開する予定でしたが、なんだかんだで5月になってしまいました。

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東大に入って最初の1年が終わりました。

秋学期(Aセメスター)の授業は以下の通りでした。微積、線型、電磁気、化学、物理実験、化学実験、英語、ロシア語、体育(厳密な名称は少し違います)。私はほぼ必修授業しか取らなかったためこの程度ですが、人によっては私の1.5倍くらいのコマ数を埋めている場合もあります。とんでもないキャパシティだと感じ入るばかりです。私は必修だけでもひいひい言いながら過ごしているので…。

ところで先ごろ成績発表があり、今学期の評価は優上1、優8、良3、可0(科目)という結果でした。なお優上、優、良、可というのはそれぞれ100点満点中で90、80、65、50点以上にあたります。文字通り「可もなく不可もなし」という結果です。

今学期は、夏学期と比べると全体的にバランス良く勉強ができたような気がします。おかげで夏学期に取ってしまった可を今回は取らずに済みましたが、そのかわり優上の数を減らしてしまったのがちょっと残念です。しかし、勉強時間のバランスが悪かったというのが夏学期の反省点だったので、その改善を実践できたのは非常に嬉しく思います。ただ、そろそろ意識的にバランスを崩して勉強時間を偏らせていかなければいけない気もします。

東大には進学選択という仕組みがあって、原則として2年夏学期までの成績によって志望学科に進めるかどうかが決まります。したがって、それまではまだほとんどの学生がまだ受験戦争を戦っているようなものです。それもあって、この戦いを生き抜くためにここまでバランスを優先してきた面がありました(ただし、進学選択には色々と仕組みがあるのでバランス重視が良いとは限りません。自分の性分的にバランス重視が向いていると考えただけです)。私は理学部数学科志望なので、過去の進学選択データを見ながらボーダーライン超えを目指してがんばっているわけですが、幸運なことに今学期までの(成績的な意味での)貯金のおかげで来学期は少し余裕がありそうで、よっぽど何かやらかさなければ無事に目標達成できそうです。そういうわけで、来学期は余裕の許す限り数学に注力して将来に備えていけたらいいなと思います。

さて、今学期の特徴はなんといっても対面授業の再開でした。実験や語学、体育など一部の授業では対面授業が再開されました。とはいえ隔週で対面・オンラインを行き来したりとまだ完全な形ではありませんでしたが、クラスメイトと同じ教室で授業を受ける体験が(ようやく)できて楽しかったです。期末試験も今学期はほとんど対面で実施されました。夏学期のオンライン試験は阿鼻叫喚でしたからね…。試験後にクラスメイトと集まってあれこれ言い合うのは夏にはできなかった体験なので非常に新鮮でした。

そして今学期も微積のシケ対(試験対策委員)を務めました。やったことは講義資料の行間を埋める資料を作ったり、過去問解答を作ったりという感じです。周囲の役に立ったかはよくわかりませんが、自分の勉強にはなったので良しとします。ただ、楽しくて証明ばかりやっていたら期末試験で計算問題しか出題されずこてんぱんにやられてしまったので、来学期は演習問題をたくさんこなして筋力を付けていきたいと思います。

この1年は、新型コロナの影響で入学前の想定とは全く違う学生生活を送ることになってしまいましたが、「勉強を楽しむ」という芯の部分はブレることなく過ごしてこれたような気がします。次の1年もがんばります。

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