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石油製品の豆知識(製品編)

初めに
ノートを初めて作成しますので、文書が読みにくい事や、表現がわかりにくい事もあるかも知れませんが読んでいただき、明日の雑談の種にでもしていただければと思います。

今回の解説内容について
先ず、石油製品について、どの様なものがあり、どの様に作られるか、何に使われているのかを簡単に解説していこうと思います。

各製品の詳細について(一般的な製造プロセスや、国内規格、その変遷など)も別紙でまとめてみるつもりですので、何か知りたい事が有ればコメントをいただければ折に触れて解説しようと考えてますので、是非よろしくお願いします。
では、本題に入ります。

石油製品とは
石油製品と言われて思い浮かぶものは何でしょうか?
先ずは皆さんが直ぐに思い浮かぶ物として燃料があると思います。

石油から作られる燃料の種類下記の様に大別されます

•LPG
•ガソリン
•JET燃料
•灯油
•軽油
•重油


上記の並びには意味がありまして
LPGに近づくほど密度が低く、重油に近づくほど密度が高くなります。

この様な密度差を石油業界では重い、軽いと表現することが多く、ガソリンやLPGを多く含む原油を軽い原油、重油を多く含む原油を重い原油と表現したりします。

指標としてAPI度と言う物がありますがこれは別の機会に説明します。

この他に良く聞く石油製品としては、石油化学製品(プラスチック等)があると思います。
これは原油に含まれるナフサと呼ばれる留分から作られています。

このナフサから幾つかの工程を経て下記の様な化学製品を製造しています

•エチレン
•ベンゼン
•トルエン
•キシレン
•スチレン  等

これらは一般的に基礎化学製品と言われており、様々な石油製品の原材料となっています。
(特にベンゼン、トルエン、キシレンをまとめてBTXと言う事もあります)

多くの国内の石油元売りはこの基礎化学品までを製造しております。
これらを加工してできるもの全てを総称して石油化学製品と言われています。

例としては
•建材
•医薬品
•ゴム製品
•自動車部品
•etc…

と、身近にある物の大半に使われています。
現代社会において、石油製品を使わずに生活する困難さは調べるほどに理解できると思います。

SDG’s脱炭素の流れで、石油などの化石燃料についての風当たりが強い世の中ですが、生活に豊かさをもたらしている代表的な物です。

燃料は何とか代替出来たとしても、それ以外の石油製品を代替する事は非常に難しいのが現実だと思っています。

ざっくりではありますが、石油製品の概要の紹介でした。
聞いてみたいトピックや、深掘りをしてほしいトピックが有ればコメント、質問を貰えたらと思います。

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