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ヘルスケア新聞 使い方で効き目が違う?塗り薬の話

こんにちは大井田薬局です!
毎日寒いですね。そろそろ立春の時期ですが、まだまだ暖房は手放せない日々が続きそうです。

暖房の種類にもよりますが、部屋が乾燥しませんか?
私は、部屋が乾燥すると皮膚もカサカサしてきて痒くなりがちです。

そこで頼りになるのが、塗り薬です。
ただ、選ぶときに軟膏や、クリーム、ローションなどと種類があって選ぶのが難しくないですか?

そこで! 
今回は、塗り薬の種類について特徴を説明していきたいと思います。

最後までぜひご覧ください!


塗り薬の種類を紹介します!

塗薬…といっても実は色々あるんです。
紹介していきますね!

軟膏剤の特徴

半透明な剤形でべたつきが多少あります。
刺激性が弱く、肌の弱い人にも使いやすいです。
保湿力が強く皮膚を保護してくれます。

※保湿によく使用されるヒルドイドソフト軟膏は、軟膏の名前がついていますが実際にはクリームに近い使い心地になりますのでご注意くださいね!

クリーム剤の特徴

白い剤形で軟膏よりもべたつきは少ないです。
水分を含んでいるので刺激が多少あります。
ジュクジュクしたところや、傷のところには使えません。
伸びが良く広い範囲に使用しやすいです。

ローション剤の特徴

とろっとした塗り薬で軟膏、クリームよりべたつきが少ないです。
水分を含んでいるので刺激が多少あります。
ジュクジュクしたところや、傷のところには使えません。
さらっとしており、気化するので夏などに使いやすいです。

まとめると

傷があったり、皮膚が荒れている→軟膏
べたつきが嫌だ→クリーム
さっぱりしたい→ローション

というイメージで使用していただくとよいかと思います!


塗布と塗擦

一言で『塗る』といっても、説明書を見ると、『塗布やまたは塗擦』と書かれていることがあります。

この言葉にはどんな違いがあるのでしょうか。
説明していきますね!

塗布について

「塗布」というのは、単純塗布とも呼ばれ、多くの方がイメージするように優しく塗り広げます。ステロイドなどの外用薬や多くの塗り薬でこの方法が使用されます。

このような場合は、皮膚の状態が悪くなっていることが多いです。

皮膚の状態が悪いと皮膚のバリア機能低下し、薬が入りやすくなっています。そのため、よく塗りこまなくても成分が皮膚に入っていくのです。

塗擦について

また「塗擦」では、刷り込むように塗ります。そうすると経皮吸収される量が増加し効果が良く出ます。

スキンケアに使用する保湿剤や、消炎鎮痛剤の外用剤などはこの方法で使用することが多いです。

このような場合は皮膚のバリア機能はあまり落ちておらず、塗擦が必要と考えられます。

実際、ヒルドイドソフト軟膏や、クリームなどの添付文書には、通常、1日1~数回適量を患部に塗擦又はガーゼ等にのばして貼付する。と記載があります。

塗擦は、やりすぎると皮膚を傷めてしまう可能性もありますのでご注意ください。

まとめ

ここまで、塗り薬について紹介してきました!

いかがでしょうか。
成分ももちろんですが、使う剤形の種類や使い方によっても効果に差がでそうですね。

まだまだ寒くて乾燥する日々が続きますが、お薬をしっかり使って対策していきましょう!

お薬のことでお困りのことがありましたら是非大井田薬局のスタッフにご相談ください!


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